今週は、実は相手に対して失礼な敬語表現についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 失礼な敬語 >
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「お分かりですか?」
「お分かりですか?」
あるいは
「お分かりになりましたか?」
元の言葉は
「分かりますか?」
「分かりましたか?」
で、それをそのまま敬語っぽく表現したのが
上記の文です。
しかし、「お~ですか」「お~になりましたか」といった
丁寧な言葉を使っていても
目上の相手に
「分かりますか?」「分かりましたか?」
と尋ねること自体、相手を見下すことになり
よろしくありません。
「理解できたか」を相手に問うのではなく
自分の説明で「理解してもらえただろうか」と確認する姿勢を
言葉にする必要があります。
例えば
「(先ほどの説明で)ご理解いただけましたでしょうか?」
「当方の説明に不備はございませんでしたか?」
「ご不明な点等ございましたら、お知らせください」
といった言い回しをお勧めします。
相手の理解の可否ではなく
自分の説明で十分に伝わっているか否かを
訪ねる“謙虚さ”を表現に込めると
相手に対して失礼になりません。
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【しごび】 の お す す め
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