今週は、言葉の表記の区別の仕方についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法               < 言葉の書き分け >
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                   「とめる」「やめる」の書き分け

——————————–
その計画はすぐに止めるべきです。
——————————–

という一文に使われている
「止める」。

「とめる」とも「やめる」とも読むことができ、
どちらの読みでも意味は通ります。

このように
漢字で表記すると、二通りの読み・意味にとれてしまう
言葉があります。

自分では「とめる」のつもりで入力しても
「止める」と漢字変換されると
読む側は「やめる」と読んでしまう
という可能性があります。

新聞の統一表記では
「とまる・とめる」の場合は
「停止」の「止」を用いた漢字表記とし、、

「やめる」の場合は平仮名表記
と区別し、統一しています。

したがって上記の文例は

継続している計画を停止する(とめる)場合は
——————————–
その計画はすぐに止めるべきです。
——————————–

計画自体を終わりにする場合は
——————————–
その計画はすぐにやめるべきです。
——————————–

と書き分けます。

「止める・止まる」と表記するのはほかにも

交通が止まる、通行止め
差し止める、流れを止める

などがあり、
「やめる」と表記するのは

会議を取りやめる、作業をやめる

のように使います。

細かいことのようですが
使い分けの基準を持っておくと
入力時の意図と異なる文字や意味で伝わることを避けることができます。

今週はこのような
言葉の表記の区別について取り上げます。

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今週は、気になる敬語の使い方について取り上げます。
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仕 事 の メ ー ル 作 法          < 気になる敬語(5)
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過剰な敬語

——————————————–
この度、貴詩メールマガジンを拝見いたしまして、
弊社商品をメールマガジン内にて
アフィリエイトでご紹介いただけないかと思い、
不躾ながら連絡をさせていただいた次第です。
———————————————

というメール文。
間違いは、幾つあるでしょう。

1)貴詩メールマガジン → 貴紙 または 貴メールマガジン
「貴詩」は打ち間違い。

2)拝見いたしまして → 拝見し

「見る」の謙譲語が「拝見」。
「拝」に謙譲の意が込められているので、
「する」の謙譲語「いたす」は不要。

3)メールマガジン内にて → 上の行に「メールマガジン」とあるので削除

4)ご紹介いただけないかと思い → ご紹介をお願いしたく

「~ない」といった否定的な言い回しは避ける

5)連絡をさせていただいた次第です。→ ご連絡いたしました。

目的があって「連絡する」のであり、
相手の許可を得て「連絡する」わけではないので、
「~させていただく」という言い回しは不適切。

書き換えると
——————————————–
この度、貴メールマガジンを拝見し、
アフィリエイトで弊社商品の紹介をお願いしたく
ご連絡いたしました。
———————————————

最初に挙げた文例は
一文の中で繰り返し同じ言葉を使っていたり、
例)メールマガジン、いただく

余計な言いまわしがあったりして
例)いたしまして、不躾ながら

詰め込み過ぎているので、不要な言葉を省き、
スッキリ整えました。

相手に伝えたいこと、
この場合は「アフィリエイトで商品を紹介してほしい」を
まず、はっきりさせ、最低限の敬語を使って文章を作ることが重要です。

余計な言葉で飾り立てるより、
読み返して誤字がないか、
意図が伝わる文章になっているかを
チェックしましょう。

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今週は、気になる敬語の使い方について取り上げます。
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仕 事 の メ ー ル 作 法              < 気になる敬語(4)
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                           「ご不安な方」

——————————————————
○○についてご不安な方は、その旨をご記入されてください。
——————————————————

という一文。

「ご不安な方」という表現は、
不安を抱いている相手を気遣うと共に
相手に対する敬意から「ご不安」としていると思われますが、

その後の「方」が敬った言い方なので、
「不安」の前に尊敬の「ご」は不要。
「不安な方」として差し支えありません。

文末の「ご記入されてください」も
敬語が過剰です。

「する」の尊敬語は「される」ですが、
「ご記入されてください」と「される」を付け加える必要はなく
「ご記入ください」として敬意は伝わります。

したがって、上記の文例は
——————————————————
○○について不安な方は、その旨をご記入ください。
——————————————————
とします。

