今週は、読者の方からの質問に答えます。
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 仕 事 Begin の メ ー ル 作 法   < 読者からの質問(4)
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                   「お世話さまになっております」

<読者からの質問>—————————————————-

日頃気になっている同僚の言葉遣いについて質問させてください。

その同僚は、電話での応対時にきまって
「いつもお世話さまになっております」と挨拶をします。

私は「さま」が不要だと思うのですが
最近、企業への電話でもそのような挨拶を返されました。

神垣様はどのように思われますか? ご教示いただけますと幸いです。  
 
                           (読者 Y.Kさん)
———————————————————————-

「お世話さまは、相手に何かをしてもらったときに使う言葉ですが、客先に対
しては「さま」を付けず、「いつもお世話になっております」とするのが好ま
しいです。

これは電話対応に限らず、対面や書き言葉でも同様です。

バックナンバーでも取り上げているので、参考にしてください。

▼「お世話様でした」< 読者からの質問 >VOL.2692

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今週は、読者の方からの質問に答えます。
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仕 事 の メ ー ル 作 法   < 読者からの質問(3)
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「大丈夫そうですか?」

<読者からの質問>—————————————————-

質問ですが、日常会話や電話でのやり取りに気になる言葉があります。

(1)「大丈夫そうですか?」
これは相手を気遣う言葉だと思うのですが、「そう」をつけることに
違和感があります。

(2)「○○だったりしますか?」
使い方としては、「時間とれたりします?」という感じで使われています。
「時間とれますか?」または「時間とれそうですか?」で伝わると思うのです
が……。

どちらも違和感があり、お客さまや取引先の方との会話にはNGではないかと思
います。
最近は、若い方たちで新語のような使い方をされることも多く、いろんな言葉
が飛び交い、どれが正しくてどれが間違っているのかがわからなくなることが
多々あります。

違和感があった時点で注意をするのが良いとは思いますが、自分に自信がない
と言いそびれてしまいます。
ぜひご意見をお聞かせいただきたいです。
(読者 M.Hさん)
———————————————————————-

人に尋ねたり、確認するとき
「大丈夫ですか?」ではなく「大丈夫そうですか?」
「○○ですか?」ではなく「○○だったりしますか?」
とふんわりとぼやかした言い方、書き方が増えているように感じます。

確かに相手の都合を気遣っての言い回しなのかもしれませんが、下記のように
書き換え・言い換えができます。

(1) 大丈夫そうですか?

「大丈夫ですか?」という尋ね方もありますが、口語的なので、
「差し支えないですか?」「差し支えありませんか?」とすると、
書き言葉としても使えます。

例)30日の提出で差し支えないですか?
打ち合わせの日時はこれで差し支えありませんか?

ほかに「問題ありませんか?」「問題ないですか?」と言い換えることもできます。

(2) 時間とれたりしますか?

M.Hさんが書いているように
「時間とれますか?」「時間とれそうですか?」
とするのがよいと思います。

「時間」の後に「は」を入れて
「時間はとれますか?」「時間はとれそうですか?」
とすると、書き言葉としても収まりがよいでしょう。

「~たりしますか?」という尋ね方は、実際は「~してほしい」けど、無理強
いはできないので「できたら」でいいですよ、という控えめな依頼という気が
します。口語的で、今どきの言い回しですが、仕事のやりとりでは

「お時間いただけますか?」
「お時間頂戴できますか?」

という書き方をお勧めしたいです。
曖昧な尋ね方では、相手からの返答も曖昧になる可能性が高いと思うからです。

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【しごび】 の お 知 ら せ
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今週は、読者の方からの質問に答えます。
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仕 事 Begin の メ ー ル 作 法         < 読者からの質問(2)
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宛名に「社長様」

<読者からの質問>—————————————————-

社内メールで気になった記述がありました。
(自分宛てはCc:で到着)

自社の社長宛に
「xxxx社長様」の書き出し「様」付けに違和感を覚えました。
仮に自分が社長宛に出す場合は
「To:xxxx社長」としています。

何故か社長に関わらず、上長の役付には「To:xxxx役名」の
習慣が自分の中にありました。
自分の記述方法と併せて如何なものでしょうか?
(読者 H.Tさん)
———————————————————————-

