今週は、メールのやりとりにかかる時間の短縮についてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法  < メール対応の効率化(4)
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                         整理してから書く

 メール対応の時間短縮
 今日は「書く」場合の工夫を考えてみましょう。

 「考えすぎて書けない」
 「結局、どのように書いていいかわからない」
 という声をよく聞きます。

 「考えすぎて書けない」場合は
 まず、伝えるべきことを
 メモに書き出してみます。

 その時点で文章にする必要はなく
 キーワードだけでも、箇条書きでも
 構いません。

 一回で完成した文章にしようとするから
 キーボードを打つ手が止まってしまうのです。

 書くべきことを頭で整理しようとして
 あれこれ考えているうちに
 時間がたっていく→焦る→余計まとまらない
 →書けない という悪循環に…。

 何を伝えるのか
 一度、書き出すことで
 頭の中でもやもやしていたものが
 とりあえず形になります。

 書くべきことの全体像を把握したら
 最も伝えたいことは何か
 を確認します。

 最も伝えたいこと = 結論
 です。

 1)結論
 2)理由
 3)詳細
 の順に文を組み立てていきます。

 メモ書きするときに、番号をふったり
 矢印で順番を整理してもいいでしょう。

 書くこと、その順番が整理できた段階で
 メールに書き出してみます。

 文章化したら、読み返し、流れをチェック。
 自信がない場合は、周りの人に読んでもらってもよいでしょう。

 声に出して読むと、文章のつなぎが悪いところなどが
 自分で確認できます。

 整理してから一度書いてみて
 修正して、完成させる
 という手順で臨んだ方が
 結果的に早く書けるようになります。

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今週は、メールのやりとりにかかる時間の短縮についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法  < メール対応の効率化(3)
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優先順位をつける

メール対応の時間短縮を図る際
昨日に引き続き、「読む」際の工夫について考えてみましょう。

昨日述べた「振り分けてから読む」に関連しますが
読む優先順位を決めて、対処するのも一つ。

例えば
「仕事」「私事(プライベート)」「その他」と
大きく分け、

「仕事」関連のメールは送信者や件名から判断し
すぐ読み、最速で対処。

仕事に直接関係しない「私事」メールは
緊急の場合を除いては、手すきの時などに読んで対処。

定期的に読んでいるメールマガジンとか
ネットオークションのお知らせメールなど
「その他」に分類されるものは
読みたいときに読む。場合によっては、読まずに終わることもある
という、ゆるいくくりにしておきます。

受信した順にすべてのメールをその都度読んでいると
時間がいくらあっても足りないので
「必ず読む」メールを先に決めておくのです。

これは、メールを「書く」場合も同様で
すぐに返信すべき相手・用件に優先順位をつけて
書いていきます。

メールを「読む」・「書く」時間を設け
その時間内に優先順位の高いメールから
読んで書いていくことをルール化してもよいでしょう。

早めに出社して、始業前の30分
昼食を早めに済ませ、昼時間の30分
というように、
メール対応に集中する時間枠を決めてしまうのです。

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【しごび】 の お す す め
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今週は、メールのやりとりにかかる時間の短縮についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法  < メール対応の効率化(2)
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振り分けてから読む

「メールを読む・書く作業に時間がかかっていて、効率化を図りたい。
何か良い方法はないだろうか?」

という質問に対し、
まず、読む際の時間を短縮する工夫を
考えてみることにします。

すでに多くのかたが実行していることと思いますが
メールの「振り分け」機能の活用もその一つ。

客先別、案件別など
受信トレイに個別のフォルダを作り
関連する受信メールを自動的に振り分けていきます。

そうすることで、誰からの、または 何についての
メールか、ひと目で分別できるので
読む優先順位をつけやすくなります。

一方。
受信トレイのメールを件名や送信者を見て、
「急ぎ」「後で」「調べて(考えて)から」のように
対応順に自分で一旦、分別してから
対処していく方法もあります。

私は、通常のメールは自動振り分けし、
G-mailでは、送信者を見て読む優先順位を付け、
読んだ後はラベルを付けて「アーカイブ」に放り込む
という方法をとっています。

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今週は、メールのやりとりにかかる時間の短縮についてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法  < メール対応の効率化
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                         もっと時短を!

