今週は、気をつけたい表現についてです。
◆─────────────────────────────────◆
仕 事 の メ ー ル 作 法  < メールの失言(4)
◆─────────────────────────────────◆
「~がバカだから」

今週は、相手に失礼にならない“ものの言い方”について
取り上げています。

以前、勤めていた職場の上司や
前任の上司などのことを指し
「○○がバカだから…」
と批判めいたことを言う人がいます。

自分はそれで溜飲を下げているつもりかもしれませんが
そんなことを書いたり、人前で言っている人物のことを
他人はどう思うでしょう。

会うたびに、職場や上司の愚痴をこぼす人がいますが
私はそういう人の話を読んだり、聞くたび
「あ~、いつか私も、この人にこんな風に言われるのかも…」
と相手のことを見ます。

警戒はしても、相手に心を開くことがなくなっていくのです。

このように、ビジネスの場に限らず
人の悪口や愚痴は、それを口にしたり書いたりする人自身の
評価を下げるだけで、良いことにはなりません。

▼ 相手の人間性ではなく、事例や事実を挙げて説明
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
自分の感情だけで好き嫌いや批判をしても
人からの同意や納得は得られません。

相手の人間性を批判したり、嫌悪の感情を露わにしたりするのではなく
具体的な例を挙げ
「もっとこうすればいいのに」「こういう考え方もあると思う」
と別案や方法を述べるほうが建設的です。

その人物そのものを攻撃するような物言いではなく
事例や事実で説明するだけでも
人に与える印象は変わってきます。

相手に対するネガティブな感情を
ずっと根に持つタイプの人、
人の意見に左右され、自分で客観的な判断ができない人

いずれも、負の感情にとらわれ、
そこから抜け出せないケースです。

目先のことにとらわれず、
もっと引いた視点で物事を見つめる
一方向から捉えるのではなく
別の立場・視点で見直してみることも必要ではないでしょうか。

ビジネスメールを書くときに役立つ最新の記事が無料で読めます。

メルマガ詳細

最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』

その他の著書はこちら

「仕事のメールの基本を知りたい、でも、誰も教えてくれない。今さら聞けない」という人のためのメールマガジン。
毎週金曜日 配信!
【仕事のメール心得帖】有料版
 登録はこちらから

このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】

記事全文を読む

今週は、気をつけたい表現についてです。
◆─────────────────────────────────◆
仕 事 の メ ー ル 作 法  < メールの失言(3)
◆─────────────────────────────────◆
「欠員ができたので」

今週は、相手に失礼にならない“ものの言い方”について
取り上げています。

あるセミナーの主催者から
「欠員ができたので、出席してもらえないだろうか」
と、メールで急に連絡がありました。

懇意な相手なら、時間の都合さえつけば、
「も~、仕方ないな~」とお付き合いもするところですが、
それほど面識のない相手から突然のメール。
どう反応していいものか、正直、困りました

あからさまに「欠員ができたので」と誘われても
「頭数揃えに動員されるの?」と良い気持ちはしません。

「欠員ができたので」とぶっちゃけず、
「まだお席はありますで、よかったらご参加になりませんか」と
誘えば、受けとめる側の印象も変わります。

同様に
「ほかがだめだったので、こちら(あなた)ならいいかと思って」
という他と比較した表現も相手を軽んじていて失礼です。

「ほかがだめだったので」とわざわざ書き添えずに
「こちら(あなた)しかお尋ねするところがなくて」
「こちら(あなた)なら、きっとご存じだろうと思って」

という一文にすると、相手に対し「その他大勢の中の一人」ではなく
「特別な存在」として見ているということが伝わります。

ビジネスメールを書くときに役立つ最新の記事が無料で読めます。

メルマガ詳細

最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』

その他の著書はこちら

「仕事のメールの基本を知りたい、でも、誰も教えてくれない。今さら聞けない」という人のためのメールマガジン。
毎週金曜日 配信!
【仕事のメール心得帖】有料版
 登録はこちらから

このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】
記事全文を読む

今週は、気をつけたい表現についてです。
◆─────────────────────────────────◆
仕 事 の メ ー ル 作 法  < メールの失言(2)
◆─────────────────────────────────◆
「かわいいもんですよ」

今週は、相手に失礼にならない“ものの言い方”について
取り上げています。

仕事上、先輩にあたる年上の相手が
自分の苦労話を綴ったメール。

ご苦労は確かにわかるけど
今だってその数倍大変な状況があったりもする。

あなたが在職していた昔ばかりが大変だったわけじゃない!
と、つい反発心がわいて

「そんなのまだかわいいもんですよ」

と返信してしまったら、
その後、メールが途絶えてしまった。
という経験談を聞きました。

▼ 相手は何を望んでいるかを見極める
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
年長者の苦労話に
謙虚に耳を傾けなくてはいけないと思いながら
「でも」という疑問や反発心を抑えられない時って
確かにあります。

意見の一つも返したくなりますが
年下の相手から年長者に
「かわいいもんですよ」
は少々言葉が過ぎたようです。

相手には生意気、何様と捉えられたかもしれません。
このような場合

「確かに、その頃は大変だったと思います。
ですが、今でも○○なんですよ」

と、相手の言動を認め、受け入れたうえで
「以前に比べ、現状はこうです」とか
「今ではこんなに変わっています」と
現在の状況を事実だけ、端的に伝えるとよいのではないでしょうか。

立場に関係なく率直に意見を交わした方がいい場面と
相手の要望を受け入れ、それに応えることを求められる場面とがあります。

この場合は後者で、
年長の相手は意見を求めたかったのではなく
自分の体験談を聞いてほしかった、伝えたかった
だけだったのだと思います。

ビジネスメールを書くときに役立つ最新の記事が無料で読めます。

メルマガ詳細

最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』

その他の著書はこちら

「仕事のメールの基本を知りたい、でも、誰も教えてくれない。今さら聞けない」という人のためのメールマガジン。
毎週金曜日 配信!
【仕事のメール心得帖】有料版
 登録はこちらから

このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】

記事全文を読む

今週は、気をつけたい表現についてです。
◆─────────────────────────────────◆
仕 事 の メ ー ル 作 法            < メールの失言
◆─────────────────────────────────◆
「若返りましたね」

メールに限ったことではありませんが、本音ではそう思っていても
言ってはならないこと、書いてはならないことがあります。

相手の面子にかかわること、相手のプライドを傷つけることなど
自分が言われて嫌なことは相手も同じように感じるはず。

本音や正論は直球でぶつけてしまうと
相手ばかりではなく自分もけがをすることがあるだけに
取り扱いには注意が必要です。

効果や影響を考えたうえで敢えて言う本音や正論と
何も考えずに思ったことをそのまま言うのは違います。
だから、ものの言い方を学ばなければならないと思うのです。

今週は、私自身の失敗も含め、書いてはならない
メールの失言を取り上げていきたいと思います。

▼ 自分で言うのと人に言われるのでは感じ方が違う!?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
私が後で「しまった!」と思った失敗の一つに
久しぶりに見かけた目上のかたに
「なんだか以前より若返りましたね」
と言って(書いて)しまったことです。

お世辞でも何でもなく、
本当にそう思ったからこその発言なのですが
後で考えて、やはり失礼だったと反省しました
(相手のリアクションがすべてを物語っていたので…)。

自分で「10歳若返った気がします」というのは問題ないと思うのですが
人に「若返りましたね」「若返ったんじゃないですか」と言うのは
「実際は若くはない」と認めたうえで
「だけど、若く見えますね」と言っているのと
同じことに感じられるからです。

こういう場合は
「いつも若々しいですね」
とした方がよかったと思っています。

ビジネスメールを書くときに役立つ最新の記事が無料で読めます。

メルマガ詳細

最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』

その他の著書はこちら

「仕事のメールの基本を知りたい、でも、誰も教えてくれない。今さら聞けない」という人のためのメールマガジン。
毎週金曜日 配信!
【仕事のメール心得帖】有料版
 登録はこちらから

このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】

記事全文を読む

今週は、読者からいただいたメールにお答えします。
◆─────────────────────────────────◆
仕 事 の メ ー ル 作 法  < 読者からの意見&質問(4)
◆─────────────────────────────────◆
「今日いる」

<読者からのメール>———————————————-

同僚のAさんが、Bさんにメールを送りました。
メールに
「今日いるBさん
***(例:掃除)をお願いします」と書いてあります。

Bさんはよく他の事業所に出かけ、
Aさんがいる事業所に不在の日があります。
「今日いる」は今日の日に居るBさんのことを指しているでしょうか?
ネットで調べもわからないし、Aさんとは馴染みがないので、
直接尋ねづらかったのです。

Bさんは私と同じ外国人で、本人は意味はよく分からなかったようです。
でも、なんとなく「今日いる」の言葉は失礼と感じます。

(読者 Oさん)
——————————————————————

「今日いるBさん」という一文は
不在がちな相手に対し、
今日は事務所に「いるのなら」「いるはず」と
最初から「いる」と決めつけて書かれている感があり
不躾な印象を与えるのではないでしょうか。

事務所に不在がちなBさんに対し、メールを送る場合
本人が「今日」事務所にいるかいないかをまず確認する必要があります。

この場合
「Bさんは今日、事務所におられますか。
***をお願いしたいのですが、今日の予定をお知らせください」
と書き換えることができます。

事務所に不在がちなBさんに
その日のうちに依頼したい作業がある場合は
メールで尋ねるより、

電話や口頭で直接
その日の所在を確認してから依頼する方が
確実だと思います。

ビジネスメールを書くときのコツを7000人以上が愛読。
2005年から配信してい る無料メールマガジン
【仕事のメール心得帖】登録はこちらから

最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』

その他の著書はこちら
このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】
記事全文を読む

今週は、読者からいただいたメールにお答えします。
◆─────────────────────────────────◆
仕 事 の メ ー ル 作 法  < 読者からの意見&質問(3)
◆─────────────────────────────────◆
「CC」の相手へコメント

VOL.1137の「CCのメンバーの名前別に個別にコメント」


についていただいたご意見です。

<読者からのメール>———————————————-

「VOL.1137」を読んでですが、
「CC」の使い方にはビックリしました。

「CC」宛ての方へ、コメントを書いたりする場合もあるんですね。

私の場合、「CC」は相手からのアクションを望まないが、
全く知らないと困るので、参考に送る方に使っていました。
コメントをする相手なら「To」にしています。

私へのメールが「CC」の場合は読んで終了です。
大きな問題があれば連絡しますけど。

職業によって使い方が違うんですかね。
(読者 H.Hさん)
——————————————————————

CCの使い方としては
上記のH.Hさんが書かれているような対応が
一般的だと思います。多くの場合、私もそうしています。

ただ、私の場合
発注元からの連絡を
私が一緒に組んで仕事をするデザイナーやフォトグラファーに連絡する
という状況がよくあります。

そうした場合
発注元へは「To」
同時に連絡するデザイナーやフォトグラファーには「CC」で送信。

そのとき、デザイナーやフォトグラファーへの
個別の連絡も書き添えて同報することにしています。

このような場合
「To」は発注元
「CC」は発注元からの仕事を一緒に組んで対応する他の業者
と区別していますが
すべて「To」で送信するほうが適切な場合もあります
(上下関係をつけず、すべての相手に対等にやりとりする場合)。

送信する相手との関係、
社内向けか社外向けかでも
「To」か「CC」かの分け方は違ってくるかもしれません。

ビジネスメールを書くときのコツを6000人以上が愛読。
2005年から配信してい る無料メールマガジン
【仕事のメール心得帖】登録はこちらから

最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』

その他の著書はこちら
このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】

◆─────────────────────────────────◆
【しごび】 の お す す め
◆─────────────────────────────────◆

私はもう、このスタンドなしではノートパソコンを使えません。

目の位置に画面が来るので
姿勢が崩れず、肩が凝りません。

もう、ご存じの方も多いと思いますが
ノートパソコン用スタンド「これはいるか」と
その改良型の「ネットサーフィン」。

記事全文を読む