今週は、人名、地名、社名などの誤字についてです。
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仕 事 ‎Begin の メ ー ル 作 法       < 固有名詞の間違い(3)
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                          間違いやすい名前

今週は、間違いやすい固有名詞と
間違えないための対策を取り上げています。

メールで相手のフルネームを書く場合
姓はもちろんですが、名前の表記も
注意が必要です。

間違いやすいのが
「ろう」。
「郎」と「朗」があり
部首が「おおざとへん」か「つきへん」かの確認を。

「とおる」の表記も間違いやすいです。
「亨」と「享」があり、
下が「了」か、「子」かを確認しましょう。

女性の名前の
「なな」には
「奈奈」「奈々」
「菜菜」「菜々」
あるいは「菜奈」という表記があり、
こちらも注意が必要です。

「まさこ」は
「正子」「昌子」「雅子」「政子」など
読みは同じでも字は異なります。

旧字体やひらがな、かたかなで表記する名前もありますね。

「~み」という名前の場合は
「美」以外に
「実」「巳」などがあります。

「~お」という名前は
「男」「夫」「雄」のほかに
「緒」もありますね。

「~み」という名前は比較的、女性に多いですが
男性も「正巳」「博巳」という名前がありますし

「~お」という名前は男性に多いですが
「玉緒」という女性の名前もあるので
音だけで性別を判断するのは要注意です。

私はごく最近まで
作家の「乾(いぬい)くるみ」さんは
女性だとばかり思っていて
週刊誌の書評に顔写真が載っているのを見て
初めて男性であることを知りました。

知り合いに「くるみ」という名の女性がいたので
てっきり「乾くるみ」も女性と思い込んでいたのです。

このように、
文字だけでは男女の別が分からないケースもあり
思い込みによる間違いもありえます。

人の名前の表記には
間違いがないか、間違えていないか
意識し、確認を怠らないようにしましょう。

 

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今週は、人名、地名、社名などの誤字についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法        < 固有名詞の間違い(2)>
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                          間違いやすい姓

今週は、間違いやすい固有名詞と
間違えないための対策を取り上げています。

同じ読みでも表記が異なる姓があります。
当メールマガジンでも過去に取り上げたことのある例では

あべ:安部、安倍、安陪、阿部、阿倍
さいとう:斉藤、齊藤、斎藤、齋藤

があります。

齊藤は斉藤の旧字体、
齋藤は斎藤の旧字体ですが

新字体の「斉」と「斎」は似ていても
音読みも意味も異なります。

「斉」の音読みは「セイ」で、ととのえるという意味があり、
「斎」の音読みは「サイ」で、神仏を祭るときに心身を清める
といった意味があります。

パソコンで「さいとう」と入力すると
上記の4種が変換候補に挙がるので、
上記のような意味の違いを意識して区別を。

文字の間違いとしては
「萩」と「荻」も間違いやすいです。

「はぎ」が「萩」で
「おぎ」が「荻」。

萩原(はぎわら)と荻原(おぎわら)、
萩野(はぎの)と荻野(おぎの)を
混同しないように気をつけましょう。

プロテニスプレイヤーの錦織圭さんの姓は
「にしこり」と読みますが
同じ字で「にしきおり」「にしごり」「にしこおり」
という姓の人もいます。

このように読み方や書き方が複数ある姓は間違いやすいので
メール送信する場合も注意して確認しましょう。

本人の場合はメールの署名や名刺に
読みを添えておくと、違いを意識してもらいやすいです。

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【しごび】 の お す す め
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今週は、人名、地名、社名などの誤字についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法          < 固有名詞の間違い
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人名の勘違い

年度が変わり、新しい職場で
人との出会いも新たに増える時期です。

初めて会う人、初めて名刺交換する人、
初めてメールのやりとりをする人も
いることでしょう。

そんなとき、気を付けなければならないのが
人の名前の表記です。

最近、私がうっかり入力ミスをしそうになった人名に
「ひょうご」さんという姓の方の表記があります。

「兵後」という表記なのに
パソコンの漢字変換のまま
うっかり「兵庫」と入力してメール送信していないか、
後で気がつき、ひやりとしました。

また、
「篤子」と書かれた名前を見て
てっきり「あつこ」さんと思っていたら、
実際は「とくこ」さんだった
ということも。

人名はこのように、漢字の読みと表記が多様で
勘違いしたまま言ったり、書いたりすることがあるので
注意が必要です。

人名に限らず、地名や社名などの固有名詞は
それぞれに意味やこだわりがあり、
特別な読みや表記にしているケースが多くあります。

間違えたまま使わないうようにするため、
今週は事例を挙げながら対策を考えていくことにしましょう。

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【しごび】 か ら お 知 ら せ
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▼【メール作法】相手の文を引用するのは失礼? 専門家に聞いてみた

