今週は、敬語の使いすぎについて取り上げます。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 過剰な敬語 >
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「拝読させていただく」
メールがこれだけ普及し、
ブログやツイッターで情報発信する人が増えた今
「書く」ことへの関心の高まりと共に
敬語に対しても気を遣う人が増えてきているように感じます。
その一方で、相手に失礼のない表現を考えすぎて
必要以上に敬語を使っている文を目にすることも
多くなりました。
このテーマ、これまでにも何度となく取りあげているのですが
正直言って、ネタが尽きません。
ということで、「過剰な敬語」表現について
改めて取りあげていきたいと思います。
▼ 「拝読」そのものに謙譲の意
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「ご著書を拝読させていただきました」
この一文の間違いは、本メールマガジンの読者のかたなら
もう、お分かりですね。
「拝読」自体に謙譲の意味合いが含まれるため
「させていただく」は必要なく
「拝読しました」として失礼にはなりません。
「拝読させていただいております」
と現在進行形で「読んでいます」と伝えたい場合も
「拝読しております」。
これに似た表現で
「拝読いたしております」もNG。
「する」の謙譲語「いたす」もこの場合は
「拝読」に含まれているため必要なく、
「拝読しております」
として差し支えありません。