今週は、ちょっとした言い回しの工夫をご紹介します。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法           < 好印象を与える表現(2)
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                       「ご存じでしょうか?」

上司に対して
「○○について知ってますか?」
という尋ね方をもっと丁寧にするには?

「○○の件を知っておられますか?」
「○○の件をお知りになっていますか?」
はどうでしょうか?

一見、丁寧な言葉遣いのように感じますが、
「知る」の尊敬語は

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今週は、読者のかたから頂いた質問にお答えします。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法          < 読者からの質問(4)
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                    「無理です」では伝わらない?

バックナンバー VOL.1388 < 婉曲に伝える >で

「無理です」のいい換えについて、読者のかたからいただいた感想です。

<読者の感想>—————————————————-

「無理です」の言い換え⇒「難しいです」
とありましたが、「難しい」は「無理」と同義ではなく、
曖昧な表現で受け手によっては「無理」と捉えていただけないケースが
あります。

つまり、難しい、とお伝えしても、
お客様によっては「まだ調整中なのだな」という判断をされてしまい、
「あの時、難しいと伝えた」「いや、出来ないとは聞いてない」と
押し問答になってしまうのです。

或いは、「難しいですね」とその場でお伝えしても、
「難しいだけなんですよね、じゃ何とかなるか
もう一度調整してください。頑張って。」
等と揚げ足を取られたりも・・・。
(過去、そうしたケースが当方ではあります。いやらしいなぁ、
とは思いますが、お客様の前で、そうも言えませんし・・・)

特に企業同士での質疑応答の中では、
文書として残るのであればなおさら、
後々のトラブルを避けるために曖昧な余地を消す必要がある
と考えています。

参考にしていただければ幸いです。
読者 R.F さん
——————————————————————

確かに「難しい」という婉曲な表現だと、「難しいだけで、対応は可能な
んだな」という捉え方ができます。

直接的な表現を和らげるつもりが、R.Fさんのご指摘のように、場合によっ
ては相手に都合よくとられてしまうこともあるということですね。

私はこれまで「無理です」という意思を伝えるために「難しいです」と表
現して、相手に理解されてきたので、それが通らない場合もあるというこ
とを知り、勉強になりました。

その依頼や要求には「応じられない」「対応・対処が不可能」
という場合は「難しいです」という婉曲な表現ではなく
「いたしかねます」ときっぱり断る姿勢を示すことが必要。

できないと意思表示したうえで
「恐れ入りますが」「誠に申し訳ありませんが」
という婉曲な表現を添える文の組み立てを覚えておきましょう。

 
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【しごび】の お 知 ら せ
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広島限定情報ですが…

明日、11月27日土曜日の朝
神垣がラジオに出ます!

広島のラジオ局・RCCの番組
「週末ナチュラリスト」

10時ごろに、10分程度
電話出演の予定。

メールについてのあれこれを
語ることになっています。

地元のみなさん、聞いてくださいね~!

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今週は、直接的な表現を避けた表現方法についてです。
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仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法   < 婉曲に伝える(5)>
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婉曲な表現の使いみち

今週は、スマートに相手に伝えるときの言い回しについて取り上げてきま
した。

「婉曲」を辞書で引くと「言いまわしが穏やかでかど立たないさま。露骨
でなく、遠まわしに言うさま」とあります。

婉曲に書こうとすると、表現が遠まわしになり、本心が伝わりにくいとい
う点は否めませんが、一方で、穏やかに表現することでやりとりを丸く収
める効果があるのもまた事実。

特に、否定したり、拒絶するような場合、そのままダイレクトに「だめです」
「嫌です」「できません」と伝えてしまうと、相手は良い印象を持ちません。

ストレートな表現は分かりやすい半面、ダイレクトに相手の感情に訴える
ので、マイナスな要素が強い内容ほど注意しないと、相手によけいな不快
感・不信感を与えてしまうのです。

