今週は、携帯メールとパソコンメールの違いについてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法   < メールの使い分け(5)
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                           相手への配慮

 パソコンメールと携帯メールは、別物と捉えています。

 常に持ち歩く携帯電話からのやりとりと、デスクに置いたパソコンからの
 やり取りでは、入力する環境、時間帯、文字量、内容などが変わってくる
 のは当然。

 一時的にパソコンメールの代わりに携帯メールを使ったり、その逆という
 ケースもあるにせよ、あくまで代用です。それぞれの特性に合う使い方を
 することで、伝えたい情報を効果的かつ正確に伝えることができるのでは
 ないでしょうか。

 相手が、携帯メール、パソコンメールのどちらをメインに使う人なのか。
 それに対して、自分はどうか。
 どちらも同じなら、やりとりしやすいですが、携帯とパソコンでのやり取
 りが発生する場合は、相手への配慮が必要になります。

 送信者のアドレスを見れば、携帯からかパソコンからかは判別できはしま
 すが、「携帯から失礼します」「パソコンから送信しています」のように、
 送受信環境の変化を伝えるひと言を添えておけば、少々、言葉足らずだっ
 たり、長文になった場合でも、環境の違いをからくるものと受け入れるこ
 とができます。

 ▼ スイッチを切り替えて上手に活用
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 通常、パソコンでメールのやりとりをしている相手から、緊急時用などで
 携帯メールのアドレスを知らされることがあります。

 外出中にどうしても連絡が必要とか、携帯メールなら連絡がつくといった
 場合です。そのようなとき、一時的に携帯メールへ連絡することはあって
 も、目的を果たしたら、またパソコンメールでのやり取りに戻すのも、送
 信側に必要な配慮でしょう。

 送受信の時間帯については、携帯メールへ送信する際は注意が必要。時間
 を気にせず送受信できるパソコンメールに対し、携帯メールの場合は受信
 時に音が出る設定にしている場合が多く、深夜や早朝のメールは控える方
 がよいでしょう。

 パソコンメールと携帯メール、どちらが良いとか優れているということで
 はなく、大事なのは、その違いを知り、TPOに合わせて上手に使い分ける
 こと。

 携帯メールの感覚のままパソコンメールを使ってしまう、あるいはその逆
 というパターンが、トラブルを招きやすいので気をつけましょう。

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