今週は、気になる敬語の使い方についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法              < 敬語注意報(3)
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                      「お亡くなりになられる」

「映画監督の大島渚さんがお亡くなりになられました

昨日は様々なメディアで、大島渚監督の訃報が報じられました。

ラジオでよく耳にしたのが上記の文例に挙げた
「お亡くなりになられました」です。

「死ぬ」の婉曲な言い方が「亡くなる」です。
その尊敬語は

「お亡くなりになる」あるいは
「亡くなられる」です。

「お亡くなりになられました」は
この「お亡くなりになる」と「亡くなられる」を混同した
表現と思われます。

話し言葉の場合、本来不要な「なられる」を付けて
発してしまいがちですが、二重敬語となるので注意が必要。

「映画監督の大島渚さんがお亡くなりになりました

「映画監督の大島渚さんが亡くなられました

と表記するのが適切です(話し言葉でも)。

その他の二重敬語の例としては……

× ご覧になられる → ○ ご覧になる
× おっしゃられる → ○ おっしゃる
× お話になられる → ○ お話になる

などがあります。不要な「~られる」を付けないように
気をつけましょう。

▼関連
【仕事のメール心得帖】「お亡くなりになられました」< 読者からの質問(3)>VOL.2694

 
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今週は、バックナンバーの人気記事をご紹介
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仕 事 の メ ー ル 作 法         < 過去の人気記事トップ5(3)
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                       TOP3「突然のメール、」

今週は、今年最終の配信ということで
バックナンバーの人気記事「トップ5」を
ご紹介しています。

人気記事の3位は?

2011年5月25日に配信した VOL.1495 

< 略さずに書くと… >というテーマでとりあげた
「突然のメール、」という書き出しについての記事です。

下記に再掲します。

———————————————————–

「突然のメール、失礼いたします」

ファーストコンタクトの際のメールの書き出しの一文です。
上記でも意味は通じますが、もう少しきちんと書くとしたら…

「突然メールをお送りして、失礼いたします」
「メールにて失礼いたします。突然で恐縮ですが…」

といったところでしょうか。

「突然のメール、申し訳ありません」
は、表現が大げさなわりに、言葉足らず。

「突然、メールをお送りする失礼をお許しください」
も仰々しい感じはしますが、上記の文例よりは改まった書き方ではあります。

「メール」を「連絡」とした場合は、次のようになります。

「突然ではございますが、ご連絡申しあげます」
「急ぎの連絡(用件)につき、失礼いたします」
「ご連絡したいことがあり、急ぎお伝えいたします」

または、用件を先に述べ、
結びの文で次のように締めくくることもできます。

「突然のご連絡となりますが、どうぞよろしくお願い申しあげます」

いずれにせよ「突然のメール、」「突然の連絡、」のように
読点で切ってしまうと、唐突で言葉足らずの一文になりがちです。

省かれた部分の言葉を書き添え、恐縮する気持ちが伝わる
丁寧な表現を意識してみましょう。

———————————————————–

※最後に挙げた結びの文例
「突然のご連絡となりますが、どうぞよろしくお願い申しあげます」は

「突然のご連絡となり恐縮ですが、
どうぞよろしくお願い申しあげます」

と「恐縮ですが」を添えてもよいと思います。

「突然のメール、」のように
「名詞+読点」とする表記は
書く側には言葉が省略できてよいのですが
読む側への配慮という点では、丁寧さが少々足りない感があります。

この記事を書いてから1年以上経ちますが
今でも、メール文を書くときは
意識して「後に続く言葉を読点で省略しない」ように
気をつけています。

クセになると、無意識に使ってしまい
なんとも思わなくなってしまうのが怖いからです。

元の記事はこちら

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今週は、読者のかたからの質問にお答えします
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仕 事 の メ ー ル 作 法  < 読者からの質問(2)
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 「天寿を全う」に代わる言葉

<読者からの質問>————————————————

>  「大往生」や「天寿を全う」というフレーズは
>  遺族側が使う言葉であり
>  遺族に対して使う言葉ではないことを覚えておきましょう。

これは知りませんでした。
実際「天寿を全うされて・・・」なんて書いたこともあります。

あやかりたく思う気持ちをこめて長寿に触れるには
どういった表現がよろしいのでしょうか?