一文に幾つも敬語を用いる必要はなく
相手の動作に直結する言葉が敬語になっていれば
失礼にはなりません。

それよりも、過剰な敬語表現で
うわべだけ丁寧な慇懃無礼な文になったり
本来伝えたい内容が分かりにくくなることの方が
問題です。

<追記>
上記の「ご不安な方は」は
「不安」に「ご」を付けるより
「不安をお持ちの方は」のように
「不安」の後にくる動詞を敬語にする方が
文章の流れは良いのではないでしょうか。

 

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今週は、気になる敬語の使い方について取り上げます。
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仕 事 の メ ー ル 作 法          < 気になる敬語(3)
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                      「ご連絡してください」

————————————————
不明な点があれば、お気軽にご連絡してください。
————————————————

という一文。

文末の「ご連絡してください」の使い方に
注意が必要です。

これは、
本来は自分の動作に使う謙譲語の「ご~する」を
相手の動作に使っています。

不明点を連絡するのは「相手」。
相手の動作を敬う場合は尊敬語を使うので
「ご連絡ください」とすればよく
「ご連絡してください」の「して」は不要です。

したがって、上記の文例は
————————————————
不明な点があれば、お気軽にご連絡ください。
————————————————
とするのが適切です。

「不明点があれば、ご連絡ください」という一文は
「不明点があれば、ご連絡いただけますか」
という言い回しにしてもよいでしょう。

一方、
自分が相手に「連絡する」ときは
謙譲語「ご~する」を使い、
「後ほどご連絡します」
とします。

<追記>

自分が相手に「連絡する」ときは
謙譲語「ご~いたす」を使い、
「後ほどご連絡いたします」
としてもよいでしょう。

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仕 事 の メ ー ル 作 法          < 気になる敬語(2)
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「お試ししませんか?」

————————————————–
まずは、無料のシミュレーションをお試ししませんか?
————————————————–

という一文。

文末の「お試ししませんか」の使い方が
誤っています。

「試す」の尊敬語は
「お~になる」を使い
「お試しになる」ですが、

相手に尋ねる場合の尊敬語は
「お試しになりませんか?」
です。

したがって
——————————————————
まずは、無料のシミュレーションをお試しになりませんか?
——————————————————
とするのが適切です。

「お~になる」は尊敬語の一般形のひとつですが
この「お~になる」にさらに尊敬の「~られる」を重ね、
「お~になられる」という間違いも見受けられます。

尊敬語で相手に尋ねる場合は

× お試ししますか?
○ お試しになりますか?
× お試しになられますか?

相手に行動を促す場合は

× お試ししませんか?
○ お試しになりませんか?
× お試しになられませんか?

とします。重ねて尊敬語を使わないように気をつけましょう。

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▼【メール作法】相手の文を引用するのは失礼? 専門家に聞いてみた

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仕 事 の メ ー ル 作 法                           < 気になる敬語
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「皆様につきましては」

———————————————-
初参加の皆様につきましては、
この機会に交流を深めていただければと思います。
———————————————-

という一文。

冒頭の「~につきましては」の使い方が
おかしいと思いませんか?

「~については」の丁寧語として
「~につきましては」を使っていますが、
この場合は「~におかれましては」とするのが適切。

「おかれましては」は「おいて」の丁寧語です。

漢字を当てると「於いて」。
相手に関連する事柄を述べるときに
「お客様におかれましては」
「佐藤様におかれましては」
のように用います。

したがって上記の文例は
———————————————-
初参加の皆様におかれましては
この機会に交流を深めていただければと思います。
———————————————-
とするのが適切です。」

「~につきましては」は
ある事柄に関して、その範囲をそれと限定するときに用います。

例)日時につきましては、後日ご連絡いたします。

主に
人を指すときには「~におかれましは」
事柄を指すときには「~につきましては」
を区別して用います。

「つきましては」は接続詞として、
その前に述べた事柄から、次に述べようとする事柄が起きたり
必要になったりするときに用いることもあります。

例)新入社員歓迎会を行います。
つきましては、本日16時に○まるにお集まりください。

接続詞として用いるときは
「したがって」「よって」と言いかえることができます。

今週はこのように、気になる敬語の使い方について
取りあげていきます。

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