今週は、長い文章を簡潔にまとめる練習です。
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仕 事 の メ ー ル 作 法  < 長い文を短く!
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くどい文

メールに限らず
文章がつい長くなってしまう
そんな悩みを持つかたのために

今週は例を挙げながら
簡潔に文をまとめる練習をしていきましょう。

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現場の安全パトロールを定期的に行い、
現場の事故防止の喚起を行うとともに、
現場の良いところの水平展開を行い
現場のレベルアップを行っていきます。
—————————————-

読んでのとおり
上記の文例には同じ言葉が繰り返し使われています。

「現場の」「行い」
がそれですね。

どちらも書き手が強調したい点なのでしょう。
思いが強いと、
同じ言葉を繰り返していることに気づかず
書き続けていることがあります。

————————————————-
現場の安全パトロールを定期的に実施して
事故防止の喚起を行うとともに、
現場の良いところを水平展開し、
それぞれの持ち場のレベルアップを図っていきます。

————————————————-

上記の文では
・「現場の」繰り返しを減らして、必要な箇所にのみ使用
・「行う」を別の動詞に置き換える
というポイントを押さえ書き換えています。

一度、書いた文章を読みなおし
同じ言葉を繰り返していれば、
省いたり、別の表現に書き換えて
変化をつけてまとめなおしてみましょう。

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今週は、気になる敬語の使い方についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法              < 敬語注意報(3)
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                      「お亡くなりになられる」

「映画監督の大島渚さんがお亡くなりになられました

昨日は様々なメディアで、大島渚監督の訃報が報じられました。

ラジオでよく耳にしたのが上記の文例に挙げた
「お亡くなりになられました」です。

「死ぬ」の婉曲な言い方が「亡くなる」です。
その尊敬語は

「お亡くなりになる」あるいは
「亡くなられる」です。

「お亡くなりになられました」は
この「お亡くなりになる」と「亡くなられる」を混同した
表現と思われます。

話し言葉の場合、本来不要な「なられる」を付けて
発してしまいがちですが、二重敬語となるので注意が必要。

「映画監督の大島渚さんがお亡くなりになりました

「映画監督の大島渚さんが亡くなられました

と表記するのが適切です(話し言葉でも)。

その他の二重敬語の例としては……

× ご覧になられる → ○ ご覧になる
× おっしゃられる → ○ おっしゃる
× お話になられる → ○ お話になる

などがあります。不要な「~られる」を付けないように
気をつけましょう。

▼関連
【仕事のメール心得帖】「お亡くなりになられました」< 読者からの質問(3)>VOL.2694

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今週は、気になる敬語の使い方についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法  < 敬語注意報(2)
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 「ご拝借いたす」

「部長のお知恵をご拝借いたしたいのですが」

上記の文例は、どこがおかしいのでしょうか?
「ご拝借いたしたい」という表現ですね。

「借りる」の謙譲語が「拝借する」です。
ですから、この場合

「部長のお知恵を拝借したいのですが」

とすればよいのですが、
謙譲語「ご~いたす」を付け加えて
「ご拝借いたす」という二重の謙譲表現になっています。

ご好評の技術資料を希望者に進呈します」

上記の文例は、一見問題ないように見えますが
この文の「相手」である読み手を立てるのであれば

ご好評いただいている技術資料を希望者に進呈します」

と「ご~いただく」という尊敬語を使うか

ユーザーに好評の技術資料を希望者に進呈します」

と、「ご」は使わず
「誰に」好評かを明記した文とします。

「ご」を付ければ、自動的に敬語になるのではなく
文意を捉え、適切な敬語表現を使うことが必要です。

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今週は、気になる敬語の使い方についてです。
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  仕 事 の メ ー ル 作 法                 < 敬語注意報
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                          「拝見できます」

今年も、関心の高い「敬語の使い方」について
継続してとりあげていきたいと思います。

「昨年の映像はこちらから拝見できます

上記の文例は、どこがおかしいのでしょうか?
文末の「拝見できます」の使い方ですね。

「拝見する」は「見る」の謙譲語。
自分の動作をへりくだることで、相手に敬意を示す敬語なので
上記の文例のように「相手の動作」には使いません。

この場合は、「見る」の尊敬語
「ご覧になる」を使うのが適切です。

「昨年の映像はこちらからご覧になれます

こうした謙譲語と尊敬語の取り違えを時折、目にします。
その違いを理解しておきましょう。

尊敬語 → 相手が主語(相手を高める)
謙譲語 → 自分が主語(自分の動作をへりくだって、相手を高める)

