今週は、相手を不安にさせないメール対応についてです。
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仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法 < メールで安心を届けるには?(2)
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返信が不要な場合は?

今週は、相手を不安にさせないメール対応についてです。
昨日は、まず「返信を必ずする」ことを挙げました。

ただ、返信の際、このメールに対する相手からの返信は要求しない
という場合もあります。

あくまで、お知らせやあいさつとして送るメールで
相手からの了承や確認を必要としない、そんな時は…

メールの文末に
「ひと言、ごあいさつをと思いメールをお送りしました。
返信を要しませんので、お気づかいなく」
といった一文を添え、返信を必要としない旨を相手に伝えます。

相手によっては、そこまでしてもらわなくても…と
こちらが恐縮するくらい、丁寧に何度もメールを返信してくるかたがいます。

そうした相手にも、返信は不要である旨を文末で知らせることで
気を使い合ったエンドレスなやりとりをストップできます。

電話をかけるまでもないし、手紙を出すほどでもない。
でも、ひと言、相手に声をかけておきたい
という時にもメールは便利なツールです。

でも、これは相手に対して「気にかけていますよ」と伝える
シグナルのようなもので、返信を求めるメールではないという時は
そうした意図を、最後の一文で伝えておけば、
相手も返信に迷うことがなくなります。

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今週は、読者のかたからいただいた質問にお答えします。
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仕 事 の メ ー ル 作 法    < 読者からの質問(3)
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敬語の使い方

VOL.1530 < おかしな敬語(4)>

でとりあげた文例の書きかえについて、いただいたメールです。

<読者からの質問>————————————————

今日のおかしな敬語

「Webサイトをご覧の方、すでにご署名いただいた方は、
   お知り合いにも協力の依頼をお願いいただけませんか?」

では如何?
読者 K.H さん
——————————————————————

「おかしな敬語」が使われている文例として挙げたのがこちら。

(例文)
× Webサイトを見られました方、
     すでに署名してくださった方がいましたら、
      知人の方にもご協力いただけるよう頼んでいただけたら、と思います。

対して、神垣が書き換えた文例がこちら。

○ Webサイトをご覧になった方、
       すでに署名してくださった方はぜひ、、
        お知り合いにもご協力をお願いいただけたら、と思います。

そして、K.H さんからいただいたのが、初めに挙げた文例です。

「ご覧になった方」 → 「ご覧の方」
「署名してくださった方はぜひ」 → 「すでにご署名いただいた方は」
「ご協力をお願いいただけたら、と思います」 → 「協力の依頼をお願いいただけませんか?」

こうして比較すると
K.H さんお文例の方がずっとすっきりしていますね。

ポイントは後半の一文。
「お知り合いにも協力の依頼をお願いいただけませんか?」

「お知り合い」に続いて敬語が使われているのは
文末の「お願いいただけませんか?」のみです。

「ご協力のご依頼」と、余計な敬語は使わず
締めの動詞だけを敬語でしているので
すっきりスマートな一文になっています。

一文に使う敬語は1つか2つ、という好例です。

いやはや、自分で書き変えておきながら、お恥ずかしい限りですが
K.H さんは、折に触れて「こうしたら如何?」と
適切な指摘をしてくださり、感謝しています。

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今週は、読者のかたからいただいた質問にお答えします。
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仕 事 の メ ー ル 作 法          < 読者からの質問(2)
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 「いただきますよう」

昨日の質問に関連して、
次の質問をいただいたのでご紹介します。

<読者からの質問>———————————————————-

私が取引先宛にメールで問い合わせする際によく
次のような言い回しを使います。

「○○(商品名)のお取り扱いはございますか?
ございましたらお見積りをいただきますようお願い申し上げます。」

多分文法的には間違っていないだろうと自分では思っているものの、
どうもしっくりきません。

「○○の在庫はありますか? あれば・・・。」
ではますます不しつけだと思いますので、適切な言い回しがあれば
教えていただけますでしょうか。
よろしくお願いいたします。
読者 T.N さん
————————————————————————————-

「お見積りをいただきますようお願い申し上げます」の言い回しは
「いただきますよう」以外の言葉でも言い換えられそうですね。

「ございましたら」が十分丁寧な表現なので、その後に続く文は
もう少しさらっと表現してもよいと思います。

例えば
1)「お見積もりをお願いいたします」
2)「お見積もりをお願いできますか」
3)「お見積もりをご送付(お送り)いただけますか」
4)「お見積もりをお願いできればと存じます」

