今週は、ビジネスメールに使える大和言葉を紹介します。
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仕 事 の メ ー ル 作 法                        < 大和言葉の活用
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                           「心ならずも」

人からの頼み事や誘いに応えたいけれども
事情があって、どうしても断らなければならない。

そんなときに用いるとよい大和言葉が
「心ならずも」
です。

例)せっかくお声掛けいただいたのですが、
心ならずもお断りした次第です。

相手の期待に応えられなかったときや
自分の思いに反して相手に迷惑をかけてしまったときに
「心ならずも」
のひと言を添えると
残念な気持ちを伝えることができます。

意味を同じくする言葉としては
「やむを得ず」
「やむなく」
があります。

似た言葉に
「図らずも」
がありますが、これは
思いがけず、あるいは意図せず
好結果がもたらされたようなときに用います。

例)図らずもその日にお目にかかることができました。

今週はこのように、
ビジネスメールにも使える
大和言葉の言い回しを紹介します。

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今週は、依頼にまつわるメール対応についてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法      < 依頼メールあれこれ(3)>
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                         依頼に対する返答

 今週は、人に依頼するとき、
 人からの依頼を受けるとき、
 または、断るときのポイントを紹介しています。

 依頼や頼み事を引き受けるとき
 「いいですよ」「分かりました」という意思表示を
 メールでする場合、

 一般的に使われるフレーズが
 「承知しました」
 「承りました」
 です。

 「かしこまりました」というフレーズもありますが、
 こちらは電話や直接対応するときに用いられることが
 多いようです。

 では、即答できないときは?

 確認して返答する場合は
 「確認しまして、すぐにご連絡いたします」
 「すぐに確認いたしますので、少々お時間をいただけますか」
 としますが

 ここでのポイントは「すぐに」。

 この一語がなくても用件は伝わりますが
 あれば、自分の用件に迅速に対応してくれている
 と相手がイメージできます。
 
 すぐに対応できない場合は

 「担当者が出張中ですので、確認後
  9月2日(金)中にご連絡いたします」

 と、いつまでに返答できるかを提示すると
 相手もめどがつきます。

 依頼に対して
 即答できるとは限りません。
 
 確認や返事がすぐにできない場合は、
 どのくらい時間を要するのか、
 いつまでに返答できるのかを
 相手に伝えることを心がけましょう。



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今週は、メールで無意識に書いていないかをチェック!
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法     < 文章を書くときのクセ(2)>
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                           「思います」

 メールに限らず、文章を書く(入力する)際、
 自分では気づかぬうちにクセになっていることに

 文末が「思います」や「思いました」の
 繰り返しになっているケースがあります。

 「ミスをしないように気をつけようと思います」
 「努力しようと思います」
 「きちんとメモをとろうと思いました」

 など、同じメールや文面に
 「思います」や「思いました」を何度も使うと

 思うだけで実行しない(できない)
 主体性のない人という印象を
 与えかねません。

 特に、ミスを反省したり、意志表示をしたりする場合は、
 「思います」より「~します」と
 言い切る方が相手に伝わります。

 「ミスをしないように気をつけようと思います」は
 文末を「気をつけます」に。

 「努力しようと思います」は
 「努力します」あるいは「~に努めます」に。

 「きちんとメモをとろうと思いました」は
 「メモをとるようにしています」あるいは
 「メモをとることにしました」に。

 「思う」だけでなく、
 行動した結果や意思を伝えるようにすると
 責任感や実行力のある人という印象を与えることができます。

 「思います」や「思いました」を使うのがクセになっていると
 消極的、逃げ腰という印象につながるので
 多用しないように気をつけましょう。

※参考 バックナンバー
「~と思います」< 文章のぜい肉を取る >VOL.1301


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今週は、意味を取り違えやすい言葉についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法                       < 間違いやすい言い回し(3)>
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「感心する」

