今週は、読者の方からの質問に回答します
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 仕 事 の メ ー ル 作 法            < 読者からの質問(5)
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                         「ご笑納ください

<読者からの質問>————————————————

「ご笑納ください」の使い方について、ご教示いただきたく、
メールを差し上げました。

弊社に見学や視察にいらっしゃった外部のお客様に、
その時の様子のお写真をお礼状と共にお送りするのですが、
「お写真を同封いたしました。ご笑納ください。」という使い方は適切ですか?

お客様ご本人が写っている写真なので
「笑納」ではおかしいと思うのすが、同僚はそう書いています。

私の周りに日本語の達人がおらずモヤモヤしております。
(読者 K.Sさん)
——————————————————————

「ご笑納ください」は
たいしたものではないので、どうぞ笑ってお納め(受け取って)ください
という意味合いで使う、一種の謙遜表現です。

客先や目上の相手に贈り物をするときの
へりくだった言い回しとして
よく使われますが

上記の質問では
粗品とか記念品ではなく
会社を訪れたお客様を写した写真なので

K.Sさんが書いている通り「ご笑納ください」
を使うのはふさわしくありません。

代わりの言い回しとしては
「お納めください」「お受け取りください」
が挙げられます。

「お写真を同封いたしました。ご来訪の記念にお納めください

という一文を添えてみてはいかがでしょうか。

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【しごび】 か ら お 知 ら せ
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異動、移転の季節。

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今週は、読者の方からの質問に回答します。
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仕 事 の メ ー ル 作 法                                < 読者からの質問(2)>
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「迷子のおじいちゃま」!?

<読者からの質問>————————————————

「受給を受ける」< 重言注意!(5)>VOL.2309

の重言「迷子の子ども」について、お尋ねしたいことがあります。

最近は携帯が普及しているので、
デパートや駅で迷子アナウンスをあまり耳にしませんが、
「迷子のお子さんを」と聞いた気がします。

迷子といえば子どもですが、
時代とともに「迷子のおじいちゃま」と区別し分かりやすくするには、
このような表現になってしまうかと思いますが
やはり重言なのでしょうか。

例えばデパート内で はぐれただけで「徘徊しているおじいちゃま」と
アナウンスするわけには いかないでしょうし、
知的障がい者は大人でもはぐれてしまう ことがあり得ます。

レジを待てずに好き勝手に動いてしまう「迷子のパパ」も、捜索対象。
「迷子のご家族」では仰々しく、短い言葉で表すのは難しいです。

(読者 Y.Kさん)
——————————————————————

「迷子」という言葉を、連れにはぐれた子どもという意味で使えば
「迷子の子ども」は重言です。

「迷子のお子さんを」という言い回しをそのまま使うのではなく
「迷子になっているのは、3歳くらいの男の子です」
「3歳くらいの男の子が迷子になっています」
とすれば、重言になるのを避けられます。

Y.Kさんの質問にある大人の迷子の場合は
「迷子」を連れにはぐれた人という意味で捉えれば、
「迷子のおじいちゃま」は成立すると思います。

ただ、「迷子のおじいちゃま」
とアナウンスするのは言う方も聞く方もしっくりきません。

子ども以外の迷子の場合も
「迷子」という言葉を使わず
「80歳の青い帽子と紺色のジャンパーを着た男性がご家族をお探しです」
といった具合に、
迷子になっている人の年齢とか服装の特徴を言えば、
探している人には見当がつきます。

「迷子の~」のようなくくり方ではなく
「〇歳くらいの〇〇を着た男の子(女の子)」
「身長〇センチの〇〇のカバンを持った男性(女性)」
のように
探されている人の見た目の特徴を分かりやすく挙げると、
探している人にはピンときます。

こうした具体的な表現にすれば
アナウンスする人も、アナウンスされる人も
抵抗なく言い、聞くことができるのではないでしょうか。

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今週は、それらしく見える間違った言い回しを取り上げます。
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仕 事 の メ ー ル 作 法      < 変な言い回し(5)
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続けれない

