今週は、気になる言い回しや表現の仕方について取りあげます。
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仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法 < 気になる表現(2)>
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長い一文
「もともと遠視と乱視があり、目が疲れやすいため、
目の健康には気をつけてきましたが、
そこに老眼が入ってきて、目の疲れがひどくなってきています」
上記は「一文が長い」例として取り上げました。
視力の衰えを訴える内容で、私も他人事ではないのですが
「訴える」気持ちが強く働くと、感情にまかせて
一文も長くなってしまいがちです。
「あり、」「ため、」「ましたが、」「てきて、」
と、接続語で続けていくと文章はいくらでも長くなってしまいます。
一度、ざ~っと思いのたけを書いた後
もう一度読み返し、文章を整えてみましょう。
上記の文例の場合は…
「もともと遠視と乱視があり、目が疲れやすいため、
目の健康には日ごろから気をつけてきました。
ところが、最近では老眼も入ってきて、
目の疲れがひどくなっています」
長い一文を、途中で一度一区切りしました。
この書き手が最も訴えたかったのは
「日ごろから気をつけているにもかかわらず、老眼も!」
という点。
その点を強調するためにも
一度、文を切り「ところが」から、
後半の文を続けました。
強く伝えたい内容は、
「しかし」「ところが」「けれど」など
逆接の接続詞を使うと、後に続く内容を強調できて効果的です。
少々大げさな「にもかかわらず」「しかしながら」なども
場合によっては、使える言葉です。