今週は、入力するとき間違えやすい同音異義語をご紹介。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 言葉の使い分け(5)>
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「中秋」と「仲秋」
今週は、間違えやすい
同音異義語を取り上げてきました。
「中秋」と「仲秋」
2つの言葉の意味の違いは……
「中秋」は、陰暦の8月15日のことで、
「仲秋」は、陰暦の8月のことです。
中秋 … 中秋の名月
仲秋 … 仲秋の紅葉
陰暦の8月15日と特定されているのが「中秋」で
この日の月を「名月」として
お月見をして愛でる習慣があります。
ちなみに、今年の中秋の名月は
9月27日(日)です。
対して、「仲秋」は
陰暦の秋にあたる3カ月、7・8・9月の真ん中の月
である8月全体を指します。
「めいげつ」にも、
「名月」と「明月」
の2通りあります
「名月」は、陰暦の8月15日、または9月13日の夜の月を指し、
「明月」は、文字通り、明るい月のことです。
名月 … 栗名月 豆名月
明月 … 名月の夜
「名月」は秋の季語で
「名月を取ってくれろとなく子かな」
という小林一茶の句が有名ですね。
<追記>2021年9月22日
中秋の名月=満月の日 と必ずしも一致しないのですが、
今年、2021年の中秋の名月は満月と同じ日でした。
今後、中秋の名月と満月の日付が一致するのは
2022年と2023年。その次に一致するのは2030年なのだそうです。
ちなみに、俳句の季語で、中秋の名月の翌日(陰暦の8月16日)
は「十六夜(いざよい)」です。
文字通り、十五夜(=名月)の次の日だからです。
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