今週は、無駄を省いたスッキリメールについてです。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法          < メールのぜい肉を取る(3)
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                           「余計な接続詞」

読みやすいスッキリしたメール文にするには
ぜい肉となる「無駄」な文章を取り去ることが必要です。

使い方を気をつけないと
ぜい肉になりやすいのが「接続詞」です。

「そして」「それから」などの順接の接続詞
「また」「および」などの累加の接続詞
は、文と文の合間につい使ってしまいがちですが
なくても、意味が通ることも多くあります。

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昨日は、部長とともに広島支店へ出張でした。
そして、午前中は営業会議に出席しました。
また、午後からは福山営業所でも打ち合せがありました。
だから、一日中広島県を西から東へ移動する状態でした。
そして、夕方には本社へ戻りました。
————————————————–

上記の例文から、不要な接続詞を取り
整理してみましょう。

————————————————–
昨日は、部長とともに広島支店へ出張でした。
午前中は営業会議に出席し、
午後からは福山営業所で打ち合せがありました。
一日中、広島県を西から東へ移動する状態でしたが、
夕方には本社へ戻りました。
————————————————–

このように、接続詞を省いてみると
文面がスッキリします。

メール文を書き終えたら、読み返し
「しかし」「けれども」といった逆説の接続詞以外は
思い切って接続詞を削ってみてください。

接続詞がなくても意外と意味が通ることが多いです。

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【しごび】 の お す す め
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今週は、読者のかたからの質問にお答えします
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仕 事 の メ ー ル 作 法       < 読者からの質問(5)
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 「ご案内申し上げます」

<読者からの質問>————————————————

先日お客様にお送りしたメールの内容で上司から指摘を受けました。

私はお客様に連絡する用件があったので
「ご案内申し上げます」
という文章からメールを作ったのですが

案内ではなく
「ご報告申し上げます」か
「ご連絡申し上げます」
だろう! とのこと。

案内という言葉を使うのは間違いなの? と思い
(私の中で納得出来なかったので)
辞典で調べたら
「事情やようすなどを知らせること。また、その知らせ」
という意味もありました。

私がお客様にご連絡したかったことは
お客様からいただいたご要望を
第三者機関に依頼し調査してもらい
その調査結果をお客様にお伝えする、という内容になります。

(読者 K 様)
——————————————————————
結果報告をするということで
「ご案内」という表現がやや弱い、あいまいと
Kさんの上司のかたは判断したうえでの指摘ではないでしょうか。

確かに、責任をもってお客様に結果を伝える際の表現としては
「ご案内」ではなく「ご報告」「ご連絡」が適切です。

「調査結果をお客様にお伝えする」ときの表現としては

「ご報告申し上げます」
「ご連絡申し上げます」

もありますが

「お知らせ申し上げます」
「お知らせいたします」

という表現も適切なものと考えます。
—————————
※この記事の配信後、読者の方から次のようなご意見をいただきました。

「ご案内申し上げます」
は、間違いです。

“私がお客様にご連絡したかったことは
お客様からいただいたご要望を
第三者機関に依頼し調査してもらい
その調査結果をお客様にお伝えする、という内容になります”

ということですが、

あくまで、顧客から要望されて連絡すること。
こちらから積極的に提案する内容ではないと思われるので、
御案内は間違いです。

はっきりと「ご報告申し上げます」か
「ご連絡申し上げます」が正しいと思われます。
(読者 J.S様)

本日の<読者からの質問(5)>ですが
私個人としては、「ご案内」は使わないな…と思いました。

どちらかというと、こういうメールをもらう方が多いのですが
「ご案内」では、調査結果についての責任感が希薄に感じるのです。

とくに先方よりの入荷が遅延して、督促している場合など
取次ぎから「ご案内申し上げます」と来た日にゃ、
「ガキの使いじゃないんだよ!」となります。

右から左へ伝達するだけなら「ご案内」でいいと思いますが
「ご報告」「ご連絡」などの方が
自分たちも内容を把握していますよ、
ただ言われたことを伝えてるだけじゃないですよ、
という、意思が感じられると思います。
(あくまで私の主観ですが)
(読者 M.N様)

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今週は、読者のかたからの質問にお答えします
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 仕 事 の メ ー ル 作 法             < 読者からの質問(4)
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                        文の運びを変えてみる

<読者からの質問>————————————————

当社からお客様に
「提案できることがあれば、また連絡しますね」
ということを伝えたいとき、どのように表現すればよいでしょうか。

「ご提案できることがありましたら、またご連絡させていただきます」
という一文が妥当かなと思いますが
「提案」と「連絡」の前に「ご」が続くのが気になります。

(読者 R.I様)
——————————————————————

伝えたい意図をそのまま文章化すると

「弊社から提案できることがございましたら、改めてご連絡いたします」

といったところでしょうか。

「あります」を丁寧語「ございます」に替え
「ご連絡させていただきます」を「ご連絡いたします」
に変更しました。

ただ、文が長くまどろっこしい気がするので

「御社に有益なプランを改めてご提案いたします」

としてもよいかもしれません。

「提案することがあれば連絡します」という文の運びではなく
「また提案させてください」と、文に積極的なニュアンスを持たせるのです。

「改めてご提案いたします」の前の部分は
「お役に立つプランを」
「ウェブサイトが充実した内容になるよう」
のように状況に応じてアレンジすればよいでしょう。

 
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今週は、読者のかたからの質問にお答えします
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仕 事 の メ ー ル 作 法       < 読者からの質問(3)
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「お打ち合せ」

<読者からの質問>————————————————

「○月○日○曜日○時より御社会議室におきまして、
従業員レベルアップに関する今後の進め方について、
お打ち合せさせていただきたく存じます」

上記の一文で使われている
【打ち合せ】という言葉に【お】は必要ですか?
丁寧語にすると【お打ち合せ】になるのでしょうか?

