今週は、気になるメールの敬語の使い方についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 気になる敬語(5)>
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「お戻りして」
今週は、気になる敬語の使い方について
例を挙げて取りあげてきました。
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準備を終えたら、私は一旦会場を離れますが、
18時50分ごろにはお戻りして、お手伝いいたします。
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上記の文例は、
営業担当者が販売担当者に宛てた
イベント会場での対応連絡のメールです。
メールの差出人である営業担当者にとって
販売担当者は外部の人のため、敬語を使っているのですが
2行目の「お戻りして」に違和感を覚えます。
文の最後で「お手伝いいたします」と
「する」の謙譲語「いたします」を使っているので
その前の「お戻りして」は敬語にする必要はなく、
「戻り」とするか、
「戻ってきますので」とすれば十分です。
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準備を終えたら、私は一旦会場を離れますが、
18時50分ごろには戻り、お手伝いいたします。
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あるいは
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準備を終えたら、私は一旦会場を離れますが、
18時50分ごろには戻ってきますので、お手伝いいたします。
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自分が「戻る」のではなく
相手に「戻す」場合は
謙譲語「お~する」を用いて
「お戻しする」とします。
例)明日、原稿をお戻しします。
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