今日は、読者のかたからの質問にお答えします。
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読 者 か ら の 質 問 「10日ぶりのご無沙汰」
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先日配信したメールマガジン冒頭の表現について
読者のかたからいただいた意見を紹介します。
<読者からのメール>————————————–
本日のメルマガに、ちょっと引っかかる表現があったので、
メールしました。
それは、「10日ぶりのご無沙汰でした」です。
Yahoo!辞書によると「ぶり」は、
時間を表す語について、それだけの時間を経過して、
再び同じ状態になることを表す
とあります。
これにあてはめると、
「10日経って、再びご無沙汰する(10日前もご無沙汰していた)」
というようなことになりませんか?
「10日間のご無沙汰」あるいは「10日ぶりの配信」
というほうが、私にはしっくりきます。
ご意見をお聞かせいただければ幸いです。
(読者 K.Kさん)
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きちんと調べずに、うろ覚えのまま言葉を使うと
こういう事態を招いてしまいます。失礼しました。
K.Kさんのご指摘の通り
「10日ぶりのご無沙汰」は
時を経て同じ状態になることを指す「ぶり」と
「ご無沙汰」の組み合わせに違和感があります。
つまり、「10日ぶりのご無沙汰でした」というのは
誤った表現。
「ご無沙汰」を生かすなら「10日間のご無沙汰」
「~ぶり」を生かすなら「10日ぶりの配信」
が表現として収まりがよく美しいです。
聞きかじった記憶のまま言葉を使わず
「あれ? なんか変」と思った時点で
辞書を引いて調べることが大切です。
K.Kさん、ご指摘ありがとうございます。