今週は、メールで伝達する際の箇条書きの活用についてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法      < 箇条書きのすすめ(2)
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                            文か、句か

 レシピの記述を例に、箇条書きのポイントを説明します。

 <材料>
  ・酒かす…150g
  ・リンゴジュース…200ml
  ・豆乳…400ml
  ・砂糖…大さじ3
  ・バナナ…1本
  ・レモン汁…小さじ1/2

 <作り方>
  1)ミキサーに材料をすべて入れる。
  2)よく混ぜる。
  3)グラスに注ぐ。

 句単位でランダムに列挙したのが<材料>の部分です。
 使用する材料名と分量を挙げていますが
 もし、ミキサーに投入する順番があるのであれば

 <材料>
  1)酒かす…150g
  2)リンゴジュース…200ml

 のように数字で順序が分かるように記述します。

 分量の位置を下記のように揃えると、より読みやすくなる効果があります。

 <材料>
  ・酒かす    …150g
  ・リンゴジュース…200ml
  ・豆乳     …400ml
 

 ▼ 箇条書きのフォーマットを統一する
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 <材料>では名詞句を列挙していますが
 <作り方>では、作る手順を文単位で挙げています。

 このように文単位で列挙する場合、文末に句点を付けるかどうかは
 どちらでも構いません。

 しかし、項目によって句点が付いたり、付かなかったりするのは
 避けましょう。「句点あり」か「句点なし」に統一を。

 下記の例のように、
  ・句点のある文とない文が混在
  ・短文と名詞句が混在
 と、統一感のない箇条書きも避けましょう。
 分かりやすくするための箇条書きが意味を成しません。

 <作り方>
  1)ミキサーに材料をすべて入れる   →短文・句点なし
  2)攪拌                   →名詞句
  3)グラスに注ぐ。             →短文・句点あり

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今週は、メールで伝達する際の箇条書きの活用についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法              < 箇条書きのすすめ
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項目に分けて整理

箇条書きとは
「一つ一つの条項に分けて書き並べること。また、そうして書かれたもの」
と辞書にあります。

すべて文章で伝達しようとするのではなく
場合によっては、内容を箇条書きに整理することで
伝えたい内容を正確に相手に伝えることができます。

箇条書きの項目の分け方としては…
・文単位
・句単位

並べ方としては…
・時系列
・重要度・優先順位の高いもの
・順序なし

「時系列」「重要度・優先順位の高いもの」がはっきりしている場合は
順番に箇条書きにしやすいですね。

メール文を書く場合、整理がつかないようなときは
「順序なし」でひとまず、思いつくまま項目を挙げていき
重要度順に並べかえてから、項目ごとに文章化するとよいでしょう。

内容が込み入って、相手に「伝わりにくい」と感じたら
箇条書きに整理しなおしてみましょう。

今週は、効果的な箇条書きのポイントについて
紹介します。

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今週は、基本的な敬語についてです。
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仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法         < 基本の敬語(5)
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 「聞く」の敬語

今週は、よく使われる敬語表現について、基本を押さえてきました。
最後は「聞く」の敬語についてです。

「聞く」の尊敬語には。
「聞かれる」「お聞きになる」があります。

敬意の度合いは
「聞かれる」<「お聞きになる」
となります。

例)日程変更について聞かれましたか

部長から○○についてお聞きになりましたか

尊敬語の場合、「お~になる」「ご~になる」という表現が
より敬意の高い丁寧な表現であると覚えておきましょう。

ほかには「お耳に入る」という表現もあります。

例)移転の件がお耳に入っているかと思いますが…

▼ 謙譲語と尊敬語を取り違えないように注意!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
では、「聞く」の謙譲語は?

「お聞きする」「拝聴する」「うかがう」です。

例)変更点についてお聞きしました
佐藤さんの講演は何度か拝聴したことがあります。
明日の準備についてうかがっておきたいのですが。

自分の言うことを目上の相手に「聞いてください」と
お願いするようなときは…

例)現場の意見もお聞きになってください
現場の意見もお聞きください

です。ここでは主語は相手ですので、尊敬語を使います。

「お聞きしてください」
「拝聴してください」
「うかがってください」
とするのはいずれも、謙譲語を尊敬語と取り違えた間違いですので
注意しましょう。

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今週は、基本的な敬語についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法         < 基本の敬語(4)
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「来る」の敬語

今週は、よく使われる敬語表現について、基本を押さえていきましょう。
今回は「来る」の敬語についてです。

「来る」の尊敬語には
「来られる」のほかに
「いらっしゃる」「おいでになる」「お越しになる」があります。

あれ? と思ったかたもいることでしょう。

そう、昨日紹介した「行く」の尊敬語
「いらっしゃる」「おいでになる」「お越しになる」
と同じですね。

敬意の度合いは
「来られる」<「いらっしゃる」「おいでになる」「お越しになる」
となります。

例)広島へはよく来られますか?

