今週は、部下や上司からの気になるメールについてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法  < 部下・上司のメール処方箋(4)
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転送の理由

今週は、部下や上司からの気になるメール作法への処方箋を
ご紹介しています。

<上司からの「気になる」メール>———————————–

社長から何のコメントもなしに社員のメールが全文、
そのまま転送されてくる時があります。

そのメールをしっかり読むと、
この部分を社長は気にされていると言うのはなんとなくわかるのですが、
それを見た私にどうしてほしいのかが、分からないんですよね。

同意を求めているのか、
(その社員に)注意、意見をしてほしいのか、など。

結局、意図が分からないので
直接聞きに行っているんですけど。
まぁ、その事によって真意が聞けるので、
よい部分はあるんですが、

少なくともどの部分が気になっていて、
どう思うかなどのコメントを書いていただきたいなと思います。

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なぜ、転送されてきたか分からない
そういうメールは上司に限らず
社内・社外を問わず、結構ありますよね。

転送「した」側は
何らかの思いや意図があり、転送するのでしょうが
転送「を受けた」側は、なんのことだか分からない…。

転送した本人に聞ける環境にあればよいですが
そうでない場合は、
「先ほどの転送メールについてですが…」と
改めて尋ねなければならず、余計な手間を増やすことに…。

転送する際は
「佐藤さんからの参考情報です。共有しておきたいので転送します」
「下記の報告について、ご意見をお願いします」
のように、転送した文面に対して

・どのような意図で送ったか
・転送した内容についてどのような反応がほしいのか

を明らかにしておくと
転送を受けた側も、その意を汲んだ対応ができます。

ただメールを転送しただけでは
その内容を共有することはできません。
ひと言、転送の意図を添える配慮を忘れずに!

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