今週は、気になるメールの敬語についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法  < メールの敬語
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 「お話になられる」

迷惑メールの件名でこんなのを見つけました。

「唐突なお話になられてしまいますが、父の遺言による支援を行っています」

ひょっとすると「なってしまいますが」の間違いかもしれませんが
NGな敬語のサンプルとして、取りあげることにします。

話をする相手に対しては、「お話になられる」という尊敬語を使いますが
この場合、話すのは書き手です。

ですから
唐突な話になりますが
もしくは、言葉を添えて
唐突な話で恐縮ですが
という表現で事足ります。

本文には、こんな一文も…。

「説明を聞いたうえで、ご決断をしてください」

「ご決断をしてください」では敬語の使い方がアンバランスです。
この場合は、「する」の尊敬語「なさる」を使い
ご決断なさってください
ご決断をお願いします
とします。

今週は、こうしたちょっと変だなと思う使い方をしている
敬語の文例を取り上げます。

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今週は、読者のかたからの質問にお答えします。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法             < 読者からの質問(3)
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                           上司に「渡す」

<読者からの質問>————————————————

以前から悩んでいる表現があり
アドバイスを頂きたく、メールをお送り致します。

悩んでいる表現とは、「渡す」についてです。
お客様から上司宛の書類等を預かることが多いのですが、
「上司に渡します」は、どのように表現すれば良いでしょうか。

「○○(上司)にお渡し致します。」ですと、上司への尊敬語に感じ
また、
「○○(上司)に渡します。」は、丁寧さに欠けるように感じます。
「渡させて頂きます。」も、相手に許しを得て行うことではないので
違うのかなと。

お手数ですが、ご教示頂けませんでしょうか。
(読者 M.Tさん)
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上司の名前を「佐藤」さんとして
「佐藤にお渡しいたします」は、上司の佐藤さんへの尊敬語になり、
社外の相手に使うのは不適切です。

「佐藤に渡します」「佐藤に渡しておきます」
として問題ないと思われますが
これだけでは丁寧さに欠けると感じるのであれば
言葉を添えてみましょう。例えば…

「確かに受領いたしました。佐藤に渡しておきます」

あるいは、「渡す」という言葉を使わず
「佐藤宛の書類を確かに受領いたしました」
と言い換えることも。

「渡します」の代わりに「申し伝えます」も使えそうです。

「確かに受領いたしました。佐藤に申し伝えます」

本来は、目上の相手の言うことを自分の身内(社内)の者に
「伝える」場合の言い回しが「申し伝えます」ですが、
「受け取ったこと(もの)を伝える」という意味合いで
使うことも可能と考えます。

 
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今週は、覚えておきたい間違いやすい表現についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法     < 表現ワンポイント(5)
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 「残暑の残る」

先週の「あとがき」でも触れたのですが
「残暑の残る8月の北海道にて」という記述が
ホリエモンの本のあとがきにあり、「あれ?」と思いました。

「残暑」とは、立秋を過ぎてもなお残る暑さを意味するので
「残暑の残る」というのは重言になるのではないかと思ったからです。

代わる言葉としては
「残暑厳しい8月の北海道にて」
「立秋後も暑さの厳しい8月の北海道にて」
が考えられますが、あげ足の取りすぎでしょうか。

このような重言、気づかないままつい使っているものです。
例えば・・・

「後でとても後悔しました」⇒とても後悔しました

「あらかじめ予定しております」⇒予定しております

「各部署ごとに」⇒各部署で、部署ごとに

「最後の追い込みですから」⇒追い込みですから

「だいたい3日程度かかります」⇒だいたい3日かかります
3日程度かかります

「年内中にお届けします」⇒年内にお届けします
今年中にお届けします

「次の会合はまだ未定です」⇒次の会合は未定です
次の会合はまだ決まっていません

後で読んだり、よく考えると
同じ意味の言葉を重ねて使っていることがあるので
読み返して確認してみましょう。

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今週は、覚えておきたい間違いやすい表現についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法         < 表現ワンポイント(4)
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                             「各位殿」

複数の人へ向けたメールの宛名の間違いでよく目にするのが
「各位殿」「各位様」
という表記です。

「各位」とは、多くの人を対象にして、その一人一人に敬意を表す語。
「各位」という語そのものに「皆様」「皆様方」という意味があるので
敬称の「殿」や「様」を付ける必要はありません。

関係者各位
会員各位

とすることで「関係者の皆様」「会員の皆様方」という意味になります。
社内で同一部署の社員に一斉送信するような場合は
「各位」だけでも問題ありません。

「保護者様各位」という表現も、
「保護者様様」という意味になるため、「各位」の前に敬称は不要。
「保護者各位」として失礼にはなりません。

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これまで何度か、当メールマガジンで取り上げてきているのですが
メールでもよく見かける「よくある表現の間違い」を今回は紹介します。

手紙やメールでよく使われる「ご自愛ください」という表現。

相手に対して「ご自分の健康状態に気をつけてくださいね」
という気づかいを伝える定番フレーズです。

ただ、同じ言葉を使っていても、次の表現はNGです。
「くれぐれもお体をご自愛ください」

なぜなら
「ご自愛」の言葉の中に「ご自身の体を大切にしてください」という意味が
込められているので、「お体」は不要です。

この場合
「くれぐれもご自愛ください」
で完結します。
ほかにも、このような使い方ができます。

「時節柄、ご自愛ください」

「風邪がはやっています。どうぞご自愛ください」

メールや手紙の結びの言葉として「ご自愛ください」を使う場合
「お体」を添える必要はない、と覚えておきましょう。

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今週は、読者のかたからいただいた質問にお答えします。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法          < 読者からの質問(2)
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                            「お手数…」

【あな添】にいただいたメールですが、こちらで紹介します。

<読者からの質問>————————————————

早速ですが、私が添削していただきたいメール文は

「お手数お掛けいたしますが、よろしくお願いいたします」
です。

仕事で取引先に資料や図面データを請求することが多々あるのですが
私は下請けの立場ですので、上記のメール文をよく使います。

でも、「いたします」 を二度使ってるので少し
しつこい感じがしております。

その日の私の気分によって
「お手数お掛けしますが、よろしくお願いいたします」
というように、「いたします」が重ならないようにしたりもしますが
どちらの方がよいのでしょうか?

他にも適当なメール文があるでしょうか?
(読者 K.Yさん)
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「お手数お掛けいたしますが、よろしくお願いいたします」

について調べてみたのですが、慣用的に
「お手数お掛けいたします」
と使われているケースが多くみられます。

ただ、「いたします」が続くのは
すっきりしませんよね。

表現のバリエーションとしては
次の言い回しがあります。

「お手数をおかけしますが、よろしくお願いいたします」

「お手数をかけますが、よろしくお願いいたします」

「お手数でございますが、よろしくお願いいたします」

「お手を煩わせますが、よろしくお願いいたします」

「お手数をおかけしますが」でも
「お手数をかけますが」でも差し支えないのですが、
ポイントは
「お手数」の次に「を」を入れることです。

「お手数おかけしますが」や
「お手数かけますが」よりも
「を」を入れる方が文として丁寧な印象を与えます。

「いたします」が続くのを避ける表現としては
接遇用語でもある
「お手数でございますが、よろしくお願いいたします。」
が無難ではないでしょうか。

 
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