社長が明日、視察にいらっしゃいます

お客様がおいでになる時間はいつですか?

○○様は15時にお越しになります。

「来る」の尊敬語としては、ほかに
「見える」「お見えになる」
もあります。

例)部長が見えるまでお待ちします。

昨日、本部長がお見えになりました

ただし、「見える」は「見ることができる」と取り違える恐れもあるため
「お見えになる」を使う方が無難でしょう。

▼ 謙譲語「参る」を尊敬語と混同しない
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
では、「来る」の謙譲語は?

「参る」ですね。
これも「行く」の謙譲語と同じです。

例)またこちらへ参ることもあろうかと思います。

目上の相手が「来る」ことを伝える時
うっかり謙譲語の「参る」を使わないように注意しましょう。

例)部長も本店へ参られますか?  ×

これは間違い。主語が相手の場合は尊敬語を使います。

例)部長も本店へいらっしゃいますか? ○

あるいは「お越しになりますか?」とするのが適切です。

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今週は、基本的な敬語についてです。
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仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法         < 基本の敬語(3)
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 「行く」の敬語

今週は、よく使われる敬語表現について、基本を押さえていきましょう。
今回は「行く」の敬語についてです。

「行く」の尊敬語には。
「行かれる」「いらっしゃる」のほかに
「おいでになる」「お越しになる」があります。

敬意の度合いは
「行かれる」<「いらっしゃる」「おいでになる」「お越しになる」
となります。

例)海外へはよく行かれるのですか?

東京本社へはどのくらいの頻度でいらっしゃるのですか?

お客様がおいでになる前に準備をお願いします。

広島へはよくお越しになるのですか?

では、「行く」の謙譲語は?
「うかがう」「参る」ですね。

例)明日、御社へうかがうことになっています。

9時に新幹線口にお迎えに参ります

▼ 「行ってください」⇒「うかがってください」ではない
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ここで気をつけたいのが
目上の相手に「行ってください」と伝える場合。

うっかり謙譲語の
「うかがってください」を使いそうになりますが

「行く」行為の主語は相手ですから
自分を主語にした謙譲語「うかがう」を使うのはNGです。

この場合は「お越しください」が適切。

例)会場へは駅からタクシーでお越しください

ほかに「タクシーでいらしてください」のように
「いらしてください」という言い回しもあります。

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 「見る」の敬語

今週は、よく使われる敬語表現について、基本を押さえていきましょう。
今回は「見る」の敬語についてです。

「見る」の尊敬語も2通りあります。
「見られる」と「ご覧になる」です。

どちらも目上の人が「見る」という行為の尊敬語ですが、
敬意の度合いは
「ご覧になる」>「見られる」

昨日ご紹介した「言う」が「おっしゃる」>「言われる」のパターンと同様に、

「ご覧になる」の方が「見られる」より敬意を込めた表現に
なります。

例)専務がすでにご覧になっていました

今朝のニュースを見られましたか?

ただ「資料を見られましたか?」と書くと
「見る」の尊敬語「見られる」のつもりで使っているのに
「誰かに見られる(覗かれる)」という意味合いにとられることもあります。

そのような誤解を避けるためにも
「ご覧になる」を使う方が無難かもしれません。

▼ 主語は誰かで、尊敬語か謙譲語かを判断
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「見る」の謙譲語は「拝見する」です。

例)ご送付いただいた資料を拝見しました

気をつけなければならないのは
謙譲語である「拝見する」を尊敬語と取り違えて使ってしまうことです。
例えば…

例)部長からのメールを拝見されましたか

上記の例文は、主語は「あなた(相手)」なので
尊敬語「ご覧になりましたか?」を使うのが適切です。
「拝見する」は謙譲語なので、主語が自分の時に使います。

例)部長からのメールを拝見しました

では、次の例文はどうでしょうか?

例)プレゼン用の資料を拝見なさってください

これも、謙譲語「拝見する」を尊敬語と取り違えていますね。
主語は相手ですから、正しくは…

例)プレゼン用の資料をご覧(になって)ください

です。

 
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