今週は、手紙とメールの様式の違いについてです。 ◆─────────────────────────────────◆ 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法 < 手紙とメールの違い(2)> ◆─────────────────────────────────◆ 時候の挨拶 今週は、改めて 手紙とメールの様式の違いを 取り上げています。 手紙にあって、メールにないものとして 「時候の挨拶」 が挙げられます。 頭語の後に、 その時々の季節に触れるひと言を添えますが ビジネス文書では 「~の侯」という定型句を用いることが多いです。 10月中旬の今の季節なら 「秋冷の候」 10月初旬であれば 「初秋の候」 10月全般に用いられるのが 「紅葉の侯」 です。 ビジネス文書では、これらの時候の挨拶を添えて 「秋冷の候 貴社におかれましてはますますご清栄のことと 喜び申しあげます」 といった一文で始めるのが一般的です。 しかし、こうした 時候の挨拶を使わない場合もあります。 お詫びやお見舞いの気持ちを伝える 手紙やはがき、ビジネス文書では 時候の挨拶は省き、本題から入ります。 ビジネスメールでも 基本的に時候の挨拶は書かずに 用件を伝えます。 ◆─────────────────────────────────◆ 【しごび】 の お す す め ◆─────────────────────────────────◆ 「楽天kobo」でもお読みいただけます! 「こんな時、どう書いたらいい?」と迷ったら…… ----------------------------------------- ★『メールは1分で返しなさい』楽天kobo版★ ----------------------------------------- 書籍よりお得な1080円! ぜひ、ご利用ください。11年前から配信中! ビジネスメールを書くときに役立つ無料メールマガジン 【 仕事美人のメール作法 】 オンラインでできるビジネスメールの研修 【 仕事美人のメール研修 】 楽天kobo版の電子書籍が出ました! メールは1分で返しなさい!【電子書籍】[ 楽天kobo版 ] iPhone/iPad向けアプリ【 ビジネスメール文例辞典 】 カミガキのフェイスブック カミガキのツイッター 仕事実績、著書、お問い合わせは・・・ 神垣あゆみ企画室
今週は、うっかり誤って使いやすい表現についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 間違いやすい表現 >
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「新年明けまして」
「新年明けましておめでとうございます」
年賀状や新年のあいさつメールでよく目にするこのフレーズ。
実は、意味が重なった「重言」です。
年が明けて、新年が訪れるので
「新年」と「明けまして」は意味としては同じ。
そのため
「新年おめでとうございます」
「明けましておめでとうございます」
と「新年」と「明けまして」は別々に
「おめでとうございます」に添えます。
年明けの表現に関連した重言をもう一つ。
「元旦の朝」
これも「元旦」が「元日の朝」を意味するので
「朝」を添えると重言になります。
「元旦」
「元日の朝」
とするのが正しい使い方です。
「元日の夜」
とは書きますが
「元旦の夜」
と書くと意味が矛盾するので注意しましょう。
今週は、このように
うっかり間違いやすい表現や言葉について
紹介していきます。
今週は、気をつけたい言い回しについてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 言葉づかい注意報 >
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「新年明けまして」
何度か、当メールマガジンでも紹介してきたのですが
新年を迎えたこの時期、よく目にする言いまわしなので
とりあげたいと思います。
その言い回しとは……
「新年明けましておめでとうございます」
「明ける」とは「旧年から新年になる」という意のため、
「明けまして」だけでよく
前に「新年」が来ると意味が重なることになります。
「新年明けまして…」と一つのフレーズとして使ってしまいがちですが
「新年おめでとうございます」
あるいは
「明けましておめでとうございます」
が適切な使い方です。
正月の新聞の全面広告にも
「新年明けましておめでとうございます」
と使われていて、ちょっと驚きました。
語呂やノリで、なんとなく使い良いから
という言い回しは、ほかにも少なからずあります。
ですから、そういった「使いやす言い回し」が
主流になっていくのは仕方のないことなのかもしれませんが
折に触れ、本来の言葉の意味を知ることは必要だと思います。

今週は、新年度にありがちなメールの文例をご紹介します。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 新年度向けメール(5)>
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支店・営業所開設の通知
今週は、新年度ならではのやりとりに使われるメール文を
ご紹介してきました。
支店や営業の新設に伴う「開設のお知らせ」の文例です。
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○○株式会社
佐藤一郎様
いつもお世話になっております。
九州地区での需要の高まりに対応するため
2012年4月6日に下記の住所に
福岡営業所を設立することになりました。
