今週は、円滑なメールのやり取りのヒケツについてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法 < 角を立てないやりとり(2)
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                      理由より結論を先に!
 今週は、円滑に
 メールのやりとりをするための心構えと
 対処の仕方を取り上げています。

 相手から、2案のデザインが提案されたとします。
 吟味して、A案を不採用、B案を採用するとしましょう。
 そのとき、どのような書き方をしますか?

 「A案はいまいちなんで」とか
 「A案の色づかいが好きじゃないんで」
 
 のように、A案を不採用にする理由や難点を
 先に挙げてしまうと

 提案した側は
 「A案を修正すれば採用してもらえるのか」
 「B案は没なのだろうか」
 と困惑し、どちらの案が採用となるのか
 結論がはっきり分かりません。

 さらに、A案を否定されるばかりでは
 気持ちもなえます。

 このようなときは

 「B案のデザインを採用したいです。
  A案はこの2色が主張しすぎて、統一感に欠けると思います」

 まず、【結論】を先に述べてから
 (この場合は、「B案を採用する」こと)

 A案を不採用にする【理由】を述べます。

 このとき、不採用の理由は
 「嫌だから」「好きじゃないから」
 といった主観的、感覚的な理由ではなく

 できる限り、客観的、具体的な理由を挙げる方が
 相手も「なぜ、不採用になったか」を理解、納得しやすいです。

 採用・不採用を決めるときも
 その【ゴール】を考えてみてください。

 「より良い案を採用し、次に生かすこと」
 です。

 不採用の理由をあげつらい
 相手の非を責めるのがゴールではありません。

 遠回し、あるいは相手が納得しにくい
 決定ではなく
 
 誰が読んでも分かる決定の仕方と伝え方を
 わきまえておきたいですね。

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 【しごび】 の お す す め
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