今週は、よく使う言葉の改まった言い方についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法             < 改まった言い方(4)>
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                       「ちょっと」の言い換え

今週は、くだけた普段着の表現を
改まった書き言葉に変換する例を紹介しています。

量や度合いが少ないことを
「ちょっと」「ちょこっと」「少し」
と言いますが

改まった言い方では
「わずか」「ささやか」「いささか」
とします。

「ほんのちょっとですが」は
「わずかですが」とか
「ささやかですが」に。

会話でも
「ちょっとお待ちください」を
「少々お待ちください」と言い換えると
丁寧さが増します。

誘いを断るときに
「予定があるのでちょっと……」
と最後まで言わずに
「ちょっと」で言葉を濁して
うやむやにするケースがありますが

そのようなときは
「あいにく予定があり、参加できません」
「残念ながら、今回は不参加とさせてください」
のように、きちんと断りを入れるほうが好ましいです。

「少しでもお役に立てれば」と伝えたいときは
「いささか」を使って
「いささかなりともお役に立てれば」
とします。

また、「いささか」を打ち消した
「いささかならず」
という言葉もあります。

少しでない、つまり、とても
という意味で
「面倒をかけるばかりで、いささかならず気が引けます」
のように用います。

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今週は、よく使う言葉の改まった言い方についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法   < 改まった言い方 >
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過去のこと

日常会話やLINEなどでは
「話し言葉」でやり取りすることが多いと思います。

しかし、ビジネメールでは
「書き言葉」として改まった言い方を意識して使う方が
相手に対しても丁寧で、好ましい印象を与えます。

例えば、
過去のことを話題にするときに使う
「この間」。

会話だと「こないだ」とか、「まえ」「さっき」と言ったりしますが
これらを書き言葉に改めると、
どのようになるでしょうか。

「先日」「先般」「先ほど」などが挙げられます。

話し言葉では
「この間は、どうも」
で済む場合もあますが、書き言葉に改めると
「先日は大変お世話になりました」
に。

「前、聞いたときは○○だったよね」
という会話を書き言葉にすると
「先般、お聞きしたときは○○ということでしたが……」
に。

「先日」「先般」より、
時間的にもっと近い状態を指す場合は
「先ほど」を使います。

「さっき、電話したけどいなかったんで」
という会話を書き言葉にすると
「先ほどお電話しましたところ、ご不在でしたので」
となります。

親しい間柄の人と気楽な会話を楽しむ場合は
くだけた言葉を使う方がテンポよく話も弾んでいきますが、

仕事で社外の相手とやり取りする場合は
改まった言葉遣いにスイッチを切り替えることも必要になります。

今週は、
くだけた普段着の表現を
改まった書き言葉に変換して紹介していきたいと思います。

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今週は、気をつけたいメールの敬語の使い方についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法             < うっかり敬語(5)
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                       「社内におりましたら」

今週は、うっかり間違えてしまいがちな
敬語について取り上げてきました。

———————————————-
社内におりましたら、総務部までご連絡ください。
———————————————-

上記は
社内にいるなら、総務部へ連絡してください
と目上の相手に呼びかける一文です。

「いる」の謙譲語は「おる」ですが、
この場合、自分ではなく、相手が社内にいるかどうかを
尋ねる文なので、

「いる」の尊敬語「いらっしゃる」を使います。

したがって
——————————————————
社内にいらっしゃいましたら、総務部までご連絡ください。
——————————————————
とするのが適切です。

「いる」の丁寧語は「います」ですが、
「おります」は「いる」の謙譲語で、
自分がそこにいることを目上の相手に言うときに使います。

例)午前中は社内におります。

しかし、目上の相手がそこにいると言う場合は
「いる」の尊敬語「いらっしゃる」を使います。

例)部長、午前中は社内にいらっしゃいますか。

目上の相手に在・不在を確認する場合は
——————————
明日、会長は社内におりますか。
——————————
ではなく
————————————–
明日、会長は社内にいらっしゃいますか。
————————————–
と尋ねるのが妥当です。

