今週は、「ら」抜き言葉にについて取りあげます。
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仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法      <「ら」抜き言葉に注意(3)
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                   「ら」抜きかどうかの見分け方

「読める」は「ら」抜きでOKなのに
「見れる」はNGで、「見られる」が正しい。

その違いは何なのでしょう?

文法の理屈はこうです。

「読む」のような五段活用の動詞の
可能形は「読める」。

「見る」「食べる」のような一段活用動詞
の可能形には「られる」を付ける。

でも、ここはさっと読み流してください。
肝心なのは、次からです。

▼ 「る」を取り、命令形にしてみる
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
もっと簡単に
「ら」抜きか、そうでないかを
確認する方法は……

その言葉の最後の「る」を取って
「命令形」にできるかどうか
です。

「読める」の場合
最後の「る」を取ると、命令形「読め」。

このように、違和感なく命令形になる語は
「ら」抜きでOK。

「見れる」の場合
最後の「る」を取り、命令形にすると「見れ」。

これは命令形として不自然なので
「ら」抜きはNG。「見られる」とします。

「食べれる」も
最後の「る」を取り、命令形にすると「食べれ」となり
おかしい。だから「ら」を付けて
「食べられる」です。

理屈を補足すると
最後の「る」を取り、命令形にできる動詞は
五段動詞なので「ら」抜きでOK
となり

命令形が不自然になる動詞は
五段動詞以外なので、「ら」を付ける

という見分け方です。

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【しごび】 の お す す め
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今回、このメルマガで紹介されている
女性カメラ店店員さん。

まったく同じ要素を
私は、先日“向井理激似”のメガネ店の
男性店員に感じたのだった・・・

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第26号 大手量販カメラ店店員
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今週は、「ら」抜き言葉にについて取りあげます。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法    <「ら」抜き言葉に注意(2)
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                          違いを知ろう

 「会場で弁当は食べれません」
 「緊張のあまり、寝れませんでした」
 「非常口からは出れません」

 これらは、すべて「ら」抜き言葉を使った一文です。

 ですが、この「ら」のない一文を読んで
 特に違和感を覚えない人もいれば
 「なんか変」と感じる人もいます。

 気になる人は、すごく気になる。
 気にならない人は、全く気にも留めない。
 というのが「ら」抜き言葉に対する反応と言ってよいでしょう。

 上記の例文は

 「会場で弁当は食べれません」    →「食べられません」
 「緊張のあまり、寝れませんでした」 →「寝られませんでした」
 「非常口からは出れません」     →「出られません」

 と「ら」を使うのが正しい表現です
 

 ▼ 「ら」なしの言葉と「ら」ありの言葉の違い
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ここで
 「ら」抜き言葉は文法的に誤っているから、
 書き言葉に使うのは不適切である!
 と全面否定するつもりはありません。

 会話で使い、耳から「音」で覚えてしまうと
 つい書き言葉にも「ら」抜き言葉を反映してしまうのは
 自然なことだと思うからです。

 でも、それをそのまま受け入れるのではなく

 「ら」なしで使ってよい言葉と
 「ら」を入れて使う方がよい言葉があること。
 その違いを知っておこう

 というのが、私が今回「ら」抜き言葉をテーマに取り上げた
 理由です。

 ほかにも
 「着れる」 → 「着られる」
 「見れる」 → 「見られる」

 ですが
 「読める」は「ら」抜きでOK。
 「乗れる」「愛せる」も同様です。

 さて、この違いはどこにあるのでしょうか?
 「ら」抜き言葉の見分け方を次回、ご紹介します。

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今週は、「ら」抜き言葉にについてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法      <「ら」抜き言葉に注意
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うっかり抜けていませんか?

「見れる」
「来れる」
「食べれる」

上記の言葉には、ある言葉が抜けています。
さて、それは何でしょう?

「ら」ですね。
正しくは

「見られる」
「来られる」
「食べられる」

と表記します。

ただ、話し言葉を中心に「ら」を省いた
いわゆる、「ら」抜き言葉が目につき、耳にする機会が増えてきました。

確かに、口に出して言うと
「ら」を抜いて
「見れる」「来れる」「食べれる」
と言う方が簡易で、しゃべりやすい感じがします。

ですが、ただ話しやすい使いやすいというだけで
そのまま書き言葉にも流用してしまうと
文として拙い印象を与えるのも否めません。

今週は、こうした
「ら」抜き言葉について取り上げていきたいと思います。

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今週は、メールで伝達する際の箇条書きの活用についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法      < 箇条書きのすすめ(5)
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まずは書き出すことから

