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今週は、相手がカチンとこない言い回し、依頼編です。
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仕 事 の メ ー ル 作 法      < 角の立たない言い回し(2)
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大事なのは「お願いする」姿勢

今週は「依頼する」場合の
角の立たない言い回しを紹介しています。

依頼の際は、命令調から問いかけに
「~してください」⇒「~していただけますか」
と変換することを前回述べました。

このほかに
「~してください」⇒「~をお願いします」
と変換する方法もあります。

例)
30日までに返信してください。

30日までに返信をお願いします。

打ち合わせの日程を変更してください。

打ち合わせの日程変更をお願いします。

※丁寧に書く場合は「お願いいたします」。

※文の前に「大変申し訳ないのですが、」を添えると
より丁寧な印象に。

特に、社外や目上の相手に
こちらの都合で変更を依頼するような場合は
事務的に「~してください」と処理せず
「~をお願いします」という言い回しを用いることを
お勧めします。

すでに決まっている予定を
変えてもらう手間を相手にかけるからです。

相手の時間や手間をかける可能性のある頼みごとは
聞き入れてもらって当たり前なのではなく
相手から時間や労力を奪っていることも念頭に置き
「お願いする」という姿勢を持ちましょう。

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【しごび】 の お 知 ら せ
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「おっしゃられる」「ご覧になられる」この敬語は間違い? – まぐまぐニュース!

今回は、これまたミスを犯しやすい「二重敬語」について解説しています。あなたの敬語、大丈夫ですか?

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今週は、言葉の表記の区別の仕方についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法    < 言葉の書き分け(3)
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「くさい」「におい」の書き分け

————-
くさいにおい
————-

これを漢字で書くと

——–
臭い臭い
——–

と書くことができ、
これだと「くさいくさい」とも読めてしまいます。

新聞の統一表記では、
実際に不快なにおいがする場合は「臭い」と漢字で表記し、

疑わしいとか、怪しい様子を比喩的に表現する場合は「くさい」
と平仮名表記にして区別しています。

例)
「臭い」 :汗臭い、酒臭い、臭い物にふた
「くさい」:うさんくさい、素人くさい、面倒くさい

「におい」の漢字表記には
上記の「臭い」のほかに「匂い」もあります。
どのように使い分けるのでしょう。

新聞の統一表記では、
鼻で感じる刺激のうち
心地よいにおいを「匂い」と表記し、
不快なにおいを「臭い」と表記して
区別しています。

例)
「匂い」:バラの匂い、匂い袋
「臭い」:嫌な臭い、生ごみが臭う

しかし、冒頭に挙げた
「臭い臭い」のようにどちらも同じ漢字表記になる場合は
紛らわしいので、

「臭いにおい」と
「臭い」は漢字表記で、「におい」は平仮名表記とします。

もっとも「くさい臭い」の代わりに
「悪臭がする」と書けば、区別はできるのですが……。

においは感覚的なものなので
柔軟剤や香水のにおいも
心地よいと感じる人もいれば、不快と感じる人もいます。

このように良い香りか不快な臭いか判別できない場合も
「臭い」ではなく平仮名の「におい」を用います。

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今週は、読者の方からの質問にお答えします。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 読者からの質問
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「…について」「…の件」という件名

<読者からの質問>————————————————

メールの件名(Subject)で、
「3月3日の打ち合わせの内容について」や
「3月3日の内容打ち合わせの件」のように、
「…について」、「…の件」
というものをしばしば見かけます。

メールの件名は、「短く」「わかり易く」「具体的に」すべきですが、
「について」「の件」は、
情報を持たない余計な(無駄な)文言にしか思えません。

そもそもメールの「件名」は、
「…について」を書くところなんですから。

メールに限らず、さまざまな文書でも、
「ここは、『…について』を書く箇所でしょ」
というところに「…について」と書かれてあるのを見ると
違和感(or 嫌悪感)を覚えます。

