今日は、最近気になる言葉についてとりあげます。
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間 違 え や す い 言 葉      < 気になる言葉(4)>
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「放射線」と「放射能」

「放射線」とは、エネルギーを持つ電磁波などの総称。
狭義には放射性元素が崩壊する際、
放出される粒子線(アルファ線、ベータ線など)や
電磁波(ガンマ線)の総称。
広くは、エックス線・中性子線・宇宙線なども含めて、
すべての電磁波と粒子線をいいます。

「放射能」とは、放射線を出す能力。

「放射性物質」とは、放射能をもつ物質のことです。

放射線は自然界にも微量にあるもので、宇宙や大地から放射線が
出るほか、食べ物にも放射性物質が含まれ、放射線は出ています。
エックス線は体の状態を調べる検査などに使われています。

ただ、放射線が一度に大量に体に当たると、
細胞を破壊するなどして人体に影響を与えるため、
危険視されています。

 
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今週は、最近気になる言葉についてとりあげます。
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仕 事 の メ ー ル 作 法        < 気になる言葉(3)
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「被曝」と「被爆」

「被曝」と「被爆」。
この二つの言葉はどう違うのでしょうか。

「被曝」とは、人体が放射線を浴びること。
「被爆」とは、爆撃を受けること、を意味します。

広島では、幼児のころから平和教育があるので「被爆」という文字には
なじみがありましたが、「被曝」との違いを知ったのは東日本大地震に
よる原発事故が発生してからです。

「曝」という字には「さらされる」という意味があります。

広島と長崎に投下された原子爆弾による被害が、文字通り「被爆」ですが、
「被曝」は、事故によって放射能にさらされることを意味します。

共同通信社「記者ハンドブック」には
「被曝」は「被ばく」と表記されています。
「曝」という字が常用漢字に入っていないためでしょう。

「記者ハンドブック」では
チェルノブイリ原発事故や原水爆実験の被害を受けた人は「被ばく者」
広島・長崎の原爆被害者は「被爆者」と表記が異なります。

4月12日、原子力安全・保安院は東京電力福島第1原発事故の深刻度を
レベル7に引き上げました。

日本の原発が同じ日本の被災地や被災者を苦しめています。
これ以上、事故による被曝が広がらないことを願うばかりです。

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今週は、最近気になる言葉についてとりあげます。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法              < 気になる言葉(2)
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                       「義援金」と「支援金」

新聞などでも取り上げられていますが「義援金」と「支援金」。
この二つの言葉はどう違うのでしょうか。

「義援」とは、被災者救済などの趣旨で、金銭や品物を差し出すこと。
「支援」とは、力を貸して助けること、を意味します。

災害時の募金は「義援金」と「支援金」に大別されますが
被災者に配分されるのが「義援金」。
NPOやボランティア団体の活動資金になるのが「支援金」です。

日本赤十字社や中央共同募金会に送られた義援金は、総額が被災者に平等
に分配されることになっています。
しかし、すでに報道されている通り、東日本大震災では被災の全容がまだ
把握できておらず、被災者の手元に義援金が届くまでにはまだ時間がかか
るようです。

一方、「支援金」は、被災地の救援・復興のために活動するNPOやボランテ
ィア団体の活動支援を目的としています。

実際に現地で救援活動をしているボランティアやNPOに支援金として寄付す
ることで、公的な支援が届きにくい小規模非難所への物資の供給や、被災
者が求める物資の購入などにお金が役立てられます。

全国や被災地で活動するボランティアやNPOの活動内容を知り、そうした団
体に活動支援金を寄付するのも一つかもしれません。

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今週は、最近気になる言葉についてとりあげます。
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仕 事 の メ ー ル 作 法                 < 気になる言葉
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                            「募金する」

読者のかたから次の質問をいただきました。

<読者からの質問>————————————————

最近頻繁に使われている「募金」という言葉の使い方について
質問があります。

元来、「お金を募る」ということですから、
これは集める側の行為を言うのですね。
でも、日常的には、お金を寄付することを「募金する」というように
使っています。

この言い方は、やっぱり本来は間違いなのでしょうか?
(読者 M.Oさん)
——————————————————————

「募金」とは、寄付金などを募って集めること。
M.Oさんの質問にある通り、「お金を募る」行為を「募金」と言います。
募る側が「募金を行う」「募金のお願い」と使うのは、言葉の意味からも
自然なことです。

