今週は、肯定的な表現例について取り上げます。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法             < 短所を長所に(5)
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                        批判になりそうな表現

今週は、知っておくとよい
短所を長所に書き換える表現例をご紹介してきました。

場合によっては
相手に対するマイナスなイメージを伝える表現があります。

例えば「単純」。
「彼は単純だから」
と書くと、自分にはそんなつもりはなくても
とりようによっては相手を批判したことになることがあります。

そんなときは
「素直」と書きかえてみます。
「彼は素直な人だから」
とすると、マイナスな印象はなくなります。

同様に
「彼女はそういう点では要領が悪いから」
というようなときは「不器用」
といいかえます。
「彼女はそういう点では不器用だから」。

ただし、「素直」も「不器用」も自分では使わない方がいいと思います。
自分の都合が悪い時に使うと、きわめて都合のよい表現だからです。

▼ マイナスをプラスに転換
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「部長は細かくて…」と書くより
「部長はチェックが厳しいから」。

「なにかと先輩は大ざっぱだから」は
「先輩は鷹揚な人だから」。

マイナスな表現は後に続く一文もマイナスな内容になりがちですが
少しでも肯定的にいいかえると、
文全体もプラスの印象を与える一文になります。

人を評するときは「良く言いかえる」ことを
意識してみましょう。

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今週は、肯定的な表現例について取り上げます。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法             < 短所を長所に(4)
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                          婉曲に表現する

今週は、知っておくとよい
短所を長所に書き換える表現例をご紹介しています。

「ちょっと変」「なんかおかしい」という場合
親しい間柄なら、直言することも
相手に対する愛情と言えますが
一般的にはなかなか指摘しづらいものです。

何といってよいかわからないけど
バランスが悪いとか、何かが欠けている、ミスが多い
という状態の時、

親しい相手なら
「なんか変!」「おかしいんじゃない?」
と直言できますが、そうでない場合は

「いつもと違う」「いつもと違う気がします」
と、通常とは異なる状態、事態であると伝えます。

「いつもの○○さんらしくないですね」
という表現の仕方もあります。

▼ ズバリより緩やかに
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
相手の奇抜な発言、発想、見た目に対する
リアクションとしては
「かわってる」「かわった○○ですね」
という表現がありますが

私がよく使うのは
「珍しいですね」。

あからさまに変人扱いするより
やや婉曲な表現になるのではないでしょうか。

「珍しい」に代る言葉としては
「独特」「個性的」「ユニーク」
が挙げられます。

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今週は、肯定的な表現例について取り上げます。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法             < 短所を長所に(3)
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                          褒めるときの表現

今週は、知っておくとよい
短所を長所に書き換える表現例をご紹介しています。

相手に対してや、相手が出した成果や結果に対して
「なんとも言いようがない」ということがあります。
そのまま「なんとも言いようがないですが…」とか
「まあまあじゃない」と表現してしまうと
相手は気を悪くしてしまうことが多いです。

では、どうするか?

このように
具体的にどこをどう褒めていいか分からない
どの点を評価していいかわからない時に
使える表現が「いい感じ」です。

「いい感じに仕上がりましたね」
「収まりがいい感じです」
「なかなかいい感じ」

▼ 効果的に褒めるには…
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
逆に、褒めるポイントが明らかな時、はっきりしているときは
その点に焦点を当て、具体的に表現すると相手に訴える力が強いです。

例えば
「○○さんは仕事が早いので、助かります」
「書き出しにインパクトがあって面白いですね」
といった具合です。

「見た目は地味ですが、丁寧で丈夫に作られています」

このように、短所に相当する部分を
長所として取り上げて評価するのも効果的な誉め方といえます。

「いつも気を配ってくれて、ありがとう」

文頭に添えた「いつも」という表現の効用も大きいです。
「今だけでなく」継続して評価されている点がうれしく感じられるものです。

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このフレーズ集に続き、文例集がもうすぐ出ます。乞うご期待!

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>今週は、肯定的な表現例について取り上げます。
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仕 事 の メ ー ル 作 法  < 短所を長所に(2)
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人の批判

今週は、知っておくとよい
短所を長所に書き換える表現例をご紹介しています。

身近に一人や二人いるのが、おせっかいな人。
「Aさんはおせっかいが過ぎる」「Aさんはおせっかいだから」
と書くと悪口になりますが
「Aさんは面倒見がいい」「Aさんは世話好きだから」
とすれば、人づてに本人が聞いたとしても悪い気はしません。

おとなしい人のことは
「物静かな人」。もっと言えば「思慮深い人」。

ずけずけとものを言う人、口うるさい人は
「率直でわかりやすい」
と評することができます。

本人には明かさないつもりでも
うっかり言ったり書いたりした相手への批判が
めぐりめぐって本人のもとに届くとも限りません。

人を評するときは
差し障りがない表現にいい換える術を知っておくのも
処世術の一つではないでしょうか。

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今週は、肯定的な表現例について取り上げます。
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仕 事 の メ ー ル 作 法  < 短所を長所に
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ものの言い方

同じことを言うのでも肯定的に表現するのと
否定的に表現するのとでは、相手の反応に格段の差が出ます。

誉めちぎればいいというものでもありませんが
思ったことをそのまま書いたり、口にしたりしたのでは
相手の反感を買ったり、人間関係にしこりや禍根を残します。

人を評するときに
ほんの少し表現に気をつかってみましょう。例えば…

見た目が地味な人のことは
「年齢より老けて見える」より
「年齢の割に落ち着いた印象の人」。

洋服やネクタイのセンスがいまひとつな場合は
「古くさい」と一刀両断するより
「味のある」と言い換えれば、印象は良くなります。

今週は、知っておくとよい
短所を長所に書き換える表現例をご紹介します。

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今週は、気をつけたい表現についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法  < メールの失言(5)
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「理由は後付け」

今週は、相手に失礼にならない“ものの言い方”について
取り上げてきました。

最後に、私自身の失敗談をご紹介します。

ある客先に、名刺のデザインを提案しに行った際
マークの制作意図を伝えるときに、つい
「理由は後づけですが…」
と口にしてしまい、担当者は苦笑い。

これ、「デザインありきで、理由は後から付け加えました」
と言っているのと同じ。

懇意な相手で、
デザイナーの仕事に全幅の信頼を寄せてくださっていたので
私が口走った余計なこともさらっと聞き流してもらえましたが
後で自分でかなり反省しました。

たとえ、相手が
デザイン案に真っ先にとびつきチェックを始めても
その意図や理由をきちんと説明できなければ
提案したことにはなりません。

話し言葉も書き言葉も
ついうっかり言ったり、書いたりしたことが
思わぬトラブルを招くことがあります。

ビジネスメールも
その場の感情や思いつきで書きたてず

一度冷静に伝えるべきことを整理し
そう書くことによって相手に与える効果や影響を考慮してから
送信ボタンを押すようにしたいですね。

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