今週は、読者からのご意見・質問にお答えします。
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仕 事 の メ ー ル 作 法  < 読者からの質問(2)
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敬称について

1月29日に配信した VOL.981 で取りあげた

役職のある相手への敬称の付け方について
東京の男性読者からいただいたメールをご紹介します。

<読者からの意見>————————————————

私も十数年前は、米国で暮らした習慣の延長もあって、
日本語では、客先でも社内でも「**部長」でいいと思っていました。

しかし、社内の上司から、やはりそれではおかしいと指摘を受け、
現在は客先も社内も「**部長殿」で通しており、
これで違和感はなく、これが一番いいみたいです。

取引先から私へ「**課長様」と書かれると、
ちょっと丁寧すぎると、収まりの悪さを感じます。
やはり、「**課長殿」と書かれるほうがいちばん収まりがいいです。

これは、東京ではこうだということで、西日本では違うかもしれません。
(読者 K.Kさん)
—————————————————————–

公式な場合や組織内では、上下の区別なく「殿」を使うケースが多くあり
それが慣例として定着している会社もあります。

メールで、敬称として単独で「殿」を使うと仰々しく感じられますが
「役職+殿」にすると、なるほど、収まりがいいですね。

それ以上に、私がこのメールで着目したのは
「しかし、社内の上司から、やはりそれではおかしいと指摘を受け」
という点です

このように社内で、敬称の書き方一つに対しても
「こうしてみたら?」「こうするといいよ」と
社員間でルールが作られていくことが大切なことのように
思うのです。

理由や意味がわからぬまま
みんながそうしているからと従うより
「自分はこう思って使っているけれど、実際はどうなんだろう」
という意識があれば、上司からの指摘も受け入れられるし
それがきっかけとなり、
社内でもより良い方向に表現の仕方が変わっていきます。

社内でこのようなやりとり、コミュニケーションがとれる
職場は素敵だなと思います。

 

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今週は、読者のかたからいただいた質問にお答えします
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 仕 事 の メ ー ル 作 法             < 読者からの質問(3)
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                      「殿」と「様」の使い分け

VOL.888配信時にいただいた質問です。

<読者からの質問>————————————————

9/4配信の内容で質問がありますのでメールしました。

> >  「各位」で敬称を表すので、「殿」や「様」は不要です。

とありますが、この「殿」や「様」の使い分けを教えて下さい。
「田中様」とか「佐藤殿」と表現する場合、
私の考えでは「殿」は年下に、「様」は目上・年上の方に
使うようにしているのですが、いかがでしょうか?
読者 M.N さん
——————————————————————

「殿」と「様」の使い分けは、読者の方からよくいただく質問の一つです。

「殿」に関しては、公私での使い分けがあるようです。
・公式な場合や組織内では、上下の区別なく「殿」を使う。
・私的な場合は、目下の人に対してだけ「殿」を使う。

ただ、法令で定めた様式や社内で形式化している場合を除いて、
自治体などでも「様」を使うことが増えているようです。

目上、目下に関わらず、広く使え、失礼に当たらないのが「様」と
覚えておくとよいでしょう。

バックナンバーに詳細を書いていますので、参考にしてください。

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今週は、「?」と思う言葉の使い方についてです。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法             < 疑問な言葉(4)
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                         お体ご自愛ください

暑中見舞いや残暑見舞いの最後に添える一文に

「お体ご自愛ください」

とありますが、「自愛」というのは「自分自身を大切にする」こと。
つまり、「ご自愛ください」だけで「お体に気をつけてくださいね」
という意味合いが含まれています。

ですから「お体」の代わりに
「暑さの折、ご自愛ください」
「くれぐれもご自愛ください」

とするか、「ご自愛」を使わず
「暑さの折、お体を大切に」
と結ぶこともできます。

これに関連して、うっかり書いてしまいがちなのが
「連日暑い日が続きますが」です。

この一文は「連日」と「暑い日」の「日」、
「連日」と「続きますが」という同じ意味の言葉が重なっていますね。

「暑い日が続きますが」
「連日暑いですが」
に「ご自愛ください」が続くと、結びの文として収まりがいいです。

もう一つ。メールや手紙、文書関連でよく目にするのが
「各位殿」「各位様」。

当メルマガでも何度か取りあげましたが、
「各位」で敬称を表すので、「殿」や「様」は不要です。
「関係者様各位」としなくても「関係者各位」で敬称を表します。

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今週は、事例をもとに感じの良い書き方を考察します。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法             < 感じの良い表現(5)
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                           「さん」付け

次のような問い合わせのメールを受け取りました。

<事例-1>
——————————————————————
ご相談がありまして連絡させていただきました。
弊社のクライアントさんで、広島の学習塾さんがあります。
現在、折込チラシやパンフ、webなどの媒体の制作をしております。
——————————————————————

