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今週は、うっかり間違いやすい表現についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法        < 間違いやすい言葉
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元の意味を知る

勘違いしたまま使っていたり、
違いが今一つわからない…
そんな慣用表現を久しぶりに取りあげてみたいと思います。

最近、気になる表現に
「目から鱗でした」
「爪の垢でも飲ませたいものだ」
があります。

正しくは
「目から鱗が落ちる」
「爪の垢を煎じて飲む」

ですが、「落ちる」や「煎じて」が省略されて
使われているケースを目にするようになりました。

それだけ、身近で、誰もがよく知る
慣用表現であることの証しだと思うのですが

会話では聞き流せても
少々改まった場での文書に
省略したまま掲載するのはまずい気がします。

メールでも気心の知れた者同士ならば許容できても
目上の相手に送るメールに省略したまま使うのは
要注意。

言葉を崩したり、省略して
カジュアルに使うことはあっていいと思いますが
元の表現を知っておいて損はないでしょう。

危険なのは、元の意味を知らないまま
省略したものが正しいと思い込んでいること。

辞書を引く習慣は
こんな勘違いを防ぐためにも
必要なことだと思うのです。

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【しごび】 の お 知 ら せ
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「日経ビジネスアソシエ」2010年6月15日号
特集・最新ビジネス作法

22-23ページに、取材を受けた記事が掲載されています。
今年入社の社員の皆様、ぜひご一読ください!

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今週は、「すみません」に頼らない表現法についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法    < 「すみません」に代わる言葉(4)
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                          「心苦しいです」

相手に対して、少なからず「悪いことをした」という思いがある場合
「すみません」に代わる言葉として
「心苦しい」が挙げられます。

「お役にたてず、すみません」

「お役にたてず、心苦しいばかりです」

「せっかくご配慮いただいたのに、すみません」

「せっかくご配慮いただいたのに、心苦しいです」

「お願いごとばかりですみませんが、ご協力いただけますか?」

「お願いごとばかりで心苦しいのですが、ご協力いただけますか?」

「心苦しい」ど同様の気持ちを伝える言葉に
「気の毒な」もあります。

「遠方からお越しいただいたのに、すみません」

「遠方からお越しいただいたのに、気の毒なことをしました」

一方、「相手に悪い」という気持ちを出さない表現の仕方もあります。

「何度もお尋ねして、すみません」

「もう1点だけお尋ねしてよろしいですか?」
「差し支えなければ、続けてお尋ねしてもよろしいですか?」
「前回、質問しそびれたのですが・・・」

など、相手にすまないという感情面で訴えかけず
「追加で質問してもかまわないか?」と事実に即し
相手に打診する方法です。

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今週は、「すみません」に頼らない表現法についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法  < 「すみません」に代わる言葉(3)
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「失礼します・失礼しました」

「すみません」に代わる言葉として
昨日は「恐縮です」「恐れ入ります」を挙げました。
このほかに「失礼します(しました)」があります。例えば…

「何度もお尋ねして、すみません」

「たびたび失礼します。○○についてお尋ねします」

「返信が遅れてすみません」

「返信が遅れ、失礼いたしました」

「表記に誤りがあり、すみませんでした」

「表記に誤りがあり、大変失礼いたしました」

と書き換えることができます。

このように「失礼」は、
詫びる気持ちを伝え、相手に非礼にならないように
フォローするときに用いることができます。

詫びる気持ちを伝える表現としては、ほかに
「(ご)迷惑をおかけします」
「(ご)面倒をおかけしますが…」
「お手を煩わせますが…」
があります。

例)返信が遅れ、ご迷惑をおかけしました。
ご面倒をおかけしますが、お伝え願えますか?
お手を煩わせますが、再度、ご確認をお願いいたします。

上記は「すみません」よりも
一歩踏み込んだ気持ちを伝える表現です。

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今週は、「すみません」に頼らない表現法についてです。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法      < 「すみません」に代わる言葉(2)
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「恐縮です・恐れ入ります」

