今週は、書き誤りやすい漢字を取り上げます。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法           < 間違えやすい漢字(4)
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                            「ごたぶん」

うっかり書き間違いやすい漢字を今週は取り上げています。

「ごたぶん」正しいのはどちら?
————————————–
1)ご多分にもれず

2)ご他聞にもれず
————————————–

正解は1)ご多分 です。

「ご多分」とは、多数の人の意見や行動のこと。
「ご多分にもれず」は、ほかと同様に、例外でなく という意味です。

「他聞」は、他人の耳に入ることを指し「他聞をはばかる」のように
使います。

また、「多聞」も間違いやすい言葉です。
これは、多くの物事を聞き知っている、という意味なので
字は似ていますが、意味は異なります。

正しいのはどちら?
————————————–
1)乗るか反るか

2)伸るか反るか
————————————–

2)るか反るか です。

いちかばちか、成功するか失敗するか分からないが、
とにかく運を天に任せて思いきってやってみようという意味。

「伸る」も「反る」も、のけぞるという同じ意味合いの言葉ですが
漢字で書くときは「乗る」ではなく「伸る」です。

<追記>

「伸るか反るか」は、新聞表記では
「のるかそるか」と平仮名表記で統一されています。

※参考 記者ハンドブック 第14版: 新聞用字用語集

 
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今週は、書き誤りやすい漢字を取り上げます。
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仕 事 の メ ー ル 作 法         < 間違えやすい漢字(3)
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                            「けつじょ」

うっかり書き間違いやすい漢字を今週は取り上げています。

「けつじょ」正しいのはどちら?
————————————–
1)想像力の欠除

2)想像力の欠如
————————————–

正解は2)欠如 です。

「欠如」とは、必要な物事が欠けていることを指します。

「欠如」の「如」は、「欠」に添えることで
調子を助ける語。

必要な物事が欠けている、という言葉の意味からすると
「除」の方がイメージに合うように思いますが
「欠除」ではなく「欠如」です。

次の漢字の読みは?
————————————–
1)他人事

2)一日の長
————————————–

1)は「ひとごと」
文字をそのまま読むと「たにんごと」ですが
ただしくは「ひとごと」です。

2)は「いちじつのちょう」
「一日」は「いちにち」ではなく、この場合「いちじつ」と読みます。

論語からきた言葉で
年齢が少し上であること、あるいは
知識・経験・技能などが少し優れていること
を意味します。

<追記>
「ひとごと」は、新聞表記では
「他人事」と書かず、平仮名表記で統一されています。
※参考
【改訂新版】朝日新聞の用語の手引

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今週は、書き誤りやすい漢字を取り上げます
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仕 事 の メ ー ル 作 法        < 間違えやすい漢字
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「ぜんごさく」

うっかり書き間違いをしやすい漢字を今週は取り上げます。

「ぜんごさく」正しいのはどちら?
————————————–
1)前後策を講じなければ

2)善後策を講じなければ
————————————–

正解は2)です。
「善後策」とは、事件などの後をうまくおさめるための方策。
後始末の手段 という意味です。

音は同じですが、ものごとの「前後」に講じる策ということではありません。

「じがじさん」正しいのはどちら?
————————————–
1)自我自賛してばかりいる

2)自画自賛してばかりいる
————————————–

2)自画自賛 が正解です。

「自画自賛」は、自分で描いた絵に自分で賛を書く意からくる四字熟語です。
「賛」とは、絵画に書き込む詩や文章などのことで、
本来、他人に書いてもらうもの。

四字熟語の意味を知っていれば
「自我自賛」が間違いであることに気づくことができます。

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今週は、メールの敬語について設問形式で紹介します。
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 仕 事  の メ ー ル 作 法             < 敬語レッスン(4)
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                      「とんでもございません」

————————————–
Q4- 「とんでもございません」

正しく言い換えるとどうなりますか?
————————————–

「とんでもない」は「ない」も含めて、一つの形容詞です。

ですから、「ない」だけを敬語の「ございません」に置き換えるのは
言葉としては不自然。

この場合は
「とんでもないことです」
「とんでもないです」
とするのが適切です。

目上の相手から褒められたとき、謙遜から
つい「とんでもありません」という言葉が出ますが

むしろ
「お褒めいただき、ありがとうございます」
「(身に余る)お言葉をいただき、ありがとうございます」
「(そのように言っていただき)光栄です」
と、素直に感謝の言葉を返す方が
好印象を与えます。

※関連


 
 

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今週は、公用文に見る漢字表記についてです。
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 仕 事  の メ ー ル 作 法            < 漢字の使用(3)
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                            助詞・助動詞

今週は「公用文における漢字使用」
新聞表記の漢字使用の基準との違いついて
取り上げたいと思います。

形式的な名詞や接尾語を、仮名で書くというのは
新聞表記でも、公用文でも共通しています。
例えば……

ない  → 現地には行かない。
      プロらしくない。

ようだ → それ以外に方法がないようです。
      言いようがない。

ぐらい → 三十歳ぐらいの人
      どのくらい

だけ  → 調査しただけです。

ほど  → 三日ほど前
      多ければ多いほど

ただ、これらの文字を入力するときに
注意していないと

「無い」「様だ」「位」「程」

のように、漢字変換された文字を無意識のうちに
使っていることがあります。

文章に頻繁に出てくる
助動詞や助詞は、
仮名の方が見た目の印象も読みやすくなるので
漢字変換に惑わされないようにしましょう。

 
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今週は、漢字と仮名の使い分けについてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法            < 漢字か、仮名か?(5)
◆─────────────────────────────────◆
                       「出来る」と「できる」

今週は、漢字と仮名の使い分けについて
取り上げてきました。

「出来る」と「できる」。

これも、パソコンで文字変換されるままに
あまり気にせず使われていることの多い言葉です。

使い分けのポイントとしては
名詞として、ものができること、できあがること、できあがったものを
 指すときは、「出来」と漢字表記に

例)上出来 出来合い 出来心 出来上がり

動詞、副詞として使う場合は仮名表記とします。

例)確認することができる 理解できる できるだけ できる限り

今週取り上げてきた
「漢字と仮名の使い分け」については、

最終的に、相手に意味・意図が正しく伝わればよく
必ず使い分けるべき、という厳密なものではありません。

ただ、「違い」があることは知っておいて
よいと思います。

さらに、メールの文章では
行間・文字間とも詰まって文字が羅列されるため

漢字よりも画数の少ない「平仮名」を使って
文字の並びの「詰まった感」を和らげることも
必要と考えます。

頻繁に使うことの多い
「頃」「迄」「達」
「下さい」「出来(る)」
などの言葉は、できるだけ仮名表記にする方が
文面が読みやすくなります。

メール文を書くときは
意味の違いと使い分けの基準を知ったうえで
漢字と仮名の比率を意識してみましょう。

※参考

 
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ビジネスに使える大和言葉を紹介しています。

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