上記の事例にある「クライアントさん」「学習塾さん」などの「さん」付け。
「会社さん」「○○商事さん」のような記述もよく見かけます。

一種の敬称として使用されている感がありますが、上記の事例のような場合、
「クライアント」「学習塾」でも差し支えないのではないでしょうか。

「クライアント」は「仕事の依頼先人、顧客」という意味。
ビジネスメールの場合、自社の顧客のことを第三者に述べるのであれば
「さん」付けしなくても、顧客をぞんざいに扱っているという
捉え方はしません。

「広島の学習塾さん」という記述も「広島の学習塾」あるいは
社名を伏せたいのなら「広島の某学習塾」「広島のある学習塾」
という書き方で事足ります。

社名を挙げる場合は「さん」ではなく「社」を付けて「ABC社」のように
表記することができます。
デザイナーとかライターなどの職業名も同様で、通常は「さん」は不要で、
もし、使うのであれば「デザイナーの小川さん」という書き方ができます。

「さん」というのは人につける敬称で、会社や職業を指すときに
多用することに違和感を覚えます。

以前、当メルマガで「彼女さん」という表記を取りあげたことがありますが、
これも「彼女」「彼氏」でよく、名前が分かるのであれば「A子さん」とか
「山田さん」と名前にさん付けする方が自然に思います。

▼参考

<追記>

社名や職業に「さん」付けは不要
という考えは、上記の記事を書いた2008年と変わりありません。

しかしながら、
メディアやSNSの投稿では
社名や職業への「さん」付け以外にも
「さん」付け問題は広がっているのを目にします。

グルメサイトへの投稿記事で目にする
お店の「さん」付けのみならず
ブログに対しても
「はてなブログさんで見つけた・・・」
「note公式さんに紹介いただきました」
など、サービス名に対して「さん」付けするケースも。

人以外の対象にも「さん」付けする風潮は
留まることはなさそうです。

 
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今週は、読者のかたからの質問にお答えします
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仕 事 の メ ー ル 作 法              < 読者からの質問
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                          「御中」の扱い

先週、取り上げた呼称に関連する質問です。

<読者からの質問>————————————————

●社外の相手の呼称 について質問なんですが、

「○○株式会社御中 山田部長様」
という書き方は間違いなのかどうかが知りたいのですが….

●あともうひとつ、例えば

(株)△△△新聞社 メディア開発局 メディア部 田中様
の場合、どこに「御中」をつければ良いのか迷います。

(読者 N.M様)
——————————————————————

「御中」は、基本的に相手が特定できない場合に使います。
上記の質問のように「山田部長」宛てと分かっている場合は

「○○株式会社 山田部長」

と「御中」は使いません。
部長も敬称なので、「様」を使う場合は
「○○株式会社○○部長 
 山田様」
とします。

送り先の個人名が分からないときは
「○○株式会社 御中」
のみで問題ありません。

2つめの質問の場合も「メディア開発局メディア部の田中様」と送り先が
特定できていますから、「御中」は不要です。

「(株)△△△新聞社 メディア開発局 メディア部 
  田中様」

で問題ありませんが、(株)は表記として略式なので、株式会社と表記する方が
良いでしょう。
「株式会社△△△新聞社 メディア開発局 メディア部 
 田中様」

※バックナンバー< 適切な呼称 >はこちら

 
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【しごび】 か ら の お 知 ら せ
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拙著『仕事で差がつくできるメール術』の書評が掲載されています。

アマゾンの読者レビューもうれしいですが、
こうして書評で紹介されるのもうれしいものですね。

しかも、IT系のサイトだったので、意外でもあり
感激しました。

▼ITエンジニアの方にもぜひご一読いただきたいです!
http://www.amazon.co.jp/dp/4413041674/ref=nosim/?tag=shigotobijinn-22

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今週は、呼称の使い分けについてです。
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   仕 事 の メ ー ル 作 法                < 適切な呼称
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                          複数の人への呼称

ある会社からのお知らせメールに、次のようにありました。
—————————————————————–
各位殿

このメールは○○がお世話になっている方々にBCCでお送りします。

—————————————————————–

複数の人に同時にメールを送信する際によく使う「各位」。

二人以上の人を対象にして、それぞれの人に敬意を表す時に使う表現です。
ビジネスメールでは「担当各位」「店長各位」「会員各位」としたり、
プレスリリースでは「報道関係者各位」がよく使われます。

この場合、「各位」そのものが敬称にあたるので「殿」や「様」をつける
必要はありません。

上記のようなメールで「各位」だけでは物足りない気がする場合は
「関係各位」としたり、下記のような書き方をしてもよいのではないしょ
うか。
—————————————————————–
お世話になっている皆様方

このメールはBCCにてお送りする○○からのお知らせです。

—————————————————————–

複数の人に対する呼称は「各位」ですが、会社や団体・官公庁に対して
は「御中」を使います。個人の場合は「様」が一般的です。

今週は相手に対する呼称、自分に対する呼称など、ビジネスメールで必然
的に登場する呼称の使い分けについて考えていきましょう。

▼関連する記事

 
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