今週は、あいまいな依頼や返事への適切な対応について考えます。
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仕 事 の メ ー ル 作 法    < 対応に困るフレーズ(2)
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「なるべく早く」

仕事のやり取りでよく使われるフレーズに
「なるべく早く頼む」「早ければ早いほどいい」
という指示や依頼があります。

「特急で」と言われるよりはいいのですが、
クセモノのフレーズではあります。

急ぐ気持ちは分かります。でも、指示する側は少なくとも
「明日の午前中に提出」「30日いっぱいで」
と大まかでも期日を示す方が得策。

指示を受ける側にもどのくらい急いでいるか伝わり、
対応の予測がつくからです。

急ぎの指示を出す場合は
「明日の13時からの打ち合わせに必要なので、今日中に準備をお願いします」
「30日の10時までに先方に送りたいので、29日の夕方には確認したいですね」
と具体的な期日と急ぐ理由・根拠を示して伝えると
受ける側も納得できます。

▼ 「急ぎ」の度合いを互いが認識
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では、「早く」と指示を受けた側は…。

「すぐに対応しますが、いつまでに提出すればよろしいですか」
と指示を受けた時点で期日を確認しておきます。

ある程度、状況や事情が把握できているときは
「では、今日中に提出すればよいですか」
「明日の10時には提出できますが、それでよろしいですか」
と、こちらで作業の予測を立ててから確認を。

すでに他の仕事を抱えているような場合は
「Aの仕事が終わり次第取りかかりますので、
提出は午後3時ごろになりそうですが、よろしいですか」
と自分の状況と作業のめどを伝え、段取りを確認しておきましょう。

指示を出す側、受ける側が「急ぎ」の度合いを確認し合い、
期日を設定しておくことが大切です。

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