ところが、神垣様のメールマガジンのバックナンバーを含め、
ネットで検索しても
この話題について書かれたものは見つかりませんでした。

「について」などは、文をやわらかくするために必要なものなのか、
細かいことでどうでも良いことなのか、ずっと疑問に思っています。

神垣様のお考えをお聞かせください。
(読者 Y.Nさん)
——————————————————————

Y.Nさんの質問にあるように
メールの件名は
「短く」「わかり易く」「具体的に」書くことが原則ですが、

件名に具体的に書こうとして書ききれない場合に
「…について」や「…の件」を使うことが
私は多いです。

「…について」を使うのは
メールの内容がやや込み入っていて
件名でひと言でまとめられない場合。

例えば
メールのやりとりで
打ち合わせの日程変更を相手に伝えるという
内容であれば、

「3月30日の打ち合わせの日程変更のお願い」

という件名にしますが

打ち合わせの内容について
幾つかポイントがあり
ひと言で件名としてまとめられないような場合は

「3月30日の打ち合わせについて」

と件名に書いています。

また、頻繁にメールのやり取りをする相手で
具体的に細かく件名に書かなくても
何のことかだいたい察してもらえる場合は
件名に「…の件」を使います。

「3月30日の定例会議の件」
「4月号社内報の件」

このように、
簡略した件名でも相手に通じ、
分かってもらえるときによく用います。

逆に、初めてメール送信する相手に
「次回社内報の件」
だけでは、何のことか分からないので

「ABC社の社内報4月号 撮影日程について」
「ABC社の社内報4月号 撮影日程が変更になりました」

といった件名にします。

上記のように私が
メールの件名に「…について」や「…の件」を用いるのは

文をやわらかくするためではなく
具体的に書こうとして書ききれない場合に
大まかにまとめるためです。

状況に応じて
このように使うことがあってもよいのではないかと思うのですが
いかがでしょうか。

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まぐまぐニュースに過去のメルマガ記事が紹介されました。

異動や離退職時に使う言葉シリーズです。

▼漢字で書いてみれば分かる、「はなむけ」の正しい意味と使い方

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「まぐまぐニュース」に過去のメルマガ記事が紹介されました。

 

漢字で書いてみれば分かる、「はなむけ」の正しい意味と使い方 – まぐまぐニュース!

3月といえば、異動や離職、退職などで職場を離れる人も多い別れの季節。そんな状況でよく使われる「はなむけ」という言葉、正しい意味と使い方をご存知でしょうか。今回の無料メルマガ『 仕事美人のメール作法 』では著者の神垣あゆみさんが、案外間違いやすいその使用法を紹介されています。

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今日は、異動や離退職時に使う言葉シリーズです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法              < 別れの言葉
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「はなむけ」の使い方

世は卒業シーズン。
会社では離退職する人が多く見られる時期でもあります。

人との別れがあり、
送る人、送られる人、それぞれの立場で
気持ちを伝える際に使われる言葉に着目し、
取りあげてみたいと思います。

卒業や送別の際に使われる
「はなむけ」という言葉。
意味を理解して、正しく使っていますか?

「はなむけ」とは、「馬の鼻向け」の略。

かつて、旅立つ人のために
道中の無事を祈り、その人の馬の「鼻」を
これから向かう目的地の方向に「向け」てやる習慣を
「鼻向け」と言いました。

この習慣から転じて、
旅立ちや卒業といった送別の際に贈る言葉や金品のことを
「はなむけ」と言います。

漢字では「鼻向け」「餞(餞別の餞と同じ)」と書きますが、
新聞表記では「はなむけ」と平仮名表記で統一されています。

文字からイメージしにくいせいもあるのか、
「はなむけ」を送る人に対してではなく、
勘違いして、新たに迎える人に対して使っているケースがあります。

× 社長が新入社員にはなむけのあいさつをしました。

○ 来月、独立する山田さんにはなむけの言葉を贈りました。

「はなむけ」は、会社では
異動する人や離職、退職する人に対して使う言葉。

異動してきた人や新入社員には使わないので
注意しましょう。

「まぐまぐ!ニュース」でこの記事が取り上げられました。

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