役名+様の表記に対する違和感、私も全く同感です。
役名=敬称なので、本来役名のある人への宛て名に敬称である「様」は不要で
す。

ただ、ここ数年メールの宛名に「役名+様」と表記するほか、電話でも自社の
社長なのに社外の人に対しても「○○社長様」と呼ぶケースが見受けられます。

過去のメルマガでも取り上げたことがあります。

この記事を書いたのは2014年ですが、現状はあまり変わっておらず、むしろ慣
習化しつつあるように感じています。

過剰な敬語もそうですが、相手に気をつかう余り、本来の使い方ではないのに
丁寧過ぎる言い回しが蔓延し、やがて日常化する傾向がビジネスの場でも言葉
を取りまく環境でもみられます。

その結果、正しい言葉の使い方をしている人が少数派になり、正しいのにそれ
を使いづらい状況になっていることを残念に思います。

 

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【しごび】 の お 知 ら せ
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広島限定情報ですが……

今日、RCCラジオ「おひるーな」に出演します。
14時ごろの「おひるーなプラス」のコーナーで
新刊の紹介を兼ね
ビジネスメールの活用をテーマに15分ほど話をする予定です。

▼RCCラジオ「おひるーな」


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今週は、読者の方からの質問にお答えします。
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仕 事 の メ ー ル 作 法        < 読者からの質問 >
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「多大なるご迷惑」

<読者からの質問>—————————————————

私、品質管理部で仕事をしており、営業マンなどの書いた報告書を
査読する機会が多いのですが、みな判で押したように(前例コピー)

『このたびは多大なるご迷惑をおかけし….』

と書いてくるのを見て違和感を抱いています。

何でもかんでも「多大なご迷惑」ではないと考えています。
「ご不便をおかけし」の場合もあれば、「ご期待に沿えず」もあると思います。

不具合・クレームなどの報告書の場合は、何でもかんでも
へりくだって「多大なご迷惑」と書くのが無難なのでしょうか。
使い分けの基準(よりどころ)ありますでしょうか?
(読者 H.Iさん)
———————————————————————-

「このたびは多大なるご迷惑をおかけし」というフレーズが無難で便利なため、
多くの人が“判で押したように”使うのでしょう。

書く側は、定型文を使う方が楽で、収まりがつきますが、
読む側としては「またか」と辟易しますよね。
しかも、どのような「迷惑」だったか、一向に分かりません。

この場合、書き手(報告する側)が留意することは
「多大なるご迷惑」という便利で無難なフレーズに逃げず、
相手が被ったであろう「迷惑の内容」に目を向けることです。

ミスやアクシデントによって
相手に不便をかけた
相手の期待に応えられなかった
相手に不快な思いをさせた
など、その時々によって状況は異なるはず。

「発送が遅れ、ご迷惑をおかけしました」
「当方の不手際で、ご面倒をおけしました」
「お声がけいただいたにもかかわらず、ご期待に沿えず心苦しい限りです」
など、「多大なご迷惑」から一歩踏み込めば、具体的な状況を書くことができます。

結びのフレーズの「よろしくお願いいたします」も同様で
「よろしく」の部分を
「ご協力を」
「ご確認のうえ、ご連絡を」
「お手数ですが、至急ご返信を」
など、具体的に書くことで念押しになり、送る側の要望がより伝わります。

無難な定形フレーズは楽で、誰もが便利に使うからこそ、敢えて使わず
状況に即し具体的に伝えることを心がけると、
文章で差がつけることができます。

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【しごび】 の お 知 ら せ
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「書けるいい女」になる講座、
第2回は明日、3月20日(火)です。

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大人のたしなみ「大和言葉で書く一筆箋」講座 第2回
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今週は、読者の方からの質問に回答します。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法  < 読者からの質問(2)>
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                        「早々に」は失礼?