今週は、うろ覚えのまま、なんとなく使ってしまいがちな
言い回しの間違いを取り上げてきました。

「簡単には諦めれないです」
「社員として認めれないですね」
「普通は1年も続けれないです」

これらの言い回しに足りないもの
それは「ら」。

上記に挙げた
「諦めれない」「認めれない」「続けれない」は、

本来、動詞の可能形「~られる」に否定の「ない」を付けた
諦められない」「認められない」「続けられない
とするのが正しい使い方です。

動詞の可能形「~られる」+否定の「ない」以外に
下記のような「ら」抜き言葉も見かけます。

「諦めれません」→「諦められません」
「認めれたら」 →「認められたら」
「続けれました」→「続けられました」

「書き表せれません」
というのも「ら」抜き言葉です。

正しくは
「書き表せられません」
「書き表すことはできません」
です。

可能の「~られる」を使わずに
「書き表せません」
とすることもできます。

「ら」抜き言葉は
口で言うときにその方が楽、言いやすい
という理由で使われがちで

そのまま書き言葉にも流用され
広まりつつあります。

言葉に限らず、
物事を楽な方へ楽な方へと流してしまいそうになりますが

話すときも書くときも
「ら」抜きが癖にならないよう
注意する気持ちを忘れずにいましょう。

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【しごび】 の お す す め
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お願い事をするときには「お差し支えなければ

誘いを断らざるをえないときには「よんどころない事情で」

いつも気に留めてくれる相手には「お心にかけていただき

といった具合に、大和言葉を使うと
言い回しがやわらかくなり
相手の心にすっと届きます。

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今週は、それらしく見える間違った言い回しを取り上げます。
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仕 事 の メ ー ル 作 法           < 変な言い回し(4)
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ことわざるをえない

今週は、うろ覚えのまま、なんとなく使ってしまいがちな
言い回しの間違いを取り上げています。

ことわざるをえない」

これは、私が最近、間違えそうになった言い回しです。

正しくは
「ことわらざるをえない」と「ら」が入ります。

漢字で書くと
断らざるを得ない
です。

音だけで、なんとなく捉えていると
書くときにもそのまま使ってしまいそうになりますが
「ことわざるをえない」で入力すると
パソコンでは変換しないので、間違いに気づいた次第。

似たような間違いとしては
「せざるえない」
があります。

正しくは「せざるを得ない」。
「お」ではなく「を」です。

せざるを得ない」は分解すると
「する」の否定形の「せざる」+を+できないという意味の「得ない」
で「しないということはできない」から
「しないわけにはいかない」という意味になります。

しかし、これを
「せざる」+「おえない」と捉えてしまうと
間違いになります。

一文字が入るか入らないか、
たった一文字の差異ですが
言葉の意味を理解しておくと
うっかりミスを防ぐことができます。

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仕 事 の メ ー ル 作 法           < 変な言い回し(3)
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~であれるように

今週は、うろ覚えのまま、なんとなく使ってしまいがちな
言い回しの間違いを取り上げています。

「心穏やかであれるように

上記の「~であれるように」は
「~でいられるように」とするのが適切な
言い回しです。

「心穏やかでいられるように
あるいは
「心穏やかな自分でいられるように」
と「自分」や「状態」という言葉を添えるとよいでしょう。

「~であれるように」という言い回しは
「~であることができるように」を簡略化して
「~であられるように」→「~であれるように」と
どんどん言葉を短くしていった結果と思われます。

× 自分らしくあれるように → 〇 自分らしくいられるように

× 理解者であれるように  → 〇 理解者でいられるように

短くすると使いやすいせいか、このような間違いも見受けられます。

こうした
「~であれるように」の後に続く文が
「努めています」で結ぶとしたら

「心穏やかでいられるように努めています」
という言い回しのほかに
「いつも心穏やかでいたいと思っています」
と書きかえることもできます。

文として収まりが悪い、しっくりこないな、と感じたときは
同じ言いまわしに固執せず、表現自体を変えてみることをお勧めします。
同じニュアンスで、もっとすっきりした言い回しが見つかるはずです。

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仕 事 の メ ー ル 作 法           < 変な言い回し(2)
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古びれてはいない

今週は、うろ覚えのまま、なんとなく使ってしまいがちな
言い回しの間違いを取り上げています。

「まったく古びれてはいないたたずまいに圧倒されました」

上記の一文に使われている
「古びれてはいない」は
元の言葉である「古びた」の活用形を
自分流にアレンジしてしまった結果
できた言い回しと思われます。

「古びれてはいない」の代わりに
古びて(は)いない」「古びた印象のない
とすれば、しっくりきたでしょう。

「古びた」「古びる」とは、
古くなること、古くさくなることを意味します。

その打消しの活用形として「古びれない」
という表現はありますが
「古びれてはいない」
はありません。

元の言葉の活用形を
自分で想像して“編み出して”しまうと
このようなあいまいな表現が誕生してしまいます。

言葉が思い浮かび
「このような使い方は、あるかな?」
と思った時点で、辞書で調べて確認することが肝心。

なんとなく、それらしいというだけで
安易に思いつきの言葉を使うのは避けましょう。

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