今週は、敬語の使いすぎについて取り上げます。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 過剰な敬語(4)>
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敬語が並ぶとき
「ご興味がおありでしたら、ご覧ください」
上記の一文には3つの敬語が使われています。
「ご興味」「おあり」「ご覧ください」。
短い一文に3つも敬語が並ぶと、
丁寧さを通り越して、くどく感じます。
上記の場合は
まず「ご興味」の「ご」を取ります。
「おありでしたら」も敬語としては不自然な表現なので
「お持ちでしたら」と書き換えます。
「興味をお持ちでしたら、ご覧ください」
▼ 別の視点で表現自体を変えてみる
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ただ、よく考えてみると
興味を持つか持たないかは、相手が判断することで
それを先んじてこちらから尋ねるのも差し出がましい気がします。
ですから、ここは
相手の興味のあるなしよりも
どんな内容かに触れて、「ぜひ、ご覧ください」と
勧める文章の方が適切ではないでしょうか。
したがって、書き換えるとすれば…
「○○について紹介しておりますので、ぜひ、ご覧ください」
と表現の仕方自体を変えると、すっきりします。
ここでは「紹介」としましたが
読点で文が区切られているので
「ご紹介」としてもよいと思います。
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