根本的に弔辞というものは
淡々と書けばいいということなのかもしれませんが・・・

(読者 星のおじ様)
——————————————————————

上記の質問は
 「遺族にかける言葉< 悲しみのメール(4)>VOL.1844」
の記事に対してのものです。

誰の手も煩わせることなく逝った人に対して
自分もそんなふうに逝きたいと感じることがあります。

ですが、「死」はあやかるものではなく
肉親、他人の別なく、
今、残された者がしっかりと「生きる」ことが大切なような気がします。

ですから、遺族でない人が
亡くなった人の死に対して言葉をかけるとしたら

「○○さんのように清々しく生きたいものです」

「○○さんは最期まで多くのことを教えてくださいました」

といった表現はいかがでしょうか。
言葉を選ぶので、表現は難しいですが…。

そのかたの「死」にフォーカスするのではなく
その生き方、生き様という「生」に重きを置いた表現で
気持ちを伝えられたらいいですね。

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今週は、読者のかたからの質問にお答えします
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仕 事 の メ ー ル 作 法    < 読者からの質問
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「ご苦労様」と「お疲れ様」

<読者からの質問>————————————————

「ご苦労様」と「お疲れ様」
の上司に対しての使い分けをご伝授願えればと思います

あるいは既に終わって見逃しているかも知れず
その時はごめんなさいです。
(読者 仙人さん)
——————————————————————

以前、何度かとりあげたことがあるテーマですが
よく質問があるので、改めてご紹介しましょう。

・「ご苦労様」
自分のために何か仕事をしてくれた人に対するねぎらいの言葉

・「お疲れ様」
一緒に仕事をした相手に声をかけ合うような場合に多く用いられる表現

ねぎらいの言葉は、上位者から下位者に向けてかけるものであるため、
上司から部下へは「ご苦労様」を使います。

対して、部下から上司へは
「お疲れ様」、あるいはもっと丁寧に表現するのであれば
「お疲れ様でございました」を使います。

部下が上司に対し、ねぎらいの言葉である
「ご苦労様」を使うのは不適切なため、注意が必要です。

参考:
お疲れ様< 読者からの質問(3)>VOL.623

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今週は、相手に対して失礼になる表現についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法    < 失礼な表現(3)
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「余生」

今週は、相手に失礼にならないよう
気をつけて使いたい言い回しについて
取りあげています。

もうすぐ定年を迎える上司や知り合いに

「定年後はどうなさるのですか?」
「佐藤さんは定年後も悠々自適ですね」

といったやりとりを、メールや会話ですることがあります。

しかし、上記の一文に
「余生」という言葉が使われると
少し意味合いが違ってきます。

「部長、定年後の余生は何をなさるのですか?」
「佐藤さんは、ご夫婦で田舎暮らしをして余生を過ごされるのですね」

「余生」とは、盛りの時期を過ぎた残りの生涯、残された人生
を意味する言葉。

自分が歳をとってからの時間を、謙遜の気持ちを含めて使う表現です。

ですから、
他人が「余った人生をどうするのですか?」といった尋ね方をしたり、
相手の暮らしぶりや生き方に「余生」と使ったりするのは失礼なことです。

「好きな釣りをして、余生を楽しみたいと思っています」

このように自分自身で「余生」という言葉を使うのは問題ありませんが、
人に対して、特に目上の相手に使うのは慎む方がよいでしょう。

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今週は、相手に対して失礼になる表現についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法               < 失礼な表現(2)
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                         「大丈夫ですか?」

今週は、相手に失礼にならないよう
気をつけて使いたい言い回しについて
取りあげています。

「大丈夫ですか?」

という表現が話し言葉でも書き言葉でも
よく使われます。

「大丈夫」には、
・安心できる、強くてしっかりしている様 例)地震にも大丈夫な構造
・まちがいがなくて確かな様       例)時間は大丈夫ですか?

といった意味がありますが、最近では
必要か、不要か
可能か、不可能か
イエスか、ノーか
の意で相手に問いかけたり、答えたりする
使い方も増えています。

▼ 「~で大丈夫ですか?」に注意
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「試着したいのですが、大丈夫ですか?」に対して
「はい、大丈夫です」と答えるときの「大丈夫」は
可能、あるいはイエスという承諾の意味で使われます。

ですが、恰幅のよい相手に
「こちらはMサイズですが、大丈夫ですか?
と尋ねるのは、NG。

「こちらはMサイズですが、ちゃんと入りますか?
Lサイズにしなくて大丈夫ですか?」
と暗に尋ねているように感じられるからです。

「一括払いで大丈夫ですか?

という尋ね方も、
「一括払いにして大丈夫ですか? 一括で支払うことができますか?」
と相手にとられかねない言い回しです。

この場合
「一括払いでよろしいですか?
とする方が適切です。

相手(特にお客様や目上の相手)が
できるかどうかを試すような
「大丈夫ですか?」
の使い方は、失礼になるので注意が必要です。

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