今週は、 混同しやすい言葉について取り上げます。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法      < 使い分けに注意(5)
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                        「送る」と「贈る

 今週は、混同しやすい言葉の使い分けについて
 取り上げてきました。

 卒業式や入学・入社式も終わり
 職場では、歓送迎会シーズンかと思います。

 「送る言葉」と「贈る言葉」、

 この2つの言葉の区別、ついていますか?

 「送る」には、去っていく人に別れを告げる意味があり、
 送別のときの言葉、送辞にあたるのが
 「送る言葉」。
  例)卒業生を送る言葉

 一方、感謝や祝福の気持ちを込めて
 相手に言葉を届けるという意味で「贈る」を用い、

 お祝いの席で述べる賛辞や祝辞は
 「贈る言葉」です。
  例)大賞受賞者に贈る言葉

 日頃の感謝を込めて、手渡す
 お中元やお歳暮。

 相手に直接手渡すときは
 「お中元を贈る」
 と「贈る」を用いますが、

 郵送や宅配便で届けるときは
 「お中元を送る」
 とします。

 「送る」には、送別の意味のほかに、
 届ける、送達の意味があり、
 直接持参せず、配達を依頼して届ける場合は
 「送る」を用いるのです。

 こうした言葉の使い分けについては
 このたび5年半ぶりに増補大改訂された
 「記者ハンドブック 第13版 新聞用字用語集」
 を参考に紹介しました。

 

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