今週は、確認や依頼をするときのメールの書き方です。
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仕 事 の メ ー ル 作 法          < 打診のメール(3)
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                           催促・督促

期日を過ぎても連絡や入金がない。
困りますね。

そんなときのメールでは、感情はまず抑え、
責め口調ではなく、確認することから始めましょう。

相手に「気づかせる」文面にするのがポイントです。

振込みの確認のほか、納品や提出が期限を過ぎている場合の催促にも
応用できます。

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件名:◇◇の制作費請求について

本文:○○様

いつもお世話になります。▽▽です。

このたびご依頼がありました◇◇の制作費
について確認させてください。

△月△日付けにて請求書をお送りしたのですが、
お手元に届いておりますでしょうか?

×月×日の時点で、入金が確認できなかったため
今一度、請求書についてご確認をお願いする次第です。

恐れ入りますが、ご対応のほど
よろしくお願いいたします。

もし、本メールと行き違いですでにご入金いただいておりましたら
失礼をお許しください。

取り急ぎご連絡まで

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<打診のポイント>

・件名で具体的に確認したい内容を挙げる。

・「◇◇の制作費」「△月△日付け」など、 案件や日時を明確に記述。

・「お手元に届いておりますでしょうか?」と、まず打診。
 実際に手元に届いてないことも考えられるので、最初から決めつけない。

・届いていても、何らかの事情で対応が遅れていることもあるので
「ご確認をお願いする次第です」と、今一度の確認を相手に促す。

・行き違いで、すでに入金されている場合もあるので、
 その点も想定した一文を添える。

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今週は、確認や依頼をするときのメールの書き方です。
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仕 事 の メ ー ル 作 法   < 打診のメール(2)
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返信の確認

送ったはずのメールに返信がない。相手からの返信を待っているのだが…

そんなときも焦らず騒がず、まずはメールが届いているかどうかの打診で
始めると角が立ちません

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件名:△月△日にお送りしたメールについて

本文:○○様

いつもお世話になっております。▽▽です。

△月△日に、××社◇◇様へのご紹介をお願いしたい旨のメールを
お送りしたのですが、届いておりますでしょうか。

もし、未送信でしたら、改めてお願いのメールをお送りしますので、
お手数ですが、ご連絡いただければ幸いです。

すでにメールをお読みいただいており、
ご対応が難しいようでしたら
◇◇様をご紹介いただく件は今回は見送ろうと思います。

ご多用のところ、お手を煩わせて恐縮ですが
ご確認のほど、よろしくお願いいたします。

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<打診のポイント>

・件名には、メールを送った送信日を明記。

・本文では、送ったのがどういう内容のメールか簡単に触れ
届いているかどうかを打診
(実際に、送信ミスで届いていないこともあるので)。

・メールが相手に届いていて、
何らかの問題があり、返信しないことも想定される。
そのような場合も相手を責めず、深追いしない。

・あくまで、メールが届いているかどうかの確認に留め
相手の返事を待つ姿勢で文章をまとめる

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今週は、確認や依頼をするときのメールの書き方です。
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仕 事 の メ ー ル 作 法   < 打診のメール
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日程の変更

相手に確認や依頼をすするときは「まだですか?」「だめですか?」と
いった単刀直入な聞き出し方ではなく、一度、相手の意向や状況を尋ねて
から本題を切り出すほうがスムーズなやりとりができます。
今週は上手な打診の仕方について考えていきましょう。

すでに調整済みの打ち合わせの日程。
急遽こちらの都合で変更しなければならなくなった。
そんなときの打診の仕方です。

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件名:△月△日の打ち合わせ日程変更のお願い

本文:○○様

いつもお世話になっております。▽▽です。

先日お願いしておりました△月△日(△曜日)の
Webサイト制作の打ち合わせについて
日程の変更をお願いすることは可能でしょうか。

今回、サイトで紹介する◇◇の準備が遅れており
恐れながら、日程変更をお願いしたい次第です。

×月×日(×曜日)のご都合はいかでしょうか。

時間は当初の予定通り、10時30分
もしくは、○○様のご希望に合わせます。

もし、変更が難しいようでしたら、
○○様のご都合の良い日程候補を幾つか挙げていただきましたら
当方で調整いたします。

大変勝手なお願いで恐縮ですが
ご検討のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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<打診のポイント>
・件名も「日程変更のお願い」である旨を明確に。

・こちらの都合による日程変更なので
「変更をお願いすることは可能でしょうか」と、
まずは相手の都合を尋ねる姿勢で。

・日程変更の理由も添える。

・自社の都合だけでなく、相手の都合も考慮して調整する。

・この段階で決定せず、相手に「検討」をゆだねる結びにする。

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今週は、感じのよいひと言をご紹介します。
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仕 事 の メ ー ル 作 法      < ちょっとした言い回し(4)
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                     「無理です」に代わる言葉

事情や理由があって対応できない、そんなとき、あなたはメールでどのよ
うに伝えますか?

