今週は、注意したい敬語の使い方についてです。
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 仕 事 ‎の メ ー ル 作 法             < 気になる敬語(3)
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                     「お間違えないでしょうか?

「先生の発言について
 私は△△と解釈しましたが、お間違えないでしょうか?

ネット上で相手(=先生)が発言した内容について
自分(=私)は△△と解釈したが、
それで間違っていませんか?
と相手に問うているのが上記の一文です。

気になるのは最後の
「お間違えないでしょうか?」
の箇所。

「私の解釈は間違っていませんか?」
と相手に確認しているのに

「間違える」という自分の行為に
尊敬の接頭語「お」を付けてしまっています。

相手の間違いを確認するのであれば
「○○を△△とお間違えではないでしょうか?」
「○○を△△とお間違えではありませんか?」
という尋ね方をしますが

冒頭の文例の場合は、相手ではなく
自分の解釈が間違ってないかどうかの確認です。

したがって
尊敬の「お」は使わず
「間違いないでしょうか?」
とするのが適切です。

「先生の発言について
 私は△△と解釈しましたが、間違いないでしょうか?

この例のように
相手に対する敬意から
本来は自分の行為や動作に
敬語を使ってしまわないように
注意しましょう。

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今週は、注意したい敬語の使い方についてです。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法              < 気になる敬語(2)>
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                      「お写真を拝見されて」


 「背景が変わっていることに
  お写真を拝見されて、気づかれましたか?」

 上記の一文は

 ネットにアップしている自分のプロフィール写真の
 背景が変わっていることに気づきましたか?

 と書き手が読み手に問うている文です。

 気になるのは
 「お写真を拝見されて」
 の箇所。

 書き手が読み手に対して敬語を使うつもりが
 尊敬語と謙譲語を混同して
 おかしな敬語になってしまっています。

 「(プロフィール)写真を見た」のは、読み手
 つまり、相手です。

 したがって
 相手の行為に使う敬語は
 尊敬語。

 「見る」の尊敬語は
 「ご覧になる」
 あるいは「見られる」です。

 しかし、上記の一文では
 「見る」の謙譲語「拝見する」を
 相手に対して使っています。

 さらには
 自分の写真のことなのに
 尊敬の接頭語「お」を付け
 「お写真」となっています。

 では、
 「お写真」→「写真」
 「拝見されて」→「ご覧になって」
 と直してみましょう。

 「背景が変わっていることに
  写真をご覧になって、気づかれましたか?」

 より伝わりやすくするために
 文の順番を変えて整えると……

 「写真をご覧になって、
  背景が変わっていることに気づかれましたか?」

 のようになります。
 (最後の箇所は「お気づきになりましたか?」にしてもよいでしょう)

 今回、取り上げた文例のように
 敬語を使う相手と行為を取り違え
 自分を主語とする「謙譲語」と
 相手を主語とする「尊敬語」が
 入れ替わっている間違いを見かけます。

 敬語を使い分けるときは
 その行為の主語は誰か
 を確認してみましょう。

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今週は、注意したい敬語の使い方についてです。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法 < 気になる敬語
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                   「お知らせさせていただきます

 「年末年始の営業予定を改めてお知らせさせていただきます

 この一文の最後
 「お知らせさせていただきます」の敬語の使い方が気になります。

 この一文で伝えたいのは
 年末年始の営業予定を相手に「知らせる」こと。

 シンプルに
 「お知らせします」としても
 差し支えないのですが

 「する」の謙譲語「いたします」を使い
 「お知らせいたします」
 とすれば、スッキリした敬語の使い方になります。

 相手に対してより丁寧に、と気を遣うあまり
 使ってしまいがちな「~させていただきます」ですが

 「送ります」や「報告します」といった
 ビジネスメールでよく使う言葉も
 謙譲語の「~いたします」に置き換える方が
 スッキリします。

 例)
 サンプルをお送りさせていただきます
  ↓
 サンプルをお送りいたします

 調査結果を報告させていただきます
  ↓
 調査結果を報告いたします

 したがって、最初に挙げた文例は

 「年末年始の営業予定を改めてお知らせいたします

 として差し支えありません。

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ビジネスメールを書くときに間違いやすい同音異義語を7つの取り上げ、
それぞれの正しい意味と使い方を解説しています。