箇条書きで書くためのポイントを、今週はご紹介してきました。

箇条書きにして一度、ざっと書き出してみると
頭の中でもやもや、ごちゃごちゃしていたことが
整理され、

・何が本当に伝えたいことなのか
・優先順位を付けるのはどこか
・分かりやすく伝えるにはどう書くか

が見えてきます。

最初にまず、ランダムに
頭に浮かぶ順から項目を挙げていき
それを見直して
順番を変えたり、内容を整えたりすることで

分かりやすい箇条書きができあがります。

結局、文章と同じで
箇条書きにする時も
「最初から完璧を目指さない」ことが重要。

テキストファイルを開いて
まずは書き出してみることから
始めてみましょう。

それを繰り返すうち
下書きなしで
的を射た箇条書きが書けるようになり

さらにその繰り返しにより
頭の中で箇条書きができて
すっとメールに反映できるようになっていきます。

文にまとめるのが苦手な人も
まずは頭の中の整理として
箇条書きにしてみる習慣をつけることを
お勧めします。

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今週は、メールで伝達する際の箇条書きの活用についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法      < 箇条書きのすすめ(4)
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レイアウトも考慮

箇条書きで伝える場合、「見た目」「見え方」を意識するようにすると、
より分かりやすく伝わりやすくなります。

ポイントとしては
1)箇条書きの箇所を1字下げる
2)記号の使い分け
3)行頭を揃える

例えば、こんな感じです。

・超高速タイプ     … 短時間で固着。低粘度で後浸透接着が可能
・難接着材対応タイプ  … 繊維・紙・皮革・レンガ・発泡体などに
・耐衝撃タイプ     … 衝撃や剥離、湿度、薬品などに強い
・耐熱タイプ      … 耐熱性、熱老化性に優れたタイプ
・柔軟性タイプ     … ゴムや皮革など柔軟性のある素材の接着に

上記は、ある製品の種類と特長を箇条書きで示したものです。

1)箇条書きの箇所を1字下げる
箇条書き部分を本文よりも「1字下げ」てから列挙すると
見た目にも箇条書き部分が際立ちます。

2)記号の使い分け
数字で順を追って項目を挙げていく場合は
1) 2) 3) と数字で表記するほか
一般的には、上記の例のように「・」で項目分けをします。

場合によっては「●」「◎」「※」などの記号を使い
階層ごとに記号を使い分けたり、強調するときに使ったりもします。

3)行頭を揃える
上記の例のように「…」の部分や、
その後に続く特長の「行頭」を揃えると読みやすくなります。
適度な「空き(空白)」を設けることも必要。

・超高速タイプ……短時間で固着。低粘度で後浸透接着が可能
・難接着材対応タイプ……繊維・紙・皮革・レンガ・発泡体などに

このように文字を詰めて書くと、同じ箇条書きでも
読みづらく分かりにくいというのが一目瞭然です。
適度な「空き」を入れ、文字の行頭を揃えると読みやすいです。

箇条書きにするときは、レイアウトを整え
「見た目」にも注意しましょう。

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今週は、メールで伝達する際の箇条書きの活用についてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法      < 箇条書きのすすめ(3)
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                        項目を絞る、分ける

 項目に分けて並べるのが「箇条書き」の特長ですが
 下記のように項目が多すぎると、分かりづらくなります。

 (NGな例)
  製造現場における水の用途
  1)洗う
  2)冷やす
  3)調合する
  4)仕込む
  5)借りる
  6)沸かす
  7)放流する
  8)回収する
  9)噴霧する

 項目数の目安としては
 最大「7項目」。

 7項目以上になると、項目が多いため
 把握しづらく、記憶にも残りにくくなるのです。

 項目を絞り込める場合は
 「5項目」「3項目」程度にするとよいでしょう。
 

 ▼ 多すぎる項目は「くくれないか」検討
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 項目が7項目以上になりそうな場合は
 それをグループ分けや階層で「くくれないか」を
 検討してみましょう。例えば…

 製造現場における水の用途
 1)○○の現場
  ・洗う
  ・冷やす
  ・調合する

 2)△△の現場
  ・仕込む
  ・借りる
  ・沸かす

 3)◇◇の現場
  ・放流する
  ・回収する
  ・噴霧する

 当初の9項目の羅列を
 3つの「現場別」にグループ分けし
 グループに番号を振って、項目を3つずつに仕分けすると
 視覚的に分かりやすくなります。

 メールの内容を整理するときも
 ランダムに複数の項目を列挙した後
 分類して大きな項目に「くくり」直すと
 内容がまとめやすくなります。

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 【しごび】 の お 知 ら せ
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 9月14日(金)に浜松でビジネスメール講座をします!
 
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   【 仕事で差がつくビジネスメールの書き方講座 】
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