一方、募金者に協力する場合は「寄付」という言葉を使います。
「寄付」とは、公共事業や社寺などに金品を贈ること。
災害時に被災者や被災地にお金を贈る場合も「募金をする」のではなく
「寄付をする」と書くのが適切な使い方といえます。

例えば、「被災地に募金する」よりも「被災地に支援金を寄付する」
という表現が言葉の意味に即しています。

ただ、募金の呼び掛けが数多く行われている今、「寄付する」と「募金する」
の意味合いが混同されたまま使われているのが現状です。

結果的に、募金を行う機関や団体に、善意のお金が集まればよいわけで、
ここで厳密に言葉の正誤を述べるつもりはありませんが、
言葉の意味と違いは知っておいてよいと思います。

ちなみに「募金を募る」というのは意味の重複になるので、
「寄付を募る」「支援金を募る」と言い換えます。

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今週は、読者のかたからいただいた質問にお答えします。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法       < 読者からの質問(5)
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                         尋ねる時の表現

 <読者からの質問>————————————————

  相手に何かを依頼する場合の言い方として、
  この2通りを目にします。

  ●~していただけませんでしょうか。

  ●~していただけますでしょうか。

  私は後者を使うのですが、前者も特に問題ないのでしょうか。

  この場合の、「ません」は否定の意味ではないと思いますが、
  どうも回りくどいような言い方に感じられます。

  ご意見お伺いできれば幸いです。
                          (読者 T.Tさん)
 ——————————————————————

 私もT.Tさん同様、後者を意識して使うようにしています。

 どちらも表現的には問題はないのですが
 相手に与える印象が、
 「~していただけますでしょうか」の方が良いからです。

 尋ねる時に「~ません(か)」という否定的な表現が入ると
 相手から「~できません」という回答を導いてしまいやすくなります。

 「~ます(か)」と尋ねる方が
 回答する側からも「~します」という返答を得やすいです。

 これは、自分が尋ねられる側になると実感します。
 ですから、自分から相手に尋ねるとき
 「~していただけますか」
 「~していただけますでしょうか」
 を使うようにしようと意識が行くようになります。

 否定表現で問わず、肯定に言いかえるという点で
 これもひとつの
 ポジティブ・ライティングと言えそうですね。

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今週は、読者のかたからいただいた質問にお答えします。
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仕 事 の メ ー ル 作 法       < 読者からの質問(4)>
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社内メールの最初の挨拶

<読者からの質問>————————————————

私は取引先や顧客にはメールでも口頭でも「お世話になっております」、
社内向けメールでは目上、目下に関係なく「お世話様です」
で始めるように使い分けています。

以前どこかで読んだのですが、「お世話様です」は身内に対して使う
言葉で、外部の方に使うのは失礼にあたるとあったからです。
たしかに取引先の方から言われると気になります。

さて、「お世話様です」が社内でも目上に対して失礼にあたるとすると、
社内でやりとりするメールで適切な言葉は他に何かありますか?

「お世話になっております」…社内で使うには違和感があります。
「お疲れ様です」…疲れてもないのにこう言われるのには抵抗があり、
個人的に好きな言い回しではありません。

お教えいただければ幸甚です。よろしくお願いいたします。

(読者 T.Nさん)
——————————————————————

社内のやりとりであれば、あいさつなしで
いきなり用件に入ってよいと思います。
社内メールの場合は用件優先と考えるからです。

それに抵抗がある場合は
「取り急ぎ、用件のみお知らせします」
とひと言添えるとよいかもしれません。

または、相手との共通体験、共通認識事項をあいさつ代わりに
「昨日はお疲れさまでした」
「先日の研修では、お世話になりました」
「○○についてのアドバイス、ありがとうございました」
のようなひと言を添えるパターンも私はよく使います。

ひと言添えるかどうかは
相手との距離感というか、親密度にもよると思います。

懇意な上司であれば、上記のようなひとことがあれば和みますし
それほど懇意でない相手であれば
「取り急ぎ、用件のみお知らせします」と切り出す方が
効率的に事が運ぶのではないでしょうか。

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