1)で差し支えないと考えますが、、
2)3)のように「問いかける」言い回しにすると婉曲になります。
4)になると、改まりすぎるかもしれません。

丁寧に表現しようとするほど、敬語を追加してしまいがちです。
でも、その前に「相手に何を伝えたいのか」を
今一度確認してみると、表現はもっとシンプルになるはず。

「○○(商品名)のお取り扱いはございますか?
 ございましたら、お見積もりをお願いいたします」

として、通常のやりとりは問題ないでしょう。

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今週は、読者のかたからいただいた質問にお答えします。
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仕 事 の メ ー ル 作 法                                   < 読者からの質問
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 「~していただけますよう」

VOL.1558の< おかしな敬語(2)>

の時に挙げた下記の例文に対していただいた質問です。

(例文)
× また、何かのご機会に再度お見積依頼をいただけますよう
重ねてお願いいたします。

に対していただいたものです。

<読者からの質問>———————————————————-

よく「~~していただけますよう」という表現を目にするのですが、
とても違和感があります。

神垣さまは、「ご依頼ください〕、「承ります〕と書き換えられてます。
恐らく、神垣さまも「いただけますよう〕の表現に違和感を覚えられての
事と存じますが、いかがでしょうか。

私は、「賜りますよう〕としていますが、
どうしても「いただく」を使うのであれば、
「頂きますよう」の方がまだ違和感が無いと思います。

文法的にはどうなのでしょうか、ご教示頂ければ幸いです
(ご教示いただけますようお願い申し上げます!!!)。

読者 M.Tさん
————————————————————————————–

確かに、「~していただけますよう」という表現は
前後の文の流れによっては違和感を覚えることがあります。

私もこの例文での「~していただけますよう」には
変な感じを持ちました。

「いただけますよう」「いただきますよう」の
文法的な解釈については、次のような記述がありました。

▼日本語情報資料館 言葉に関するFAQ
「いただけますよう」「いただきますよう」

M.Tさんのように「~していただけますよう」という表現に
違和感を覚える人が少なくなっている現実を寂しく思いますが
上記に挙げた文例では、やはりそぐわない表現のような気がします
(丁寧な表現でも、何か押しつけがましさを感じるのです)。

上記の文例では、M.Tさんが書いておられる
「見積依頼を〔賜りますよう〕」
とする方が言葉として敬意が伝わるスマートな表現だと思います。

例)何かの機会に再度、お見積依頼を賜りますようお願いいたします。

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今週は、相手からメールの返信がない時の対処法についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法   < メールの返信がない時(5)
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返信がくる仕向け方

送ったメールに対する返信がない

不安になる

この状態を避けるには
・自分が送信したメールを即時に相手が読むとは限らない
・読んだからといって、返信があるとは限らない

上記2点を踏まえたうえで

・相手に「読み流されない」メール文を心がける

ことがポイントです。

返信を要する場合は
「ご返信(返事)をお待ちしております」
「本日17時までに、ご回答をお願いします」
「○月○日までに出欠をお知らせいただければ幸いです」

のように、返信を待つ旨や期日を明記しましょう。

それでも返信がない時は
再度メールを送る方法もありますが
電話で問い合わせる方が確実な場合もあります。

返信がないことへの不安は、
メールを送った側は日が経つほど大きくなる一方で
返信する側はどんどん忘れていく
という相反する結果になりがちです。

返信がないことに不安を感じることが多い人は
今一度、自分のメールの書き方に
相手のアクションを促す要素がきちんと入っているか
見直してみましょう。

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【参加無料】です。

今年の神垣の一大テーマについてお話ししますので
ぜひ、お越しください!

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今週は、相手からメールの返信がない時の対処法についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法        < メールの返信がない時(4)
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                         返信を促す文面に

相手が自分からのメールを読んで
「べつに返信するまでもない」と
読み流される内容になってはいませんか?

昨日は、そう書いて終わりました。

相手に「返信」というアクションを起こさせる
文面になっていないと、あなたのメールは読み流されて
終わりです。

自分の用件を伝えるだけなら、それでよいとしても
伝えた用件に対する、相手からの返事や意見、反応がほしい時は
その旨を書いて伝えなければ、返信はありません。

返信がないことに不安を募らせ、おろおろする前に
自分が送ったメールが、相手からの「返信を促す」文面になっているか
確かめてみましょう。

「いつでもいいのでご回答ください」
「急ぎませんので、お手すきの時にでも」
こういった文面は、読み流されやすい典型的な例。

「何について」「いつまでに」返信がほしいのか
を明記することが大切です。

逆に、そこまで求めていないのなら
相手の返信がないことを気にしすぎないことです。

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