謝罪の最高敬語「申し訳ございません」を使うほどではないまでも
不都合が起きた時は、つい「すみません」を使ってしまいます。

例えば…
「何度もお尋ねして、すみません」

一度で用件が終わらず、やり取りが長引くような場合に
使ってしまう一文ですが、
「すみません」に代わる言葉を考えてみましょう。

「何度もお尋ねして恐縮です」

⇒「すみません」の代わりによく使われるのが
「恐縮です」。

「恐縮」は
相手に対して申し訳なく思う気持ちを伝える言葉です。

同じ意味合いの言葉としては
「恐れ入ります」があります。

例)「度重なる質問となり、恐れ入ります」
「恐れ入りますが、再度、ご回答をお願いします」

「恐れ入ります」は感謝の意を伝えるときにも使うという点で
「すみません」と通じるものがあります。

例えば
「詳細な資料をお送りくださり、恐れ入りいます」

相手のが厚意や配慮を感じたときに
「すみません」の代わりに「恐れ入ります」と
返せるといいですね。

 

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今週は、「すみません」に頼らない表現法についてです。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法         < 「すみません」に代わる言葉
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                      多用するほど軽くなる!?

「すみません」は便利な言葉です。

謝る場合の最高敬語にあたるのが
「申し訳ございません」
なのに対し、

「すみません」は、
ちょっとした不都合やミスを起こした時に
使われやすい表現です。

もともと「すみません」は
動詞「済む」を打ち消したもの。

「済む」は物事の決着がつく、終結する、収まるという意味があり
それを打ち消す「済まない」の丁寧語が「すみません」です。

ですから、相手に対して「悪いことをした」という気持ちがあり、
気が済まないときや、心苦しい場合などに
本来、使われてきた言葉です。

ところが、相手に謝るときだけでなく、
頼みごとをしたり、お礼を言うときにも
幅広く使われるようになりました。

例)すみませんが、ご確認をお願いします(依頼)
良いものをいただき、すみません(感謝)

このように便利な言葉だからこそ
重みに欠け、普段着のように気軽に使えるので
多用するほど、真意が伝わりにくくなる点も否めません。

自分の方に非がなかったり
自分が悪いわけではない場合まで、必要以上に
「すみません」を使うこともないでしょう。

そこで、今週は
「すみません」に代わる言葉を考えていきたいと思います。

 

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今週は、メールのやりとりにかかる時間の短縮についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法          < メール対応の効率化(5)
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                            文の簡素化

メール対応の時間短縮について
昨日に続き、「書く」場合の工夫を考えてみましょう。

「相手に失礼のない表現」を考えすぎて
敬語の使い方をあれこれ迷っているうちに

時間がたっていく→焦る→余計まとまらない
→書けない
というパターンに陥ることもあるのではないでしょうか。

敬語表現を考えているうちに
手が止まってしまうという声も
よく聞きます。

敬語に関しては、
長くすれば、丁寧で適切なわけでは
決してありません。

むしろ、過剰な敬語は、真意が伝わらず
単に儀礼的に書いていると思われることも…。

「ご存知でいらっしゃいますか?」→「ご存知でしょうか?」
「返品させていただきます」→「返品いたします」
「ご丁寧なご案内をいただき」→「丁寧なご案内をいただき」

など、ひとつのフレーズや文に入れる敬語は1語程度に
留めておきましょう。

『さらりと返せる、大人のメール表現334』にも敬語表現について
まとめていますので、ご参考に!

社外のやり取りでは、敬語や丁寧言葉づかいは避けて通れませんが
社内のやり取りは、簡素化を試みてもよいと思います。

挨拶文などは抜きにして、用件から述べる
可否、有無の判断だけを連絡する
など、短い文でやり取りすれば
「書く」時間を短縮できます。

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