今週は、 感じよく伝わる言葉づかいについてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法                   < 伝え方の工夫(2)
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                                                                              「どうしますか」

今週は、同じ意味合いのことでも
相手に感じよく伝わる言い回し、伝え方の工夫を紹介しています。

AとB、どちらにするか決めてほしい。
あるいは
相手はAにすると言うが、Bも考えられる。
相手はAと言っているが、Bを推したい。

このように
相手に早く決めてほしいときや、
相手に判断してほしいとき

こちらが結論を急ぐほど
「どうしますか?」「どっちにしますか?」
と詰問調になりがちです。

そんなとき、
もっと穏やかに対応する言い回しとして
お薦めしたいのが
「いかがいたしましょうか?」
です。

「Aということですが、Bも考えられます。いかがいたしましょうか?」
「AよりもBの方が○○の点で優位性がありますが、いかがいたしましょうか?」
「AとB、2つの方法がありますが、いかがいたしましょうか?」

相手に詰め寄り、問いただすのではなく
問いかけ、考える余地を与える言い回しに変えるだけで
決断が早まることがあります。

こんなときにも
「いかがいたしましょうか?」
は使えます。

貸し会場を押さえたいが、希望する日時は予約でいっぱいというとき

「水曜はすでに満室だそうです。どうしましょうか?」

という対応は、聞いたことをそのまま伝えるやりとり。
これを一歩、進めて

「水曜は満室ですが、木曜なら予約可能だそうです。
いかがいたしましょうか?」

と「水曜はNGでも、木曜はOK」と提案し
相手が別案を検討しやすいようにもっていけば
「では、木曜に」とか
「木曜は都合が悪いので、次の水曜は?」と
次のステップへ進みやすくなります。

問題が起きたけど、どうしたらいいですか?
と相手に全面的に頼る対応ではなく

解決策や選択肢を事前に用意して
どうしましょうか=いかがいたしましょうか?
と尋ねるようにすると相手も判断しやすく
物事が早く進みます。

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【しごび】 の お 知 ら せ
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