今週はメールの送信ミスについて考察します。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法         < 送信間違いを防ぐには(5)
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                            読者の事例

送信ミスを防ぐ方法として、読者のかたからもご意見をいただきました。
ご紹介しますね。

<読者からのお便り-1>——————————————–

「確認のひと手間」ですが、僭越ながら私の場合をお話させてください。

私が仕事で使っているメーラーは、【送信】ボタンを押した後、
「確認画面」が出ます。

「(件名)のメールを送信しますか?」というタイトルと
「送信」「キャンセル」「下書きへ保存」「再編集」の選択ボタンが
現れます。

私は、どんなに急ぐメールであっても、可能な限りこの確認画面で
「再編集」を選ぶようにしております。
再編集ボタンを押すと、送信ボタンを押す前の編集画面に戻るので、
再度メール内容、送信先を確認するようにしております。

今朝のメルマガにある「ひと呼吸おく」をこのツールで利用しているのです。
メーラーに依存している機能なので、すべての人に使えるものでは
ありませんが、過去にこの「再編集」のおかげで命拾い(?)をした思いが
幾度もあります。

男性読者 A.Hさん
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上記のメールは、6月23日配信の「確認のひと手間」
に対していただいたものです。

Webサイトで見かける投稿用や問い合わせ用のフォームも、この方式で
送信前に一度、確認画面が出てきますよね。

自分で確認する場合は意識していても、慌てているときには確認せずに
送信してしまいがちです。
このようなシステムを利用して、半ば強制的に確認する習慣をつけると
送信ミスはぐっと軽減されるのではないでしょうか。

もう一つ。6月25日配信の「アドレスの入力」
に対して次のメールをいただきました。

<読者からのお便り-2>——————————————–

本日の、送信間違いを防ぐための方法ですが、
うちの会社でも似たことをやっています。
(会社として教えているわけではないんですが
何人かは自然とそういう風にしているようです)

ただ、新規でメールを書いて、そこに相手のアドレスを入れて
返信してしまうと、スレッドが切れてしまったり、
タイトルが変わったりしてしまうかと思います。
(メールソフトにもよりますが)

タイトルをRe:でそのまま使う場合、
新規メールにタイトルを付け直すのが面倒なので、
私はいったん返信ボタンを押してメールの枠を作り、
そこの宛先に入っているアドレスをいったん秀丸などにテキストとして
移して貼り付けておいて、返信メールを書き、
最後にアドレスを戻す、ということをやっています。

手間はあまり変わらないかもしれませんが(苦笑)
参考になればと思いメールさせていただきました。

女性読者 R.Fさん
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一度、他所にアドレスを移して、返信文を書き
送信前にアドレスを戻すというのは、確実ですね。
途中でうっかり送信してしまっても相手には届きません。

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