「聞く」
尊敬語「お聞きになる」
例)移転の件はお聞きになりましたか?
謙譲語「拝聴する」
例)先日の放送を興味深く拝聴しました。

「読む」
尊敬語「お読みになる」
例)あの作家の新刊はもうお読みになりましたか?
謙譲語「拝読する」
例)主任からお借りした本を拝読しました。

 
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今週は、気をつけたい言い回しについてです。
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仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法  < 言葉づかい注意報
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 「新年明けまして」

何度か、当メールマガジンでも紹介してきたのですが
新年を迎えたこの時期、よく目にする言いまわしなので
とりあげたいと思います。

その言い回しとは……

新年明けましておめでとうございます

「明ける」とは「旧年から新年になる」という意のため、
「明けまして」だけでよく
前に「新年」が来ると意味が重なることになります。

「新年明けまして…」と一つのフレーズとして使ってしまいがちですが

新年おめでとうございます
あるいは
明けましておめでとうございます
が適切な使い方です。

正月の新聞の全面広告にも
「新年明けましておめでとうございます」
と使われていて、ちょっと驚きました。

語呂やノリで、なんとなく使い良いから
という言い回しは、ほかにも少なからずあります。

ですから、そういった「使いやす言い回し」が
主流になっていくのは仕方のないことなのかもしれませんが
折に触れ、本来の言葉の意味を知ることは必要だと思います。

記事全文を読む
今週は、バックナンバーの人気記事をご紹介
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仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法  < 過去の人気記事トップ5(3)
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TOP3「突然のメール、」

今週は、今年最終の配信ということで
バックナンバーの人気記事「トップ5」を
ご紹介しています。

人気記事の3位は?

2011年5月25日に配信した VOL.1495 

< 略さずに書くと… >というテーマでとりあげた
「突然のメール、」という書き出しについての記事です。

下記に再掲します。

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「突然のメール、失礼いたします」

ファーストコンタクトの際のメールの書き出しの一文です。
上記でも意味は通じますが、もう少しきちんと書くとしたら…

「突然メールをお送りして、失礼いたします」
「メールにて失礼いたします。突然で恐縮ですが…」

といったところでしょうか。

「突然のメール、申し訳ありません」
は、表現が大げさなわりに、言葉足らず。

「突然、メールをお送りする失礼をお許しください」
も仰々しい感じはしますが、上記の文例よりは改まった書き方ではあります。

「メール」を「連絡」とした場合は、次のようになります。

「突然ではございますが、ご連絡申しあげます」
「急ぎの連絡(用件)につき、失礼いたします」
「ご連絡したいことがあり、急ぎお伝えいたします」

または、用件を先に述べ、
結びの文で次のように締めくくることもできます。

「突然のご連絡となりますが、どうぞよろしくお願い申しあげます」

いずれにせよ「突然のメール、」「突然の連絡、」のように
読点で切ってしまうと、唐突で言葉足らずの一文になりがちです。

省かれた部分の言葉を書き添え、恐縮する気持ちが伝わる
丁寧な表現を意識してみましょう。

———————————————————–

※最後に挙げた結びの文例
「突然のご連絡となりますが、どうぞよろしくお願い申しあげます」は

「突然のご連絡となり恐縮ですが、
どうぞよろしくお願い申しあげます」

と「恐縮ですが」を添えてもよいと思います。

「突然のメール、」のように
「名詞+読点」とする表記は
書く側には言葉が省略できてよいのですが
読む側への配慮という点では、丁寧さが少々足りない感があります。

この記事を書いてから1年以上経ちますが
今でも、メール文を書くときは
意識して「後に続く言葉を読点で省略しない」ように
気をつけています。

クセになると、無意識に使ってしまい
なんとも思わなくなってしまうのが怖いからです。

元の記事はこちら

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【しごび】 の お す す め
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「性」と書いて「さが」。
(そんな歌も、昔、ありましたが……)

仕事を辞めてもなお、体に染みついている
営業マンの性。
それが今回のテーマです。

第42号 カンは育つ 
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【 営業マン河村操はコミュニケーションする 】
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「営業活動に一番大切なもの」って何だろう・・・
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