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今週は、使い方を間違えやすい敬語をピックアップします。

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仕 事 の メ ー ル 作 法       < 間違いやすい敬語
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              今、使っている言葉を疑ってみる

▼ 「NIKKEIプラス1」の例より
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7月2日の日経新聞の別冊「NIKKEIプラス1」4面に「その言葉遣い、待った!」
という見出しで、普段なにげなく使っているビジネス用語の誤用についての記
事がありました。
チェック一覧があり、私も間違って使っていた言葉があったので挙げてみます。

・お名前をちょうだいできますか ⇒ お名前をお教え願えませんか

・了解しました ⇒ 承知しました

・参考になりました ⇒ 勉強になりました

記事によると
相手の話を聞き終わった後に口にする「大変参考になりました」は、相手によっ
ては「自分の話は参考程度にしかならないのか」と思わせてしまい、失礼な表
現になることがある。

「名前をちょうだいする」は、本来は歌舞伎の襲名などに使う言葉。「お聞か
せいただく」「お教えいただく」と言い換えたい。

と、あります。「参考になりました」は相手の受け取りようによっては、こち
らの真意を誤解されることもあるということですね。気をつけなければ……。

▼ 自分の言葉遣いを疑ってみる
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「了解しました」は「分かりました」と言うよりは丁寧だと思い、日常的に多
用していましたが(特にメールで)、確かに「承知しました」「かしこまりま
した」のほうが感じがいいですよね。

言葉は時代と共に変化していくものですが、その都度立ち止まり、自分の言葉
遣いをチェックしてみる機会を持つようにしています。

フリーランスになってから、言葉遣いのお手本になる上司や先輩が身近にいな
くなり、自分で注意しておかないと誤ったまま平気で使っていた、なんて失敗
があるからです。

ですから、客先などで感じの良い対応や言葉遣いの人に接すると、真似するよ
うにしています。

※配信時は該当する「NIKKEIプラス1」の記事のweb版を見ることができたので
すが、今は該当ページがないようです。

▼関連
【仕事のメール心得帖】VOL.318 先輩から学ぶ(2)「了解」の怪

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ほいで、おかやんが広島に来るの知っとる?
噂の【カラオケボックス@セミナー】in 広島じゃけえね。
7月16日土曜。行かにゃあいけまぁ、生で会えるんよ、本人に。
よう見てみんさい、ここに書いてあるけぇ。

今週は、メール作法とは一見関係なさそうな読書についてです。
いつもとちょっと短めのShort Version でお送りします。

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仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法   <【しごび】流読書のススメ(5)
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読書の醍醐味

読む本の種類より、「どう読むか」のほうが重要だと思っています。

たとえば、営業に強くなろうと思えば、営業のノウハウ本を読むより恋愛
系のそれを読むほうが参考になるし、実践しやすいです。私の場合。
“落とす”技術は恋愛もビジネスも共通するところがあると思うからです。

男性に歴史小説ファンが多いのも、歴史小説から戦略、戦術、人事、経営
など、ヒントを得ることができるからでしょう。

本ではなくメールマガジンですが、「育児」のカテゴリーながら、ビジネ
スにも通用するヒントをくれるメルマガがあります。おかやんこと、あべ
まゆみさんの「妊娠50ヶ月 ~育児書で子育てするな~」。
http://www.abe-mayumi.com/ninshin.html

「人を育てる」ことはわが子に限らず職場や社会生活の中でも発生するこ
と。「人を思いやる」心は育児から派生して大人になっても幹になる部分
です。育児をしていくうえでの気づきもたくさんもらっていますが、同時
に仕事に必要な気持ちの持ち方、人との接し方を私はこのメルマガから学
んでいます。

何を読むかより、どう読むか。

ビジネスマンだから、ビジネスの棚にあるノウハウ本しか手を出さないと
いうのはちょっと寂しい。逆に、女性が「自分磨き」や「自分探し」のコ
ーナーの本しか手にとらないのももったいない。