営業所長は、高橋太郎です。
本部で九州エリアを長年、担当しておりました。
これまで以上に充実した体制で、九州地区をカバーしてまいります。
今後とも、どうぞよろしくお願い申しあげます。
新住所:〒812-XXXX
福岡市博多区○○1-2 ABCビル340
電話番号 092-230-XXXX
FAX番号 092-230-XXXX
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国内に限らず、海外に拠点を構える場合も
同様の内容になります。
「いつ」
「どこに」
「だれが」
「なにを」
を押さえた案内を送りましょう。
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今週は、メールについての雑感です。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < メール徒然(3)>
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年末に届くメール
毎年、年末になると仕事の関係者にBCCで、近況と一年の感謝のメールを
送ってくださるかたがいます。
某新聞社の広告局の男性なのですが、お付き合いが始まってから、直接、
仕事でかかわらなかった年にも律儀にメールを送信してくださいます。
しかも、長々とではなく、画面をスクロールせずに読み切れる、ほど良い
文字量でまとめられているのです。
一年間、力を注いだこと、苦労したことなどがさらっと書かれ、最後に、
関係各位への感謝の言葉が必ず添えられています。
最初にメールをいただいた年から、「感じいいな~」と思い、そのかた
からのメールは消さずに保存しています。
部署が異動になったり、体調を崩されたりという年もありましたが、受
信するたび「あ、今年も!」と少しうれしくなります。
▼ 心遣いはメールでも伝えられる
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
手書きの一筆箋やはがきが見直されてきていますが、メールでも、こう
して心に残るメッセージを送ることができ、それがその人のスタイルに
なっているケースもあります。
メールは伝達手段の一つであり、ますます短く、無駄なく、必要なこと
だけを伝えることが求められ、それが定着しつつある昨今。
心ないメールで相手を不愉快にすることもある一方で、紙に手書きでな
くても一通の久しぶりのメールが人間関係を円滑にすることもあります。
相手の気持ちをほんの少しあたためたり、笑顔にするメールが書けるよ
うになりたいなと思います。
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【しごび】の お 知 ら せ
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「日経ビジネスアソシエ」2011年1月4日号
「即効! スキルアップ講座」の連載、3回目です。
今回のメール作法のテーマは・・・
「断っても好印象を残す表現法とは」です。
ぜひ、ご一読ください!
2011年 To Doリスト&絶対にしないことリスト
「日経ビジネス Associe 」2011年 1/4号
今週は、読者のかたからの質問にお答えします。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 読者からの質問(3)>
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末尾の「以上」
<読者からの質問>————————————————
末尾に下記一文を入れることについて、
個人的に少し“きつい”イメージがあり、控えがちです。
「以上、宜しくお願い致します。」や、
「以上。」
使用した方が、返信が重なったときなど
読みやすいとは思うのですが、
取引先に対して送る際など、失礼にはならないか
気になっていました
(頂くメールではしばしば見受けられるんですよね)。
神垣さんはどのようにお考えでしょうか?
ご教示頂ければ幸いです。
※因みに社内メールに関しては多用しています。
(読者 S.Fさん)
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「以上」には、文書や目録などの末尾に記して
「終わり」表す意味あいがあります。
メールで「以上」を使うのも
「用件はここまで」というのを明確にし、
確認する意味が込められていると思われます。
おそらく、社内メールで使われるのが主流だったものが
次第に対外的なメールでも使われるようになったのではないか
と推察します。
ただ、ビジネスメールで社外の相手に対して
文末が「以上」だけで終わってしまうのは
少々、そっけいない気がします。
相手とのやり取りの頻度や親密度にもよりますが
対外的なメールの文末を「以上」だけで終わらせるのは
抵抗があるので、私は言葉を添えるようにしています。
例えば、用件を書いたあと
「○○については以上です。
ご対応のほど、よろしくお願いいたします。」
という感じです。
「以上」で確認した用件について、相手にどうしてほしいのか
(確認とか対応)を述べて文章を結ぶようにすると
丁寧な印象を与えるのではないでしょうか。
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夏休み、お子さんと一緒にご覧いただきたい映画です。
原爆について詳しく知らないかた、関心を持ち始めたかたたちに
「原爆とは何か」をわかりやすく説明する
入門編的な教育映画です。
上記のWebサイト上で動画がご覧になれます。