会話でもメールでも、最近、増えていると感じるのが「無理です」。
特に「とても自分には対応できない!」という感情が強く働くとき
「無理です」を使うケースが増えているように思います。

気持ちとしては言葉どおりなのでしょうが、その言葉を受け取る側はとり
つくしまがありません。否定というよりも拒絶を感じてしまうからです。

断りや否定の意を表すメールでは、自分の気持ちを強く打ち出すより、
相手がどのように受けとめるか思いをめぐらしてみます。

「無理です」「できません」より
「難しいです」「対応しかねます」
と書くときつさが取れます。

▼ 否定を肯定に
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「あいにく」「恐縮ですが」「申し訳ございませんが」という言葉を枕詞
として添えると、さらに表現が和らぎます。

あいにくすでに予定があり、今回は参加が難しい状況です。
来月の定例会へは参加いたしますので、どうぞよろしくお願いいたします

申し訳ございませんが、担当者が出張中のため対応いたしかねます。
○日には戻りますので、こちらから改めてご連絡いたします。

といった具合に、次につながるフォローや提案ができれば、否定の内容も
肯定に切り替えることができます。

否定や断りを伝えるメールのほうが書きにくいものです。語調もきつくな
りがちなので、相手にネガティブな感情を残さない表現を工夫したいです
ね。

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【しごび】 の お す す め
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今週は、感じのよいひと言をご紹介します。
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仕 事 の メ ー ル 作 法   < ちょっとした言い回し(3)
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「このたびは」

このたびはお声かけいただき、ありがとうございます。

初めてメールでやり取りする相手に返信するとき、よく使うフレーズです。

相手から「はじめまして」と始まるメールを受け取り、返信する際「お
世話になります」と書くのは抵抗があります。仕事の打診や依頼の場合、
お世話になるのはこれからであって、これから関わろうとする相手にあり
きたりなフレーズで返したくないと思うからです。

そんなときに「このたびはお声かけいただき、ありがとうございます」を
使うようにしています。

▼ ひと言に気持ちを添える
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ネットオークションで落札後、初めて出品者に連絡を取る際、よく使うの
が「このたびはお世話になります」。

いきなり初対面の相手に「お世話になります」と書くのに抵抗があったの
で「このたびは」を添えるようにしています。これも、仕事のメールで初
めてやり取りする際に活用できるフレーズです。

テレビ業界では何時だろうと挨拶は「おはようございます」と聞いたこと
がありますが、メールでも「お世話になります」はメールの出だしの決ま
り文句として定着した感があります。

無難にそれで済ますのもひとつですが、初めての相手だからこそ、これか
ら始まるお付き合いを意識した言葉を伝えたいと工夫をしています。

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                        ひと呼吸置いた表現

毎度、勝手を申しますが、下記アドレスないしは携帯まで、
お返事をいただけると助かります。

上記は至急、連絡を要する相手からのメールの一文です。
急いでいるほど「至急、連絡ください!」と書きたいところですが、ひと
呼吸置いたこうした書き方の方が、却って「すぐ連絡しなければ」という
気持ちになるから不思議です。

この一文のポイントは「毎度、勝手を申しますが」と「お返事をいただけ
ると助かります」という表現です。

冒頭で「毎度、勝手を申しますが」とひと言添えることで、文章全体が和
らぎます(場合によっては「毎度」を省いてもいいかもしれません)。

相手にお願いしたり、手を煩わせるようなメールを送るとき、こうした前
置きになる言葉を添えると文章全体が丸みを帯びます。
「お手数ですが」
「おそれいりますが」
「恐縮ですが」
などがそれに当たります。

▼ 気持ちを添える
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
もう一つのポイントが「お返事をいただけると助かります」。

相手の行動を促す表現でも、「お返事ください」より「~いただけると助
かります」の方が感じがいいのは、表現が命令調でないからです。

同様に
「~していただけるとうれしいです」
「~していただけるとありがたいです」
という表現も私はよく使います。

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