今週は、適切な表現や言い回しについて取りあげます。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法                < 気になる表現
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                         使い分けできてる?
メールの文章は
書き言葉が主体でありながら
会話調のくだけた表現も使われることが多く
書き言葉と話し言葉がミックスされている印象を受けます。

ビジネスメールでは対外的なやり取りをすることも多く
敬語を使い、適切な表現を意識して使いますが

プライベートな使用がメインになる携帯メールでは
表現もがらりと印象が変わり、
より口語的で会話に近い表現が用いられます。

どちらが良い悪いということではなく
状況や場面によって
使い分けさえできていれば問題ないことなのですが

学生時代に携帯メールのやり取りしか経験がないと
社会人になってから、ビジネスメールのやりとりに苦労することも…。

例えば、仕事の依頼などを受けるときに使う
「引き受けさせていただきました」。

この場合は
「お引き受けいたしました」
とすればよく、

「~させていただきました」が必ずしも適切な表現ではないことは
当メールマガジンでもしつこく述べてきました。

(参考バックナンバー)

今週は、上記のように
会話と同じ感覚でうっかり使ってしまいがちな言い回しを
ピックアップしていきたいと思います。

 

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今週は、同じ表現を繰り返さないための応用フレーズをご紹介します。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法              < 表現の応用(3)
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「させていただく」
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新刊が発売された折には
ぜひとも購入させていただき、
読まさせていただきます。

—————————–

上記の例文のように「~させていただき」が重なることがあります。

「~させていただく」は本来、相手の許可を得て行為におよぶ際に使う表現。
相手に対してへりくだる気持ちを伝えます。

例)お預かりした品を確認させていただきます。

それが、単に相手に対してへりくだる謙譲表現として
使われていることが多くあります。

上記の例文では、新刊を「購入する」ことも、それを「読む」ことも
相手に許可を得てすることではありません。ですから…

—————————–

新刊が発売された折には
ぜひとも購入し、
拝読します。

—————————–

「購入させていただき」は「購入し」
「読まさせていただきます」は「拝読します」
と、不要な「させていただき」をとってしまいましょう。

ただし、著者から贈呈された本を読む場合は
「ご著書を読ませていただきます」とします。

「~させていただきます」は、
相手から許可を受ける場合のほか、何かしらの恩恵を受ける場合にも
使う謙譲の表現だからです。

相手の許可を得ない「~させていただきます」は、ほとんどの場合
「いたします」と書き換えることができます。

例)○○フェアを開催させていただきます。  → 開催いたします。
詳細は後ほど、お伝えさせていただきます。→ お伝えいたします。
先日、お会いさせていただきました。   → お会いいたしました。

「~させていただきます」は使えば丁寧な表現になるのではなく
丁寧そうに見えているだけのこともあるので、注意が必要です。

 
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今週は、同じ表現を繰り返さないための応用フレーズをご紹介します。
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仕 事 の メ ー ル 作 法           < 表現の応用(2)
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感謝のフレーズ

あるお礼の文例です。

——————————————————————

いつも弊社のWebサイトをご覧いただき、誠にありがとうございます。
先日開催されたギフトショーへも多くの皆様にご来場いただき、
誠にありがとうございます。この場を借りて心よりお礼を申しあげます

——————————————————————

上記の例文のように
「ありがとうございます」という表現が重なってしまうことがあります。

上記のケースは、同じ「ありがとうございます」でも
次のような意味合いで使われています。

1)最初の「ありがとうございます」⇒日ごろのお付き合いへの感謝

2)次の「ありがとうございます」⇒ギフトショー来場への感謝

1)の「ありがとうございます」は、挨拶に近いもので
メールの冒頭に持ってくることが多く、そうすると
別件で感謝の意を伝える次の一文の「ありがとうございます」と
重なってしまうのです。

さらに、この場合は
2)の「ありがとうございます」の後に
同じように感謝の意を伝える一文
「この場を借りて心よりお礼を申しあげます」が続いています。

そこで、もっとすっきりさせてみましょう。

——————————————————————

いつも弊社のWebサイトをご覧いただき、誠にありがとうございます。
先日開催されたギフトショーへも多くの皆様にご来場いただき、
重ねてお礼を申しあげます。

——————————————————————

「ありがとうございます」が続くときは
「重ねてお礼を申しあげます」と書き換えます。

または
「心よりお礼を申しあげます」
「深く感謝いたしております」
としてもよいでしょう。

「ありがとうございます」の別の表現としては
「恐れ入ります」
「ありがたく思っています」
があります。

「ありがとうございます」は
メール本文に何度も出てくると
感謝の意が薄らいで感じられるので
表現を工夫したいですね。

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今週は、同じ表現を繰り返さないための応用フレーズをご紹介します。
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仕 事 の メ ー ル 作 法              < 表現の応用 >
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                         お詫びのフレーズ