 <読者からの質問>————————————————

  最近疑問に思うことがございまして、メールいたしました。
 「早々」という言葉です。

  仕事で発注した案件で、納期より早く納品いただいたときに
  お礼のメールをお送りしたいのですが、

  「早めに送ってくださってありがとうございます」
  という文章をどういうふうに丁寧な文章に直せばよいのか、
  困っています。

  以前使ってしまっていたのが「早々」という言葉。
  でも目上の方には失礼にあたるということを知って、
  困ってしまいました。

  ネットの言葉のサイトでは
  「迅速」ということばが妥当とありましたが、
  私にはあまり丁寧と思えず……。
                          (読者 Y.Tさん)
 ——————————————————————

 「早々にお送りいただき、ありがとうございます」
 として差し支えないと考えます。

 問い合わせに対する返信メールが「すぐ」というときは
 「早速ご返信いただき、ありがとうございます」
 と書いたりもしますが

 この場合は、製品の納品なので
 「早速」より「早々に」の方がしっくりくると思います。

 「早々に」を目上の相手に使うのは失礼にあたる
 というのは、

 年賀状を出しそびれていた相手に
 遅れて年賀状を送る場合に
 目上の相手に「早々に年賀状をいただき」とするのは
 不適切ということではないでしょうか。

 ※参考 「早々の年賀状」ことばウラ・オモテ | NHK放送文化研究所
 
 この場合は
 あくまで仕事のやりとりなので、
 「早々に」を使うのは差し支えないと思います。

 そのほかに「速やかに」という言葉もあります。
 
 関連する記事がバックナンバーにあったので
 参考にしてください。

 ▼「お早い対応」< 気になる敬語 >VOL.2776
 

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は じ め に
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おはようございます。自称「感謝しかない女」神垣です。

【しごび】

おかげさまで本日

3000号を迎えました。

今週は、読者の方からの質問に回答します。
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仕 事 の メ ー ル 作 法   < 読者からの質問 >
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「準じる」と「準ずる」

<読者からの質問>————————————————

社内用の文書を手直し中に、
「当社就業規則に準じるものとする」という文言があり、
「準じる」と「準ずる」どちらが適切なのかな、と
疑問に感じました。

「準ずるはただの言い間違い」とする意見もあれば、
「本来は準ずるだったのが、準じるに移行してきている」
という意見もあり、結局のところよくわかりません。

辞書によっては、「準ずる」のほうに意味が記載してあり、
「準じる」には「準ずるに同じ」と記載されていたります。
ということは、準ずるのほうが正しいのか…? と思ったり。

神垣さんの見解を教えていただければ幸いです。
(読者 A.Aさん)
——————————————————————

辞書によって
「準じる」と同じ意が「準ずる」とするものと
「準ずる」と同じ意が「準じる」とするものが
あるようです。

「準じる」は自動詞の上一段活用で
「準ずる」は自動詞のサ行変格活用という
活用の違いだけで、

意味は同じ、あるものを基準にしてそれに倣うこと
を指します。

どちらを使っても間違いではなさそうです。

共同通信社「記者ハンドブック」では
「準じる」で統一されています。
新聞表記に従えば「準じる」とするのが適切ですが、

社内で使う場合、
「準じる」でも、「準じる」でも
どちらかに表記を統一していれば
どちらでも差し支えないと考えます。

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あ と が き
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【しごび】
2005年1月10日に創刊し、
本日、3000号を迎えました。

振り返ってみますと
2000号目の配信が
2013年7月29日。

今から4年前です。

1000号目の配信は
2009年2月26日。

創刊から4年、
今から8年前です。

こうしてみると
創刊から4年周期で
1000号、2000号、3000号の節目を
迎えてきたことになります。

自分でも、よく書いてきたなぁ
と思います

毎朝、8時に書き始め、
1時間半で書き上げることを目標にしていますが
本文を書くときは、悩むことも多く
2時間を越えることも少なくありません。

基本的にその日の朝、書いているので
あとがきにはその時々に
感じたこと、考えたことが
反映されることが多くあります。

嫌なこと、悲しいこと、落ち込むことがあっても
不思議なもので、このメルマガを書きあげる頃には
気持ちが落ち着き、スッキリしています。

そうしてみると
わたし自身がこのメルマガを書くことで
随分と救われてきたと思いますし、
「書く」ことのセラピー効果を実感します。

でも、それは
「読者」という存在がなければ
できないことでもあります。

読んでほしいと思う人たちに向けて
書くから、ここまで続けることができたのだ
と思います。

改めて、読者の方々のおかげと感謝しています。
ありがとうございます。

記事全文を読む