今週は、それらしく見える間違った言い回しを取り上げます。
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仕 事 の メ ー ル 作 法         < 変な言い回し
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ご想像にお任せあれ

人との会話で繰り返し使われると
気になる言い回しがあります。
例えば……

「要は」
「逆に」
「ヘンな話」

合いの手のようにこれらの言葉が
何度も会話に出てくると
「結局、何が言いたいのだろうか?」
と思ってしまいます。

「ぶっちゃけ」も繰り返し使うと
「結局、どこからどこまでが本音?」
という疑問がわいてきます。

おそらく、使う方は特に意識せず
会話の勢いやノリで使っているのでしょう。

こうした、
なんとなくそれらしい言葉や言い回しを
そのままメールや文章に使っていることがあります。

注文品と一緒に見本品を届けるという内容のメールで
色のバリエーションから何色が届くかは
商品が届いてからのお楽しみ
ということを伝えようとして

「何色の見本が届くかは、ご想像にお任せあれ」

という一文が記載されていました。

どうやら
「ご想像にお任せします」という言い回しと
「(色の選択は)私にお任せください」という意味で使う
「お任せあれ」を混同してしまい

「ご想像にお任せあれ」という
誰に対して伝えようとしているのかよく分からない
一文になってしまったようです。

書き言葉も、
うろ覚えの文章を、そのときのノリでなんとなく使ってしまうと
このような意味の分からない文章になってしまいます。

言い回しは、相手に対してどのようにアプローチするかで
変わってくるので、この場合は

さて、何色の見本が届くでしょう。どうぞお楽しみに!
とすれば、親近感のある一文になり

5種類ある色の中から1色を見本としてお届けします
とすれば、説明としてまとまりがある、改まった印象の一文になります。

今週はこのように
うろ覚えのまま、なんとなく使ってしまいがちな
言い回しの間違いを取り上げていきます。

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今週は、ビジネスメールに取り入れられる大和言葉をご紹介
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 仕 事 の メ ー ル 作 法       < メールに使える大和言葉(5)
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                       感謝や喜びを伝えるとき

今週は、クイズ形式で
ビジネスメールに使える大和言葉を紹介してきました。

最終回の今回は、感謝や喜びの気持ちを伝えるときの
大和言葉をピックアップしています。

下記の設問の□や◇に入る言葉は何でしょうか。
(□は漢字、◇は平仮名が入ります)

———————————————————

第13問 いつもお□◇◇◇◇いただき、ありがとうございます。
(いつも気に留めてもらい、ありがとうございます。)

———————————————————

第14問 □◇□◇お言葉をいただき、ありがたい限りです。
自分には不相応な言葉をかけてもらい、ありがたい)

———————————————————

第15問 私には◇◇◇◇ないお言葉です。
(私には恐縮するほどありがたいお言葉です)

———————————————————

第13問の答えは
心にかけて

相手のことを心に留め、気にすることを「心にかける」と言います。
遠く離れていたり、しょっちゅう顔を合わせたりする間柄でなくても
折に触れ、優しい言葉をかけ、思いやりのある対応をしてくれる人が
いるものです。
そうしたさりげない心遣いをしてくれる相手に対して
いつもお心にかけていただき、ありがとうございます」という一文を
メールの最初や最後に添えると、日頃の感謝の気持ちが伝わります。

第14問の答えは
身に余る

「身に余る」とは、自分の身分や立場を超えるほどの、という意味。
自分には不相応と思えるような褒め言葉や祝いの言葉をもらったとき、
「身に余るお言葉をいただき、恐縮するばかりです」
「身に余るお祝いの言葉をいただき、ありがたく存じます」
のように、喜びより恐れ多い気持ちが勝る心境を表すときに使う
言い回しです。

第15問の答えは
もったいない

自分には、あまりにもありがたくて恐れ多い、という感謝の意を伝える
言い回しが「もったいない」です。
地位の高い人や目上の相手から、思いもよらない称賛や評価をもらったとき
「私にはもったいない限り(のお言葉)ですが、とても励みになります」
のように使います。
先に挙げた「身に余る」同様、自分には恐れ多い、という気もちを表す
と同時に、喜びやうれしさもわずかに感じられる言葉です。

 

 

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今週は、誤った敬語の使い方についてです。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法             < 敬語レッスン(5)
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                          「おやりになる