なぜなら、全然異なる分野の本に、今、求めているヒントが隠されている
ことだってあるからです。それは冒険小説かもしれない、子育てエッセイ
かもしれない、ボクサーを描いたノンフィクションかもしれない…。

せめて、活字が印刷された紙の上だけは心に歯止めをかけず、思いっきり
冒険してみませんか。

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今週は、メール作法とは一見関係なさそうな読書についてです。
いつもとちょっと短めのShort Version でお送りします。
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仕 事 ‎Begin の メ ー ル 作 法   <【しごび】流読書のススメ(3)
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日常の中の読書

中学、高校と国語だけは授業とかテストとかいう気がせず、教科書やテス
トに出てくる小説を読むのが好きでした。

国語のテストに出ている小説がおもしろそうだと、題名を覚えておいて図
書館で借りたり、文庫を買って読んでいました。

山本有三、石川達三、立原正秋はテストや教科書がきっかけで知り、一時
期はまった作家です。

山本周五郎が好きになったのも、もともと山田詠美がエッセイに書いてい
たのがきっかけ。

ミーハーなので、好きな作家が読んでいる作家の作品はどうしても読みた
くなるのです。そんなあさはかなきっかけで知った小説や作家も少なくあ
りません。

小説ってい言うと身構える人もいますが、日常の延長線で「読んでみたい」
という興味から入っていくのも、読書の楽しみだと思っています。

書評にあるからとか、ベストセラーだから、という観点ではなく、興味の
向くまま気の向くまま…。読む喜びを知るきっかけは、自由にラフに間口
を広げておいてよいのではないでしょうか。

私は活字中毒なせいか、菓子パンの袋に数行書いてあるコピーを読むのも
大好きです。で、私だったらこう書くのに、と思いながら、パンを食べ終
わったあともしばらく眺めています。

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今週は、メール作法とは一見関係なさそうな読書についてです。
いつもとちょっと短めのShort Version でお送りします。

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仕 事 の メ ー ル 作 法   <【しごび】流読書のススメ(4)
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読書をススメるそのわけは…

今回、なぜ「読書」をテーマにしようかと思ったか。

それは、読書によって鍛えられる力がある、と信じているからです。
その力とは「察する」「気づく」「推し量る」力です。

子どもの時、本を読んでいて、そこからいろいろな想像をしませんでした
か? 大人になっても、映画のワンシーンのように一行の描写が頭にイメ
ージされたりはしませんか。小説だと特に…。

活字で書かれた場面を頭の中のスクリーンに映し出してみる、もっと単純
に言えば、活字を絵に置き換える作業、それが読書です。読書を続けるこ
とは、感性が忙しく動き回る状態の連続ですから、想像力も筋肉のように
鍛えらていきます。

でも、想像するだけではダメ。

頭でっかちな理屈たれで終わってしまいます。その想像力を、実生活に結
びつけていくことが次のステップです。

読書で養った想像力は、表情から人の気持ちを察したり、心の動きに気づ
いたり、動作から意図を推し量る助けになります。

「察する」「気づく」「推し量る」力が、すべて読書から養われるとは思
いません。本なんか読まなくてもそれができる人はいるし、読んでいても
できない人もいます。ですが、読書で鍛えた感性が体験に結びついた時、
その人に深みを与えるのは確か。

日々、仕事をする中で、人間関係や仕事の流れを円滑にするちょっとした
気遣いや心配り。それは想像力の産物です。

「想像力が足りない」ことが原因で起こるミスやトラブルも少なくありま
せん。今どきの凶悪な事件も、「その結果、どうなるか」という想像力が
働けば、起こることのなかったような事件が目につきます。

想像力が足りないのは、単純に読書する機会が減っているから。それだけ
は断言できます。

あなたが最近読んだ本はなんですか? ビジネス系のノウハウ本だけで満
足していませんか?