「嫌いだから」というのも理由の一つではありますが、こうした感情的・
主観的な理由はビジネスの場ではあまり説得力がありません。

本音と建前は表裏一体。本音だけでもかどが立つし、建前だけでもやりに
くいですが、

本音をそのまま伝えることが正直なのではなく、建前をうまく使って本音を
伝えるのがビジネスをしていくうえでの知恵ではないでしょうか。

ものの言い方を知らないがために、トラブルになることも往々にしてあり
ます。

なぜ、できないのか、なぜ、そうするのかという理由と
それを穏やかに伝える表現力があれば、
とげとげしいやり取りを避けることができるはず。

婉曲な言い回しを効果的に使えるようになりたいですね。

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今週は、直接的な表現を避けた表現方法についてです。
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仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法           < 婉曲に伝える(2)
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                     「お断りします」の言い換え

今週は、スマートに相手に伝えるときの言い回しについて取り上げています。

断るときの言葉には気を遣います。

あまりにストレートに表現してしまうと、相手との関係にしこりを残し、
かといってと遠まわしに伝えようとすると相手に真意が伝わらず、空振り
に終わることも。

はっきり「お断りします」と伝えると角が立つ…というときの別の表現を
考えてみましょう。

相手からの提案を断るときの言い回しとしては…

先日ご提案いただいた件ですが、社内で協議した結果
 いったん白紙に戻すことにいたしました

「お断りします」に代わる表現が「いったん白紙に戻す」です。

ほかには
「このたびは見合わせることにいたしました」
「このたびは見送ることにいたしました」
という言い回しもあります。

「先日ご提案いただいた件ですが、残念ながら
 ご期待に添うことができません」

「ご期待に添うことができません」は
「採用には至りませんでした」と言い換えることもできます。

「残念ながら」がなくても意味は通じますが、心情を表すひと言を添えると、
断りの文面でも全体の印象が和らぎます。

 
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今週は、直接的な表現を避けた表現方法についてです。
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仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法                                                < 婉曲に伝える
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「無理です」のいい換え

本音を伝えることは大切ですが、表現が直接的すぎると、相手を必要以上
に傷つけたり、不愉快にしたりすることがあります。

今週は、スマートに相手に伝えるときの言い回しを考えていきたいと思い
ます。

「無理です」
断るときによく使われる表現ですが、このフレーズを見たり聞いたりする
たび、大人なんだからもう少し言い回しを考えたらよいのに…と思ってし
まうのは私だけでしょうか。

「無理です」は「難しいです」といい換えることができます。
例)明日までの提出は無理です。

明日までの提出は難しいです。
明日までの提出が難しい状況です。

「無理です」「できません」と伝えるときは「~しかねます」「~いたし
かねます」といい換えることができます。

例)その件については、同意しかねます。
当方では対応いたしかねます。

「無理です」に関連して「嫌です」と伝える場合も婉曲に表現する場合は
「苦手です」という表現があります。
例)たばこを吸う人が嫌です。

たばこを吸う人が苦手です。

「苦手です」のほかに「困ります」といい換えることもできます。
例)○○さんと比較されるのは嫌です。

○○さんと比較されても困ります。

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今週は、助詞「が」を多用しない文章の書き方についてです。
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  仕 事 の メ ー ル 作 法                                    < 助詞「が」の多用(3)
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                                                                                             接続助詞「が」

下記は、接続助詞「が」を多用した文の一例です。

心配していたことが
現実になったわけですが
今後の対策を決めた方が
いいかもしれません。

このように「が」でつないだ文章は、
だらだらとして読みづらいです。
すっきりさせるには、「が」を句点「。」に置き換えて
みることです。

上記の例文の場合は、最初の方の一文
「心配していたことが現実になったわけですが」の「が」を
句点に置き換えることができます。そうすると…

心配していたことが
現実になったわけです。
今後の対策を決めた方が
いいかもしれません。

このように「が」でつながった一文を句点で
2つの文に分けると、読みやすくなります。

接続詞として「したがって」「ですから」や
「早急に」「至急、」という言葉を添えてもよいでしょう。

文と文をつなぐ接続助詞の「が」は
1つの文章に1つが目安です。

「が」を多用しないコツは、「が」を句点に置き換え
文章を区切ることができないか、考えてみることです。

 
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