 先日、「メールの書き方勉強会」の講師を務めた際
 
 「事務所全員の懸念として、メールを読む・書くという作業に
  時間がかかっており、効率化を図りたい。
  何か良い方法はないだろうか?」

 という質問がありました。

 実際に当メールマガジン読者や、客先でも
 「メール対応に時間を取られ
  本来の業務になかなかとりかかれない」
 「本業に忙しく、メール対応が後回しになって
  残業してしまう」
 という声をよく聞きます。

 上記の質問があった事務所では、時短対策として

 1)実務でよく使う文書を、フォーマットとして「Google Docs」で共有し、
   その都度コピー&ペーストして使用
   ※「Google Docs」とは
     http://www.google.com/google-d-s/hpp/hpp_co_jp.html

 2)所内送信のメールタイトルには、それとわかる頭文字を入れて送信

 という工夫をしているとのことでした。

 1)については、頻出する単語やフレーズを「辞書登録」機能を使って
 登録しておく方法もあります。

 例えば、私の場合は
 「よろしくお願いいたします。」を「よろ」と打つと
 出てくるように登録し、メールの結びで使っています。

 送信の際は、「よろしくお願いいたします。」の前に
 「ご確認のほど」「ご回答を」などの言葉を添えて
 バリエーションを付けています。

 それが面倒ならば
 「ご確認のほど、よろしくお願いいたします。」
 「ご検討をお願いいたします。」
 のようにフレーズごと辞書登録しておくのもよいでしょう。

 2)については、スタッフや業務別にML(メーリングリスト)を設定したり、
 イントラネットを活用したり、という方法もありそうです。

 今週は、こうした
 メール対応を効率化する対策を考えていきたいと思います。

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今週は、CCのやりとりについて改めて取りあげます。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法  <「全員に返信」の使い方(5)
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                        なぜ、CCするのか?

 今週は、CCを送る際の留意点について述べてきました。
 結論は昨日書いてしまったので
 今日は、補足を少し。

 自分と相手とのやり取りで
 相手が自社の部下や関係者をCCにしたメールを
 受け取ることがあります。

 CCの相手がすでに面識のある人や
 知っている人であれば
 職場内で情報を共有するのだなと
 すぐにわかるのですが

 知らない相手がCCに含まれていると
 「え、どなた?」と戸惑うことがあります。

 これは、CCされる側も
 同様に感じるようで

 CCされている意図
 つまり、「関係者なんだから、知っておいて」
 ということだとは呑み込めても

 前置きもなく、自分がCCされていた場合
 「あれれ? 私も!?」と感じることがあるようです。

 CCでメールを送る場合は
 メインでやり取りする人、そのやりとりを同報される人
 すべてが互いを知っている状態が好ましいと思います。

 相手が知らない人をCCに含む場合には
 「情報を共有するため、当社営業の○○へも同報で送信しています」
 のようなひと言があると、
 「全員に返信」されたメンバー間の違和感が
 軽減されるのではないでしょうか。

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今週は、CCのやりとりについて改めて取りあげます。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法  <「全員に返信」の使い方(3)
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                           同報者を明記

 CCメールを受信した場合のチェックポイントとして
 誰に同報されているかを把握すること
 と昨日述べました。

 送信者側の留意点としては
 メール送信時に
 「誰に同報するか」を明記しておくと
 メールの受け手もはっきりそれを認識できます。

 例えば、メインの相手がAさんで
 同報するのがBさんの場合、
 メールの書き出しは次のようになります。

 —————————-
  ○○営業部
  A様

  制作のB様へも同報です。
 —————————-

 同報する人が複数になる場合は、
 「制作部スタッフの皆様へも同報です」

 直接、複数の関係先にCCで同時送信する場合は
 「○○参加者の皆様へ同報です」
 としてもよいでしょう。

 メインのやりとりに対して
 情報を共有する相手がだれかを
 最初の時点で一度、言葉にして表明し、
 お互いの立場を確認しておくことが大切です。

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