▼「共用」「供用」どっちだっけ? 間違いやすい7つの同音異義語

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今週は、尊敬語・謙譲語・丁寧語の使い分けについてです。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法 < 敬語の使い分け(3)
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                          「言う」の敬語

 今週は、ビジネスメールで使う頻度の多い言葉を
 敬語で表すときの使い分け方を紹介しています。

 今回は「言う」の尊敬語・謙譲語・丁寧語についてです。

 「言う」の尊敬語 = おっしゃる 

  例)部長がおっしゃる通りです。

  ※「言う」の尊敬語「おっしゃる」に、さらに尊敬の「られる」を付け
   「おっしゃられる」とするのは過剰な敬語です。

   × 社長がおっしゃられていました。

   ○ 社長がおっしゃっていました。

 「言う」の謙譲語 = 申しあげる、申す

  例)恐れながら、申しあげます

  例)担当の佐藤と申します

  ※「申しあげる」も「申す」も、目下の者が目上の相手に
   何か言うときに使う謙譲語ですが、
   社外の相手に社内の人が言っていたことを伝える場合にも使います。

   例)田中様にぜひお願いしたいと、山田が申しております

 「言う」の丁寧語 = 言います 

  例)私から言いますので、ご心配なく

 <敬語の基本>

 ・敬語には「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」の3種類があります。

 ・尊敬語は、相手に対する敬意を表すもので、主語は相手。
  相手の動作や存在を高める言い回し。

 ・謙譲語は、自分をへりくだることで、相手に敬意を表すもので
  主語は自分。
  自分の動作や存在を低めて、動作が向かう先の相手を高める。

 ・丁寧語は、相手への敬意を込めて、動作や存在を丁寧に、
  あるいは上品に言い表すもの。

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今週は、読者の方からいただいた質問に回答します。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法             < 読者からの質問(4)>
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                       「ご質問があります」

<読者からの質問>————————————————

最近ふと気になった敬語の使い方があり、お尋ねすることにしました。
まさに、この質問そのものの表現についてです。

基本的に、自分の行為を表すときは謙譲語で、
行為が相手に及ぶときは尊敬語と心得ていますが、
「質問」と「連絡」という名詞を扱う場合には、
何となく感覚で使い分けているような気がします。

例を挙げると、自分の方から相手に質問や連絡がある場合、
「ご連絡があります」とは言っても、
「ご質問があります」ではおかしいと思うのですが、

どちらも自分がする行為でありながら、
前者には違和感がなく、後者には違和感があるのは
どうしてなのだろうと、ふと疑問に思いました。

お時間のあるときに、神垣様の解説を聞かせていただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。
(読者 M.Oさん)
——————————————————————

M.Oさんの質問にある通り
・自分の行為を表すときは謙譲語
・行為が相手に及ぶときは尊敬語
を使います。

ただし、
自分の動作でも、その行為が相手に及ぶ場合は
「お」「ご」を付けます。

例)連絡する → ご連絡(いた)します

このほかにも
・説明する → ご説明(いた)します
・報告する → ご報告(いた)します
・回答する → ご回答いたします

・礼を言う → お礼を申し上げます

なども同様です。

しかし、「質問する」は
自分の動作であり、その行為が相手に及ぶものですが
自分の疑問を明らかにするために相手に尋ねる、という
あくまで“自分のため”の行為です。

上記の「説明」「報告」「回答」が
“相手のため”の行為であることとの違いが
この点にあります。

したがって、
「質問する」に「ご」を付けて
「ご質問があります」
「ご質問いたします」
のように使うのは
敬語として適切ではないわけです。

前に「ご」を付けるより
「あります」の方を「ございます」と丁寧に表現すると
しっくりくるのではないでしょうか。

例)敬語について質問がございます

「ご質問があります」については
以前、下記のサイトでも述べているので
参考になさってください。

▼好印象で仕事上手! ビジネスパーソン メール術(8)
間違いやすい敬語-2:「ご質問があります」


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気を遣いすぎるあまり、
結果的におかしな言い回しになっていないか……
確認する際の参考に。

▼「たびたびお世話になっております」はNG。ありがちなメールの間違い

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