今週は、読みを間違いやすい言葉をご紹介。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法 < 間違いやすい読み(4)
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                          「十指に余る」

 今週は、間違いやすい読みをの言葉を
 取り上げています。

 「十指に余る」の読みは
 次のどちらでしょうか?

  A)じゅっしにあまる

  B)じっしにあまる

 正しい読みは、B)じっしにあまる
 です。

 10本の指では数えきれないことから
 10より数が多い、数多くの
 という意味で用います。

  例)十指に余る肩書

 「十」は漢数字で「じゅう」と読みますが
 慣用音では「じっ」と読むことがあります。

 「十指」のほかに
 「十戒」は「じっかい」
 「十傑」は「じっけつ」
 「十進法」は「じっしんほう」
 などです。

 「十中八九」も「じっちゅうはっく」が
 本来の読み方。

 「十干十二支」は「じっかんじゅうにし」と読み
 「十」の読みが前は「じっ」、後が「じゅう」と
 読みが混在する例も。

 もっとも、パソコンの漢字変換では
 「十傑」は「じゅっけつ」
 「十進法」は「じゅっしんほう」
 「十中八九」は「じゅっちゅうはっく」
 と入力しても変換されるので
 読みの幅は広がってきているようです。

 「十」を「じゅっ」と発音することについては
 国立国語研究所のページが参考になります。
 

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