今週は、読者のかたからいただいた質問にお答えします
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仕 事 の メ ー ル 作 法  < 読者からの質問 >
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目に留めてもらう工夫

<読者からの質問>————————————————

質問です。
PTAなどで出すお知らせ、学校からのお知らせもあって
保護者が手にするプリントはけっこうな量です。

目を通してもらえる工夫、
神垣さんなら、どんな工夫をされますか?

PTA以外で、生協の組合員向けのお知らせを作っています。
注文書と一緒に入れますが、目に留めてもらえる率が低く
紙の両面に印刷したら、裏面には気付いてさえもらえない
なんてことも・・・。(涙)

全員は無理としても、
お知らせの存在に目を留めてもらう工夫、
お知らせの内容に関心を持ってもらう工夫、
いつか【しごび】で取り上げて頂けると、ありがたいです。

(読者 A.Iさん)
——————————————————————

文面のインパクトを考えるのも一つなんですが
ちょっとはずして「形・様式」を変えるというのも手だと思います。

例えば、紙の色を変える。

実際に私もPTA活動を通して知ったのですが
年に一度の文化祭関係の配り物は
毎年、テーマカラーを決めて、
その色の紙に統一して印刷し、配布するんです。
(ちなみに今年はブルーでした)。

PTAのプリント関係って、だいたいわら半紙だと思うのですが
その中にブルーの配布物があると目立って
目に留まりやすいのです。

予算的に可能なら、紙の質を変えるという方法もあります。
同じ白い紙でも光沢のある紙にするとか
厚みのある紙にすると、「おっ!?」と思います。

▼ 活字の中に手書き文字
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
それから、敢えて手書きにするというのも一つ。
学校の配布物も生協のお知らせも
たいがいワープロできれいに打った活字が並んでいますよね。

ですから、見出し部分とか、強調したい箇所だけ
太めのマジック(私はペンテルの水性マジックを愛用)で
手書きしたり、罫を入れて囲んだりするのです。

そうすると、その他の配布物より
目立ちやすくなります
(折り込みチラシでもときどき見かけます)。

文字ばかりの文面なら、
思い切って大きくイラストを使ったり
カットのイラストを紙面に配すると
見た目の印象が変わります。

▼ 方言や話し言葉のインパクト
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
文面のインパクトという点では
キャッチコピーや見出しなど、ポイントになる文に
方言や話し言葉を使う、という方法もあります。

学校の配布物には不向きかも知れませんが
例えば、呼びかけたり、告知する場合は
「みんな、きてみんさい!」
「はよ来んと、の~なるよ!」
のようにその土地土地の方言を使うと
目を引くとともに親しみがわいてきます。

方言がNGの場合は、話し言葉にしても
親近感を覚えます。

配布物やプリント関係は似たようなものが多いので
文面以上に、見た目のインパクトや効果を考え
工夫してみることをおすすめします。

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今週は、読者からいただいたメールにお答えします。
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仕 事 の メ ー ル 作 法  < 読者からの意見&質問(4)
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「今日いる」

<読者からのメール>———————————————-

同僚のAさんが、Bさんにメールを送りました。
メールに
「今日いるBさん
***(例:掃除)をお願いします」と書いてあります。

Bさんはよく他の事業所に出かけ、
Aさんがいる事業所に不在の日があります。
「今日いる」は今日の日に居るBさんのことを指しているでしょうか?
ネットで調べもわからないし、Aさんとは馴染みがないので、
直接尋ねづらかったのです。

Bさんは私と同じ外国人で、本人は意味はよく分からなかったようです。
でも、なんとなく「今日いる」の言葉は失礼と感じます。

(読者 Oさん)
——————————————————————

「今日いるBさん」という一文は
不在がちな相手に対し、
今日は事務所に「いるのなら」「いるはず」と
最初から「いる」と決めつけて書かれている感があり
不躾な印象を与えるのではないでしょうか。