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今週は、気をつけたいメールの敬語の使い方についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法          < うっかり敬語(4)
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                       「いただいてください」

今週は、うっかり間違えてしまいがちな
敬語について取り上げています。

—————————————-
必要書類を係の窓口でいただいてください。
—————————————-

上記は、
「書類を窓口でもらってください」
と呼びかける一文です。

「いただく」は「もらう」の謙譲語です。

自分が書類をもらうのであれば
「(私は)係の窓口で書類をいただきます」
とすればよいのですが、
この場合、書類をもらうのは相手です。

尊敬語「お~ください」を使い、
「お受け取りください」
とするのが適切です。

—————————————-
必要書類を係の窓口でお受け取りください
—————————————-

さらに丁寧に言う場合は、文のはじめに
「お手数ですが」を添えてもよいでしょう。

———————————-
記念品を受付でいただいてください。
———————————-

という場合も同様に
記念品を受け取る(もらう)のは
自分ではなく、相手なので

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今週は、気をつけたいメールの敬語の使い方についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法                                       < うっかり敬語 >
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                       「研修させていただく」

現場で実地研修を受けた
新入社員の研修レポートに

「○○○で研修させていただきました」
という一文がありました。

○○○はその会社が管理している施設名です。

自社の研修を、会社が管理する施設で受けたことを
丁寧に言おうとして
「研修させていただく」を使っていますが、

研修は会社が新人教育のために行うもので
社員が研修を受けるのは当然のことでもあり、
会社に提出するレポートで
自分をへりくだって言う必要はありません。

レポートに書くとしたら

「○○○で研修がありました」
「○○○の研修を受けました」

と、事実を述べる文にして
問題ありません。

入社早々の新人からすると
自分が会社の一員であるという認識より
会社を自分より一段上に見てしまうために
不要な敬語を使ってしまったのかもしれません。

今週はこのように
うっかり間違えて使いやすい敬語について
取り上げていきます。

<追記>2024.06.11

新人に限らず
企業の社内報で似たような事例を見かけます。

社内行事への参加者に求めたコメントに
「ゴルフコンペに参加させていただきました」
新任管理者のコメントに
「同僚や後輩からも多くのことを教えていただきました」
という一文がありました。

自分が勤務する会社の人に向かって
「~させていただく」を使わなくても

「創立記念ゴルフコンペに参加しました」
「同僚や後輩からも多くのことを教えられました」

として差し支えないのに
社内に向けても謙譲語を使っています。

こうした職場の中での敬語の混乱
増えていませんか?

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今週は、気になる敬語の使い方を取り上げます。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法                                              < 気になる敬語(4)>
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                       尊敬語と謙譲語の混同

 今週は、気になる敬語の使い方を取りあげています。

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 上記の文では、
 相手に「試しませんか」と呼びかけているのですが
 「お試ししませんか」
 という敬語の使い方は適切ではありません。

 「試す」のは相手なので、
 相手を主語とする尊敬語「お~になる」を用い
 「お試しになる」とし、

 その問いかけの形として
 「お試しになりませんか」
 とするのが適切です。

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 まずは無料の省エネシミュレーションをお試しになりませんか?
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 「お試しになりませんか?」のほかに
 「お試しになってください」「お試しください」
 としてもよいでしょう。

 「ここで待っていてください」と相手に伝える場合も
 「ここでお待ちしてください」というのは誤りで

 「ここでお待ちになってください」
 「ここでお待ちください」
 とするのが敬語の使い方として適切です。

 自分が「待つ」のであれば
 謙譲語「お~する」を使い
 「ここで(あなたを)お待ちしています」
 としますが

 相手が「待つ」のであれば
 尊敬語「お~になる」を使い
 「ここでお待ちになってください」
 とします。

 尊敬語の「お~になる」と
 謙譲語の「お~する」の
 混同に気をつけましょう。

 

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