ほんの少しでも心を運動させ続け、感性を鈍らせないためにも読書をおす
すめしたいです。“感じる心”は仕事や人と関わる上での原点になると思
うから。

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今週は、メール作法とは一見関係なさそうな読書についてです。
いつもとちょっと短めのShort Version でお送りします。

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仕 事 ‎Begin の メ ー ル 作 法   <【しごび】流読書のススメ(2)
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                      文章を書き写す

絵画に「模写」があるように、小説を原稿用紙に書き写すのも、文章上達
の訓練になります。

前回、述べたような、小説の“古典”作品は薄い文庫本も多いので、ちょ
うどいいかもしれません。

一日に10分でも、訓練だと思って書いてみてください。読むのとはまた違
う感覚を覚えるはずです。

「作者はこう考えてこのくだりを書いたのか」と分かったり、言葉の使い
方や選び方、表現のすばらしさを身をもって知ることができたりして、勉
強になります。

小説が無理なら、新聞のコラムでもいいでしょう。

中学生の夏休みに、地元の中国新聞の「天風録(朝日新聞の「天声人語」
に相当)を切り取って感想を書くという宿題がありました。毎日、読ん
でいる朝刊一面のコラムを書き写してみるのです。

小説でも新聞でも、完成度の高い文章を書き写すことが自分の文章の鍛錬
になります。だまされたと思って、試してみてください。

<追記>2018.10.26
最近では新聞各社で、巻頭コラムの書き写し用ノートを出していますね。
(ちなみに、中国新聞社「天風録」はAmazonでは購入できなくなっていますが、
広島県内の一般書店では販売されていること多し)
“お手本”の文字量が多いと続かないので、新聞の連載小説を書き写すのもい
いかもしれません。

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【しごび】 の お 知 ら せ-1
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仕 事 ‎Begin の メ ー ル 作 法    < 【しごび】流読書のススメ
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                  文章がうまくなるには…

文章を書くのがうまくなりたいんです、という人に私がおすすめする方法。

それは、読むこと。

できれば、今どきの新進作家の作品ではなく、夏休みの課題図書になるよ
うなスタンダードな作品。芥川龍之介、森鴎外、夏目漱石など、いわゆる
文豪と呼ばれた作家の小説や、松本清張、遠藤周作、井上靖など現代作家
の有名どころなど、です。

そこには、古めかしいけれど、美しい日本語があります。

今、読むには、明治の文豪の小説はいささか読みにくいかもしれません。
ですが、人生の一時期、そういう、いわゆる小説の“古典”を集中的に読
み、その言葉や表現力に触れる時期があっていいと思っています。

十代のときに読んだそれと、今、大人になって読むのとでは、また感じ方
や受け止め方が違っているのも、読書の醍醐味でしょう。

正統な文章を読むことが、自分の文章を書くときに基準や土台になってく
れるものです。

私もこの夏は、学生時代に読んだ大作、野上弥生子の「迷路」に挑戦です。

(VOL.118 2005年6月27日 より)

<追記 2018.10.05>———————————————

文章がうまくなるためには、まず読書。この考えは今も変わっていません。
ただ、文豪とか、現代作家という定義は、私が思うそれと現在とでは変わって
きていて、清張、遠藤周作、井上靖などは、もはや古典。
今なら、村上春樹とか東野圭吾、林真理子、又吉直樹の名を挙げる人もいるか
もしれません。

最終的に、自分の好きな作家の本であれば、それで良いと思うのですが、ここ
で言いたいのは「洗練された書き言葉」に触れることが、文章上達の基礎にな
るということです。

小説は作家自身だけでなく編集者の眼と手も加わって磨きあげられ、世に出ま
す。長く読み継がれる作品はさらに、読者によって洗練されてきたとも言える
でしょう。人の手、人の眼によって鍛えられた作品は、文章としての力がある
ということです。そういうものに少しでも多く触れ、読む力をつけることが書
く力につながると考えます。

とはいえ、現在は話す力のある人が文章も達者というケースがあるので(例:
ジェーン・スー)一概には言えませんが。

でも、ネットで簡単に他人の文章に触れられる今だからこそ、紙の本の中にあ
るスタンダードな文章を知ることって、体験として私は貴重だと思っています。

 

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