今週は、メールと手紙の使い分けについて考察します。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < メールか手紙か >
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入社したい会社へのアプローチ
読者のかたからこんな相談をいただきました。
入社したい地元企業があるが「あなたの会社で働かせてください」という
趣旨のメールを直接社長に送る場合、どんな点に注意して書けばよいでしょ
うか? というものでした。
▼ 印象に残る方法を考えると…
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真っ先に私は、
「この場合、メールではなく手紙の方が得策です」とお伝えしました。
相談者は、多忙な相手に手間を取らせたくないという気持ちから、メール
でのアプローチを考えていました。
しかし、この場合、一日何十通ものメールを受け取っているであろう相手
にメールを送るより、手紙の方がより印象に残ると考えたからです。
簡易さでは「 メール > 手紙 」ですが、
丁寧さに関しては「 手紙 > メール 」。
トライアルやオーディションなど、応募の段階で「メールにて送付」とい
う指定がある場合は別として、この相談のケースでは封書で送ることをお
勧めしました。
伝達目的のメールであれば簡潔であることがポイントですが、その会社に
対する真剣な想いとか動機、提案を詳しく書くのなら、手紙が有効。
保存性があり、どこでも手にとって読めるのも手紙の効用です。
今週は、こんなふうにメールと手紙の使い分けについて考えていきましょ
う。
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