「ご自分で料理をおやりになるのですか?」

上記は、自分で料理するという目上の男性に
「意外ですね」「すごいですね」という感情を込めつつ
返した一文です。

ここで注意したいのが
「おやりになる」は
尊敬語「お~になる」が使われていても
「やる」は「する」の俗語にあたるため
敬語としては不適切という点。

この場合「する」の尊敬語「なさる」を使い

「ご自分で料理をなさるのですか?」

とします。

「部長もマラソンをおやりになっていたのですか?」
のように過去形の文でも同様で

「部長もマラソンをなさっていたのですか?」
とするのが適切です

「会長はずっとそのことをおしゃべりになっていました」

この文にある「おしゃべりになる」も
「しゃべる」よりも「話す」を使い、
その尊敬語「お話しになる」とする方が しっくりきます。

「会長はずっとそのことをお話しになっていました」

「~をやる」「しゃべる」は 会話でよく使うので、
そのまま メールの文章にも持ち込みがちですが
どちらかというとくだけた話し言葉なので
書き言葉に書きかえて使うことを お勧めします。

 
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今週は、誤った敬語の使い方についてです。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法             < 敬語レッスン(4)>
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                       誰を「立てるべき」か?

「同期の仲間に○○をお祝いしていただきました

○○は結婚でも栄転でもいいのですが
「お祝いしていただきました」は
「同期の仲間」という自分側の人たちである友人を
敬語で高めていることになります。

この場合は

「同期の仲間に○○のお祝いをしてもらいました
「同期の仲間が○○を祝ってくれました

として差し支えありません。

友人をお誘いして、参加してきました」

この一文も、目上の人や客先ではなく
自分側の人(つまり、身内)である友人を
謙譲語「お~して」を使って立てた表現になっています。

友人を誘って、参加してきました」

でなんら問題ありません。

 

このように
「立てるべき相手」が誰なのか
相手を「立てるべき」文なのかを
見きわめてから敬語を使わないと

最終的に、ちぐはぐな一文になったり
立てるべき相手を低めたりすることになるので
注意が必要です。

 
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今週は、誤った敬語の使い方についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法             < 敬語レッスン(3)
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                        敬語の向かう先は?

「この著者の本は何冊か拝読したのですが」

この一文に使われている
「拝読する」は「読む」の謙譲語です。

その本の著者に宛てたメールであれば
あなた(○○さん)の著書を拝読したのですが」
と使えるのですが、

上記の一文は、自分とは関わりのない(直接知らない)人の
著書を読んだことを示しているので
「拝読する(した)」という謙譲語を
使う必要はありません。

「この著者の本は何冊か読んだのですが」

として問題ないのです。

「店頭に並んでいる方をお見かけしました

「お見かけする」は「見る」の謙譲語ですが
この場合も、自分が知っている目上の人であれば

「店頭に並んでいらっしゃる佐藤さんをお見かけしました

のように使うことはできますが
店の前にずらっと並んだ人を見た、というだけであれば
「お見かけする」という謙譲語を使う必要はなく
「見かけました」と書けばよいことです。

今回、例に挙げた
「拝読する」「お見かけする」といった謙譲語は
誰を立てるのか
敬意の向かう先を定めてから
使うことが大切です。

「読みました」「見かけました」
という丁寧語ですむのに

必要以上に丁寧に書こうとするあまり
直接関係のない人を指す文にまで
敬語を使わないよう注意しましょう。

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今週は、誤った敬語の使い方についてです。
◆─────────────────────────────────◆
 仕 事 の メ ー ル 作 法             < 敬語レッスン(2)
◆─────────────────────────────────◆
                          「確認ください

ご確認してくださいますようお願い申しあげます」

一見、問題ないように感じる上記の一文ですが
尊敬語と謙譲語が混同されています。

目上の相手に「確認」をお願いする一文ですが
ここでは尊敬語「ご~くださる」を使い

ご確認くださいますようお願い申しあげます」

とします。

「お客様ご自身でパスワードを確認ください

という一文も敬語としては中途半端です。

「お客様ご自身でパスワードをご確認ください

「お客様ご自身でパスワード確認なさってください」

とします。

「確認ください」のままでは敬語として不十分で
前に「ご」を付けるか
前に「ご」がなければ、後に「して」を付けます。

例えば
どうぞ活用ください。 → どうぞご活用ください
             どうぞ活用してください

書類を送付いただきました。 → 書類をご送付いただきました
                書類を送付していただきました

という具合です。

 

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