事務所に不在がちなBさんに対し、メールを送る場合
本人が「今日」事務所にいるかいないかをまず確認する必要があります。

この場合
「Bさんは今日、事務所におられますか。
***をお願いしたいのですが、今日の予定をお知らせください」
と書き換えることができます。

事務所に不在がちなBさんに
その日のうちに依頼したい作業がある場合は
メールで尋ねるより、

電話や口頭で直接
その日の所在を確認してから依頼する方が
確実だと思います。

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今週は、読者からいただいたメールにお答えします。
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仕 事 の メ ー ル 作 法  < 読者からの意見&質問(3)
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「CC」の相手へコメント

VOL.1137の「CCのメンバーの名前別に個別にコメント」


についていただいたご意見です。

<読者からのメール>———————————————-

「VOL.1137」を読んでですが、
「CC」の使い方にはビックリしました。

「CC」宛ての方へ、コメントを書いたりする場合もあるんですね。

私の場合、「CC」は相手からのアクションを望まないが、
全く知らないと困るので、参考に送る方に使っていました。
コメントをする相手なら「To」にしています。

私へのメールが「CC」の場合は読んで終了です。
大きな問題があれば連絡しますけど。

職業によって使い方が違うんですかね。
(読者 H.Hさん)
——————————————————————

CCの使い方としては
上記のH.Hさんが書かれているような対応が
一般的だと思います。多くの場合、私もそうしています。

ただ、私の場合
発注元からの連絡を
私が一緒に組んで仕事をするデザイナーやフォトグラファーに連絡する
という状況がよくあります。

そうした場合
発注元へは「To」
同時に連絡するデザイナーやフォトグラファーには「CC」で送信。

そのとき、デザイナーやフォトグラファーへの
個別の連絡も書き添えて同報することにしています。

このような場合
「To」は発注元
「CC」は発注元からの仕事を一緒に組んで対応する他の業者
と区別していますが
すべて「To」で送信するほうが適切な場合もあります
(上下関係をつけず、すべての相手に対等にやりとりする場合)。

送信する相手との関係、
社内向けか社外向けかでも
「To」か「CC」かの分け方は違ってくるかもしれません。

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【しごび】 の お す す め
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私はもう、このスタンドなしではノートパソコンを使えません。

目の位置に画面が来るので
姿勢が崩れず、肩が凝りません。

もう、ご存じの方も多いと思いますが
ノートパソコン用スタンド「これはいるか」と
その改良型の「ネットサーフィン」。

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今日は、読者のかたからの質問にお答えします。
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読 者 か ら の 質 問      「10日ぶりのご無沙汰」
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先日配信したメールマガジン冒頭の表現について
読者のかたからいただいた意見を紹介します。

<読者からのメール>————————————–

本日のメルマガに、ちょっと引っかかる表現があったので、
メールしました。

それは、「10日ぶりのご無沙汰でした」です。

Yahoo!辞書によると「ぶり」は、

時間を表す語について、それだけの時間を経過して、
再び同じ状態になることを表す

とあります。

これにあてはめると、
「10日経って、再びご無沙汰する(10日前もご無沙汰していた)」
というようなことになりませんか?

「10日間のご無沙汰」あるいは「10日ぶりの配信」
というほうが、私にはしっくりきます。

ご意見をお聞かせいただければ幸いです。
(読者 K.Kさん)
———————————————————-

きちんと調べずに、うろ覚えのまま言葉を使うと
こういう事態を招いてしまいます。失礼しました。

K.Kさんのご指摘の通り
「10日ぶりのご無沙汰」は
時を経て同じ状態になることを指す「ぶり」と
「ご無沙汰」の組み合わせに違和感があります。

つまり、「10日ぶりのご無沙汰でした」というのは
誤った表現。

「ご無沙汰」を生かすなら「10日間のご無沙汰」
「~ぶり」を生かすなら「10日ぶりの配信」
が表現として収まりがよく美しいです。

聞きかじった記憶のまま言葉を使わず
「あれ? なんか変」と思った時点で
辞書を引いて調べることが大切です。

K.Kさん、ご指摘ありがとうございます。

 
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今週は、読者からいただいたメールにお答えします。
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仕 事 の メ ー ル 作 法  < 読者からの意見&質問
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.exe ファイルの取扱い

