今週は、堅苦しく抽象的でまわりくどい表現を要チェック
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仕 事 の メ ー ル 作 法  < お役所言葉にご用心(5)
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漢語の多用

今週は
漢語が多く堅苦しかったり、まわりくどかったりする「お役所言葉」
について取り上げてきました。

漢字で書くと意味が凝縮されて、少ない言葉で表現できる一方
漢語を多く使うほど、堅苦しく、小難しい印象を与えます。

ある種、威厳を示すために漢語を好んで使う傾向があるのが
「お役所言葉」といえるかもしれません。例えば…

「勧奨」
=勧めること
例)農業を勧奨する ⇒ 農業を勧める

「衷心」
=心の奥底
例)衷心よりお詫び申しあげます ⇒ 心からお詫び申しあげます

「懇請」
=心を込めてひたすら頼むこと
例)許可を懇請いたします ⇒ 許可をお願いします

「抵触」
=触れること
例)○○に抵触するものです ⇒ ○○に触れるものです

「送致」
=送る、送付すること
例)関係書類を送致します ⇒  関係書類を送ります

このように意味が伝わりにくい漢語の多用は避け
分かりやすく書き換えて伝えることを意識してみましょう。

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