近頃何にでも【お】がついている気がして、すごくモヤモヤしています。
BLOGで見た言葉でひっくり返りそうになったのが『お生徒様のお作品』。
『お生徒様』→『生徒さん』、『お作品』→『作品』
【生徒さんの作品】が正解ですよね? 私が間違いでしょうか?

(読者 A様)
——————————————————————

「お打ち合せ」という言葉は、メールで見かけます。
自分(自社)から相手(客先)に
打ち合わせを依頼するときに
相手を立てる意味合いから「お」を付ける場合もあるようです。

ただ、私自身は客先に対しても
「お」抜きで「打ち合せ」として差し支えないと考えます。

「打ち合せ」は双方が仕事を進めるためにするもので
「お」を付けて丁寧に表現する種類のものでないと思うからです。

上記の一文にある
「お打ち合せさせていただきたく存じます」
は、わたしなら
「打ち合せをお願いできればと存じます」
と書きます。

「お生徒様のお作品」も「お」の使いすぎであることは明らか。
「生徒さんの作品」として十分と思います。

自分が教える側であれば、「さん」も必要なく
「生徒の作品」で事足ります。

このように「お」「ご」が過剰に使われているものとしては……

「お知り合いからの問い合わせ」→「知り合いからの問い合わせ」
「素敵なご披露宴でした」→「素敵な披露宴でした」
「ご気楽にお越しください」→「気楽にお越しください」
「なかなか面白いご人物」→「なかなかおもしろい方」

などがあります。

過剰な丁寧表現・敬語表現は、慇懃無礼な印象を与え
逆効果になることもあるので、
最低限の敬語を効果的に使うようにしたいですね。

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今週は、注意したい言い回しについてです。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法          < ちょっとしたひと言(3)
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                          「お知恵を拝借」

何気なく使っているひと言が
実は相手に誤解を与えていたり
自分の思いとは違う受け止め方をされたりすることがあります。

今週は、そんな「ちょっとしたひと言」の使い方について
取りあげています。

自分だけでは処理できない。やり方が分からない。
そんな時、上司や先輩に助けを求めるとしたら
どんな一文が適切でしょうか。

「私にはできません。だから、無理です」

これでは、業務を放棄したことになります。

「ちょっと教えてくれませんか?」

目上の相手に物を頼む言葉遣いとしては失礼です。

では、どのような表現が適切か。例えば…

部長、ご多用のところ申し訳ないのですが
  ○○の件でお知恵を拝借できますか

「○○の件でてこずっていて
 先輩のお知恵を拝借したいのですが

このように、目上の相手から助言や手助けを請う場合に最適なのが
「お知恵を拝借」という言い回しです。

ですが、次のような表現はNG.

「ぜひ、部長のお知恵をご拝借したいのですが」

「拝借」の「拝」自体に謙譲の意味があり、
「お借りする」という意味を持つので
さらに「ご」を付ける必要はありません。

「ぜひ、部長のお知恵を拝借したいのですが」

とするのが適切です。

 
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今週は、注意したい言い回しについてです。
◆─────────────────────────────────◆
 仕 事 の メ ー ル 作 法           < ちょっとしたひと言(2)
◆─────────────────────────────────◆
                        「お教えいたします」

何気なく使っているひと言が
実は相手に誤解を与えていたり
自分の思いとは違う受け止め方をされたりすることがあります。

今週は、そんな「ちょっとしたひと言」の使い方について
取りあげています。

上司や目上の相手に対して
「それでは、私が詳細をお教えいたします

この一文、適切でしょうか、不適切でしょうか。

自分の動作に付ける謙譲語「お~いたす」の使い方は
間違ってはないのですが、問題は「教える」という行為。

「指導する」「分からせる」という意味合いがある「教える」は
目上の相手に使うのにはNGな表現です。

自分ではそういうつもりがなくても
「部長、私がお教えします」
のように使ってしまうと、目上の相手よりも自分が上位に立つ
えらそうな印象を与えてしまうからです。

目上の相手には「教える」に代わる言葉として
「説明」「案内」覚えておくとよいでしょう。

「それでは、私が詳細をご説明いたします
「それでは、私が詳しくご案内いたします

といった具合です。
場合によっては
「紹介」「お知らせ」と言い換えることもできるでしょう。

謙譲の「ご~いたす」と合わせて使うことで
相手に敬意を示す表現となります。

 
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