———————————————–
課長のクレーム対応には感心しました
———————————————–

相手の優れた行為に感動したときの褒め言葉として
「感心する」「感心した」
を使います。

しかし、「感心」は本来、
目上の人から目下の相手、あるいは
同等の相手に対して使う言葉です。

上司や客先など、目上の相手に対しては
「感心する」の代わりに
「敬服する」を使う方が適切です。

したがって、上記の文例は、下記のように書き換えます。

———————————————–
課長のクレーム対応には敬服(いた)しました
———————————————–

「感心」は次のように用います。

———————————————–
佐藤さんのきめ細かい心配りにはいつも感心します。
———————————————–

「感心」「敬服」以外に「感服」という言葉もあります。

———————————————–
課長の司会進行には、いつもながら感服します。
———————————————–
あるいは
———————————————–
佐藤さんの司会には、いつもながら感服します。
———————————————–

このように「感服」は、目上の相手にも目下の相手にも使えます。

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今週は、 気をつけたいメールの敬語の使い方についてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法          < うっかり敬語(5)>
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                         「了解しました」

 ビジネスメールだけでなく、
 電話や対面での対応でも
 うっかり使ってしまいがちな敬語の間違いについて
 今週は取り上げてきました。

「分かりました」という意味で用いる
「了解しました」という言い回しについては

 ・「了解しました」でも「承知しました」でも、どちらでもよい

 ・ 相手に合わせて、好きな方を使えばよい

 という見方もありますが
 改めて、言葉の違いを確認したいと思います。


 「了解しました」と「承知しました」の違いについては
 当メールマガジンでも過去に何度か取り上げてきました。

 ▼バックナンバーの一例
 「了解しました」< 敬語注意報(5)>VOL.1674
 

 上記のバックナンバーにも書いていますが
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  「了解」とは、相手の事情や伝達内容を理解して“承認”すること。
  認めるという意味合いが含まれる言葉なので
  本来は、上司が部下に了承の意を伝えるときに適した表現です。
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 したがって
 上司が部下からの連絡に返信する際、
 「○○の件、了解しました」
 のように使うほか

 自分が上司の承認を得ることを相手に伝えるときも
 「○○の件については上司の了解を得てから、ご連絡します」
 のような使い方もします。

 対して、「承知」は
 相手の事情を知ること、分かっていること。
 相手からの申し入れや頼みをききいれるときに用いる言葉です。

 「了解」「承知」それぞれの言葉の意味をたどると上記のようになるので、
 言葉の意味の違いを理解したうえで
 使い分けることをお薦めします。

 通常のやり取りで「分かりました、理解しました」という意で使うなら
 「承知しました」「承りました」
 とすればよいのですが

 目上の相手に「分かりました」と伝える場合は
 「了解しました」は避け
 「承知しました」「承りました」
 とする方が適切です。



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 【しごび】 の お 知 ら せ
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 残席2席となりました。
 あとわずかですので、お申込みはお急ぎください!

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        ビジネスメールでも使える!
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今週は、 気をつけたいメールの敬語の使い方についてです。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法      < うっかり敬語(3)
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                       「~させていただく」

 ビジネスメールだけでなく、
 電話や対面での対応でも
 うっかり使ってしまいがちな敬語の間違いについて
 今週は取り上げています。

 ファーストコンタクトのメールの書き出しで
 こんな自己紹介文を目にしたことはありませんか?

 「○○プロジェクトのリーダーをさせていただいております
  佐藤です」

 名乗る本人は、相手に自分の立場を
 丁寧かつへりくだって伝えようという気持ちで
 「~させていただく」を使っているのでしょうが、

 この言い回しでは
 相手の承認・了承を得てプロジェクトのリーダーに
 ならせてもらっている、ということになります。

 ▼「~させていただく」について述べたバックナンバーはこちら
  「お話をさせていただく」< おかしな敬語(3)>VOL.1559

 したがって、上記の一文は

 「○○プロジェクトのリーダーの佐藤です(と申します)

 と名乗るのが適切です。

 「メールで関連資料をお送りさせていただきます
 という一文も「~させていただきます」は不要。

 「メールで関連資料をお送りします(いたします)

 として相手に失礼になりません。

 相手に社内の担当者が休みであることを伝える際
 「山田は本日、お休みさせていただいております
 という言い回しも

 休んでいるのは会社の規定や自分の都合によるもので
 相手に許可を得てとるわけではないので

 「山田は本日、休んでおります
 あるいは
 「山田は本日、休みです
 として差し支えありません。

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