今週は、読者の方からの質問にお答えします。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法            < 読者からの質問 >
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                      「申し訳ございません」?

<読者からの質問>—————————————————-

「申し訳ございません」という表現についてお尋ねします。
「申し訳ない」という、形容詞で覚えています。
ですので、「ない」の部分を「ございません」に変えるのは、気持ちが悪い
印象です。
しかし、最近では申し訳ございませんの方が認知されているように思えて、
少し自信をなくしそうです。

同じことを、「滅相もない」「とんでもない」にも思います。
(「とんでもございません」というのを聞くと、とても気持ちが悪いです)
すっきりした解説をお願いいたします。
                           (読者 T.Sさん)
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T.Sさんがおっしゃるとおり、「申し訳ない」は「~ない」までを含めて一つ
の言葉です。

この「ない」は、「できない」「自信がない」のような否定や打ち消しの「な
い」ではなく、本来なら「申し訳ないことです」という使い方をします。

しかし、一般には「申し訳ない」の「~ない」を「~ございません」「~あり
ません」と言い換えた「申し訳ございません」「申し訳ありません」という使
い方が広まっているのが現状です。

残念ながら、「申し訳ないことです」を後押しするすっきりした解説が私にも
できません。そこで、国立国語研究所の下記の記事を参考にしてください。

▼よくある「ことば」の質問 「申し訳ございません」

▼謝罪の言葉< 表現のバリエーション(2)> VOL.1933

「とんでもない」「めっそうもない」の関連記事はこちら

▼とんでもございません< 読者からの質問(2)> VOL.641

▼「めっそうもない」< 便利な言い回し(4)> VOL.1428

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