今週は、 敬語の適切な使い方について取り上げます。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < メールの敬語 >
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「社長にお聞きしてから」
気になる敬語の使い方として、
社外の相手に社内の人のことを伝える際に
尊敬語を使っているケースがあります。
代表者への取材依頼について
広報担当者から
「社長にお聞きしてから、ご返事いたします」
とメールで返信がありました。
担当者自身が社長と直接メールでやりとりする場合は
「立てる」べき相手は社長ですから
「○○社から取材の依頼があったのですが、
今月の社長のご都合をお聞きしてから、返答することにいたします」
のように、社長に敬語を使った一文で問題ありません。
しかし、社外の相手に返答する場合は、
「立てる」べきは、自社の社長ではなく
社外の相手になります。
したがって、依頼先には
「(社長の)佐藤の都合を確認しまして、ご返事いたします」
と返信するのが適切な敬語の使い方です。
社内で敬語を使うべき相手でも
社外の相手に対しては、
自分の立場と同等とし ・・・ 「確認しまして」
へりくだって相手を立てます。・・・ 「ご返事いたします」
社外の相手とのやりとりで
「あいにく社長は、4月25日まで海外出張で不在になさってます」
という敬語の使い方も同様の誤りです。
「する」の尊敬語は「なさる」ですが、
社外の相手に社長の不在を伝えるときには用いません。
「あいにく(社長の)佐藤は、
4月25日まで海外出張で不在にしております」
とするのが適切です。
今週はこのように
ビジネスメールでの敬語の適切な使い方について
例を挙げながら紹介していきます。
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