今週は、読者の方からの質問に回答します。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法 < 読者からの質問(2)>
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                     複数の相手への返礼メール

<読者からの質問>————————————————
  
  つい最近メールを返信する際に悩んでしまったことがあったので、
  神垣さんならどうされるかと思い、メールしました。

  それは、訪問先のお礼メールに対する返礼メールの
  あて先、宛名についてです。

 <要約>
  ・ある会社(株式会社△△△)のAさんと事前にメールでやり取りを行って、
   後日その会社に同僚Eと2人で訪問し、
   Aさんの上司BさんとPJ担当Cさんを加え、
   5人で打ち合わせを行いました。

  ・訪問先の会社
   アポを取った方Aさん、
   上司Bさん
   PJ担当Cさん

  上記3名の方と打合せを行ったあと、
  Aさんからお礼メールが届きました。

  あて先には訪問した私(D)と同僚のEが書かれ、
  CCにBさんとCさんがありました。

 <Aさんからお礼メール>
 ———————————–
  あて先:D、E
  CC:Bさん、Cさん

  ○○○株式会社
  Dさん
  Eさん

  本日はご訪問いただきありがとうございました。
 ———————————–

  この場合、失礼のない返礼時のあて先、宛名はどうすればよいですか?

  今回私が返信した内容は
 ———————————–
  あて先:Aさん、Bさん、Cさん
  CC:E

  株式会社△△△
  Bさん
  Aさん
  Cさん

  昨日は貴重なお時間をいただきありがとうございました。
 ———————————–

  あて先はAさんから始めて、宛名はAさんの上司Bさんを先頭にしました。

  Aさんを先頭にして、CCとして上司Bさん、Cさんと書こうか
  とも思いましたが、

  上司BさんもCさんも同席され、
  主にCさんから詳しいお話をお聞きしましたので、悩みました。

  お忙しいとは思いますが、よい返礼メールの出し方を教えてください。

                          (読者 K.Mさん)
 ——————————————————————

 K.Mさんの返信のあて先、宛名の書き方は
 申し分ないと思います。

 別の考え方としては……

 先方の担当者・Aさんからのお礼メールは
 打合せ前に直接メールで連絡したDさんと
 同席したEさんに対するお礼を
 上司BさんとCさんに知らせるために
 同報(CC)しています。

 したがって
 Aさんに対する返礼メールとしては
 あて先をAさんとし、
 CCで上司Bさん、Cさん
 BCCに同僚のEさん
 として、

 文面の宛名はAさん
 としても差し支えないと思います。

 ただ、この場合は文中に
 「同席いただいたBさん、Cさんへもどうぞよろしくお伝えください」
 という一文を添えます。

 K.Mさんの返礼は
 先方の担当者であるAさんだけでなく、上司Bさん、Cさんも
 それぞれあて先にし、

 文面の宛て名は
 先方の序列に従い、書き直して送信しているので
 とても丁寧です。

 「悩んだ」ということですが、先方には
 相手に失礼にならないように考えたうえで
 きちんと書き直した丁寧な対応と
 印象の残っていると思います。

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 【しごび】 の お 知 ら せ 
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 ダメージを受けている相手へのひと言について。

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