VOL.1129にて
添付ファイルを送る際、GmailなどのWebメールを活用する方法をご紹介
した際にいただいたご意見です。

<読者からのメール>———————————————-

いつもはただ読んでいるだけなのですが、
T.Nさんの「exeファイルはじかれ問題」については、
ちょっとひっかかりましたので、述べさせてください。

私もコンピュータ関連の仕事なので、本当にごくたまにですが、
exeファイル(実行形式ファイル)を送ったり受け取ったりする
ことがあります。

ただし、exeファイルをダイレクトに送るのは、少なくとも私の周りでは、
「ご法度」あるいは「禁じ手」ですね。

厳しい(というより当然の?)ポリシーの会社で、
自前のメールサーバーを構えているところでも、
gmail同様、そのメールは届かないと想定します。

場合によっては、相手方のシステム部が間に割り込むようにして、
「exeファイルのやりとりはやめなさい」メールを送ってくることも
あるようです(私は叱られたことないですが。ホント)。

最終的な納品物は、たとえサイズが小さくても
CD-ROMなどに焼いてから渡します。

ただ、どうしても開発途中のお試し版や
ちょっとした修正版を送りたいときって、確かにありますね。

そういう場合は(少しの緊張と罪悪感を感じながら?)、
拡張子を“eee”とか“abc”みたいなダミーに書き換え、
メールの本文にて「拡張子を“exe”に戻してから実行してください」
という旨を伝えます。
(読者 Kさん)
——————————————————————

送信した添付メールを相手が開けないという状況の時
双方がGmailなどのWebメールを利用して送受信する方法があることを
ご紹介したのですが、

Gmailの場合
拡張子が .exe のファイルなどはブロックされて
送受信できない状態になるとのこと。

私自身が .exe のファイルを扱ったことがなく
ピンと来ていなかったのですが
「.exe 」の拡張子は
メール添付型のウイルスに含まれていることがあるため
Gmailでは警戒して、はじかれてしまうようです。

実際に.exe ファイルやり取りするのは
限られた状況のときと思われますが

Kさんがお知らせくださったとおり
通常のメールでもはじかれる可能性が高く
取扱いには注意を要することをお伝えします。

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今週は、読者のかたからの質問にお答えします
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仕 事 の メ ー ル 作 法  < 読者からの質問(5)
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名前を名乗る

<読者からの質問>————————————————

メールで自分の名前を先に名乗るか、後に名乗るか
で悩んでいます。

1)私のスタンダード

いつもお世話になっております。
○○○○○○(社名) 山田(名前)です。

(本文)

以上。よろしくお願いいたします。

2)よく見かけるタイプ

いつもお世話になっております。

(本文)

山田

1)の方が丁寧な感じがするので、
私はずっとこのスタイルをとっていますが

アウトルックの送信者欄に名前が出て、冒頭で名を名乗って、
最後の署名で締めてると、
知り合いより『なんぼ自分の名前をアピールしてんねん』って
いわれました。

アドバイスをよろしくお願いいたします。
(読者 T.Yさん)
——————————————————————

自分の名前をメール冒頭で名乗るか、後にするかは
相手によると思います。
社外の相手、社内の相手によっても違ってきます。

T.Yさんの場合は
通常は1)のパターンで問題ないと思いますが
社内関係者や、名乗るまでもない既知の間柄の相手なら
2)のパターンを使ってよいのではないでしょうか。

私は個人営業で、“社内”に相当する相手がなく
仕事関係のメールはすべて“社外”の相手なので
最初に自分の名を名乗る1)のパターンを使っています。
親しい間柄の仕事仲間でも、仕事のメールではこのパターンです。

ただ、仕事以外の私的なメールでは
最後に名乗る2)のパターンにしています。

メールでは特に「一律な対応」より
その時々の「状況に合わせた対応」が必要に思われます。

初めてやり取りする相手と
懇意な相手とのメールでは
言葉の選び方も変わってくるもの。

基本のパターンにプラス、状況に合せた応用パターンを
持っておくといいですね。

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