あるお詫びメールの文例です。
——————————————————————
・・・という初歩的なミスがあり、
大変ご迷惑をおかけいたしましたこと、
ここに深くお詫び申しあげます。

今回の件は、全く申し開きのできないことで
深く反省しておりますので、お許しください。

今後はこのようなことがないよう、
細心の注意を払ってまいりますので
何卒お許しのほどお願い申しあげる次第でございます。

重ね重ねお詫び申しあげます。
皆様のご健康とますますのご発展をお祈りしつつ、
書中にてお詫び申しあげます。
——————————————————————

謝罪の気持ちは痛いほどわかるのですが
「お詫び申しあげます」というお詫びのフレーズが繰り返し使われているため、
読むほどに、悲しいかな、しらけてしまうのです。

このように真意を伝えようと言葉を尽くした結果
真意が伝わらないメールになってしまうことがあります。

原因は、同じ表現を何度も使っていて、
文章全体がくどくなっていることが挙げられます。

「お詫び申しあげます」でも
もちろんお詫びの気持ちは伝わるのですが、

「申し訳ございません」
「ご容赦ください」
といった他の表現を使うことで、くどさが取り払えます。

——————————————————————
・・・という初歩的なミスがあり、
大変ご迷惑をおかけし、申し訳ございません。

今後はこのようなことがないよう、
細心の注意を払い、再発防止に努めてまいりますので
どうかご容赦ください。

謹んで深くお詫び申しあげます。
——————————————————————

今週は、繰り返し使いがちな表現の
応用フレーズを紹介していきたいと思います。

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今週は、言い切る場合とそうでない場合の表現について考察します。
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仕 事 の メ ー ル 作 法  < 表現のメリハリ(4)
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煮え切らない表現

今回のテーマに関連して、読者のかたからいただいた
メールをご紹介します。

<読者からのおたより>——————————————–

今日のメルマガの話題に関係ないかもしれませんけど、
一つぼやいていいですか?

「・・・したいと思います」

もうすっかり市民権を得てしまいましたね、この二重表現。
私だけは絶対使わないでおこうと心に決めております!

でも、話すときはつい使いがちですよね。
それくらい便利な表現。
それは身をもってわかります。

だからこそ、言い切る人に好感が持てます。
特にヒーローインタビューでは使わないでほしいな~。

「明日からも頑張りたいと思います!」

思わんとガンバレよ!(笑)
(読者 S.Yさん)
——————————————————————

「~したいと思います」
確かに便利な言葉ですよね。

定番フレーズとして普及している感もありますが
受け取り方によっては、あいまいな印象、自信がない印象を与える
フレーズです。

私も客先へのメールには
極力使用することを避けています。

「20日午後には伺いたいと思います」
「本日中にお送りしたいと思います」
よりも
「20日午後には伺います」
「本日中にお送りします」
と言い切る方が明快で確実な印象を与えます。

「~と思います」「~になりそうです」
といった表現も“煮え切らない”フレーズです。

でも、使うこともあります。
強引な相手の申し入れをかわしたいときや
明言を避けたいときなどです。

これ以上、関わらない方が得策
あるいは、詳細を知らせない方がいい
という相手には、上記のような
“煮え切らない”フレーズを使って逃げ切ることがあります。

メールは、基本的に記録として残るものなので
内容の重要度や、取り扱いに注意を要する場合は
言い切る、言い切らないの使い分けを意識したいですね。

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今週は、尊敬語と謙譲語の使い分けについてです。
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メ ー ル の 敬 語               < 間違いやすい敬語(2)
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                         「ご拝読いただき」

尊敬語を使うべき相手に謙譲語を使ってしまう
という間違いが多くあります。

例えば、得意先の担当者に対し、渡した資料について述べるとき
「資料をご拝読いただき、ありがとうございます」
と書くのは間違い。
本来、謙譲語である「拝読」を尊敬語と取り違えた例です。

「拝読」は「読む」の謙譲語です。
相手から受け取った資料を自分が読んで
「拝読しました」と書くのは差し支えありませんが、
相手の動作に「拝読」を使うのは適切ではありません。
「ご~いただき」も、この場合は不要です。

正しく書き換える場合は
「資料をご覧いただき、ありがとうございます」
「資料をお読みいただき(くださり)、ありがとうございます」
となります。

▼ 拝読いたしました?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ちなみに「拝読」「拝見」「拝聴」の「拝」そのものに
「謹んで~する」という謙譲の意味合いが含まれます。

ですから、謙譲語として「拝読」を使う場合
「拝読いたしました」と謙譲の「いたしました」を
「拝読」の後に付ける必要はありません。

「資料を拝読しました。ご送付いただき、ありがとうございます」
拝読したところ、2点ほど確認したいことがあります」
このように使用します。

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