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今週は、気になる敬語の使い方について取り上げます。
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仕 事 の メ ー ル 作 法          < 気になる敬語(5)
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過剰な敬語

——————————————–
この度、貴詩メールマガジンを拝見いたしまして、
弊社商品をメールマガジン内にて
アフィリエイトでご紹介いただけないかと思い、
不躾ながら連絡をさせていただいた次第です。
———————————————

というメール文。
間違いは、幾つあるでしょう。

1)貴詩メールマガジン → 貴紙 または 貴メールマガジン
「貴詩」は打ち間違い。

2)拝見いたしまして → 拝見し

「見る」の謙譲語が「拝見」。
「拝」に謙譲の意が込められているので、
「する」の謙譲語「いたす」は不要。

3)メールマガジン内にて → 上の行に「メールマガジン」とあるので削除

4)ご紹介いただけないかと思い → ご紹介をお願いしたく

「~ない」といった否定的な言い回しは避ける

5)連絡をさせていただいた次第です。→ ご連絡いたしました。

目的があって「連絡する」のであり、
相手の許可を得て「連絡する」わけではないので、
「~させていただく」という言い回しは不適切。

書き換えると
——————————————–
この度、貴メールマガジンを拝見し、
アフィリエイトで弊社商品の紹介をお願いしたく
ご連絡いたしました。
———————————————

最初に挙げた文例は
一文の中で繰り返し同じ言葉を使っていたり、
例)メールマガジン、いただく

余計な言いまわしがあったりして
例)いたしまして、不躾ながら

詰め込み過ぎているので、不要な言葉を省き、
スッキリ整えました。

相手に伝えたいこと、
この場合は「アフィリエイトで商品を紹介してほしい」を
まず、はっきりさせ、最低限の敬語を使って文章を作ることが重要です。

余計な言葉で飾り立てるより、
読み返して誤字がないか、
意図が伝わる文章になっているかを
チェックしましょう。

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今週は、気になる敬語の使い方について取り上げます。
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仕 事 の メ ー ル 作 法              < 気になる敬語(4)
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                           「ご不安な方」

——————————————————
○○についてご不安な方は、その旨をご記入されてください。
——————————————————

という一文。

「ご不安な方」という表現は、
不安を抱いている相手を気遣うと共に
相手に対する敬意から「ご不安」としていると思われますが、

その後の「方」が敬った言い方なので、
「不安」の前に尊敬の「ご」は不要。
「不安な方」として差し支えありません。

文末の「ご記入されてください」も
敬語が過剰です。

「する」の尊敬語は「される」ですが、
「ご記入されてください」と「される」を付け加える必要はなく
「ご記入ください」として敬意は伝わります。

したがって、上記の文例は
——————————————————
○○について不安な方は、その旨をご記入ください。
——————————————————
とします。

一文に幾つも敬語を用いる必要はなく
相手の動作に直結する言葉が敬語になっていれば
失礼にはなりません。

それよりも、過剰な敬語表現で
うわべだけ丁寧な慇懃無礼な文になったり
本来伝えたい内容が分かりにくくなることの方が
問題です。

<追記>
上記の「ご不安な方は」は
「不安」に「ご」を付けるより
「不安をお持ちの方は」のように
「不安」の後にくる動詞を敬語にする方が
文章の流れは良いのではないでしょうか。

 

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このメールマガジンの内容を反映した
1冊目の著書です。

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今週は、気になる敬語の使い方について取り上げます。
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仕 事 の メ ー ル 作 法          < 気になる敬語(3)
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                      「ご連絡してください」

————————————————
不明な点があれば、お気軽にご連絡してください。
————————————————

という一文。

文末の「ご連絡してください」の使い方に
注意が必要です。

これは、
本来は自分の動作に使う謙譲語の「ご~する」を
相手の動作に使っています。

不明点を連絡するのは「相手」。
相手の動作を敬う場合は尊敬語を使うので
「ご連絡ください」とすればよく
「ご連絡してください」の「して」は不要です。

したがって、上記の文例は
————————————————
不明な点があれば、お気軽にご連絡ください。
————————————————
とするのが適切です。

「不明点があれば、ご連絡ください」という一文は
「不明点があれば、ご連絡いただけますか」
という言い回しにしてもよいでしょう。

一方、
自分が相手に「連絡する」ときは
謙譲語「ご~する」を使い、
「後ほどご連絡します」
とします。

<追記>

自分が相手に「連絡する」ときは
謙譲語「ご~いたす」を使い、
「後ほどご連絡いたします」
としてもよいでしょう。

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