今週は、 同じ読みで意味が違う言葉についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 言葉の違い >
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「不祥」と「不詳」
今週は、同じ読みでも漢字と意味が異なる
言葉を取り上げ、今一度確認していきたいと思います。
「不祥」と「不詳」。
「祥」と「詳」が似ていて、間違いやすいです。
簡単に言うと
「不祥」は、よくないこと
「不詳」は、はっきりしないこと
を意味します。
関係者にとって不都合なことを「不祥事」と言いますが
この時に使うのが「不祥」です。
一方、
何歳かはっきり分からないことを「年齢不詳」と言いますが、
この時に使うのが「不詳」。
文字通り「詳しくない」ということです。
「不詳」に関連して「未詳」という言葉もあります。
どちらも「分からない」という意味ですが
はっきり分からないことを「不詳」、
例)作者不詳の古文書
今のところまだ分からないことが「未詳」
例)未詳事件、成立年代が未詳
という違いがあります。
<追記>2023.06.07
自分をへりくだって言うときに使うのは
「不肖」。
親に似ず、愚かな子どものことを謙遜の意味を込めて
「不肖の息子」
と言ったりもします。